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中高生3人組、”生成AI悪用”『ハッキング&クレカ不正利用』で逮捕!リーダー中3男子『本人確認が甘い楽天を狙った』…ネットでも驚きの声
27日、警視庁は”生成AIを悪用”して作成したプログラムで「楽天モバイル」のシステムにアクセスして『ハッキング&クレカ不正利用』を行ったとして、中高生3名を逮捕しました。全体の指示役だった滋賀県米原市の男子中学生(15)は、「契約の上限数が多く、本人確認が甘い楽天を狙った」と供述しています。
プログラムは岐阜県大垣市の男子高校生(16)が作成し、不正入手した通信に必要な「eSIM」回線の販売は東京都立川市の中学生男子(14)が行っていました。
生徒3名は違法サイトを利用して約1万件のクレジットカード情報を購入し、カードの不正利用を行ったことも判明。プログラムの内容は、機械的にIDとパスワードを入力して、契約者と一致した場合回線数を上限まで追加契約するものです。処理速度を上げるために、生成AIが悪用されました。
男子学生は通信アプリ「テレグラム」を利用しており、購入した約33億件のIDなどを入力。約22万件が不正ログインにあったとみられます。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは上限が5回線までで、追加契約に本人確認が必要です。楽天モバイルは1つのIDで最大15回線まで契約可能で、追加契約に本人確認書類が不要であったため今回の犯罪で利用されました。
米原市の男子生徒は各社契約条件と本人確認の有無を調べたという旨の供述をしており、他社との比較を行ったうえで楽天モバイルを利用したことがわかっています。
このほかにも、生徒3名はアメリカの違法サイトを利用して約1万件の他人名義のカード情報を入手し、ゲーム機購入などにより約350万円を不正利用したことが明らかになっています。
27日、楽天モバイルは不正対策強化と再発防止に努めるとし、「お客様にご迷惑とご心配をおかけして、深くおわび申し上げる」と取材で回答。今回の男子学生によるAI悪用について、ネットでも驚きの声が上がっています。
この記事に寄せられたネットの声
- 「凄い時代がやって来た…」
- 「こういう知恵を勉強に向ければ良いのに」
- 「中高生がやったにしては高度すぎるし悪質性が高い。 完全に犯罪。 少年法で守られている場合じゃない。」
- 「こんな子供に甘いと言われて狙われた楽天は恥じた方がいい。」
- 「AIの進化が早すぎて、法律や規制が全く追いついていない。今回の事件は、まさにそれを象徴していると思う。」
生成AIなどの最先端の知識は、大人よりも子どもの方が吸収しやすく、使い方の幅も広げやすいのかもしれません。だからこそ、大人が子どもに対してしっかりと善悪を教えることが重要といえます。