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アメリカで歩行者の信号無視が合法化 話題に
ニューヨークで今月から、歩行者の信号無視が合法となりました。日本では考えられない光景が、アメリカの大都市では日常となっています。
ニューヨークの街角では、赤信号でも多くの人が横断歩道を渡っています。赤信号を待つ人の雰囲気は日本とまったく異なり、車の途切れを見つけると、ためらうことなく道路を横断するのが一般的な光景です。
これまでニューヨークでは信号無視に250ドル(約3万7千円)の罰金が科されていましたが、法律が改正され今月から信号無視や横断歩道のない場所での横断が合法化されました。
この法改正の背景には大きく2つの理由があります。
まず、そもそも信号を無視する人が多すぎてルールが形骸化していたことです。現地の人々にとって信号はほぼ「参考程度」のものであり、「車が来ていなければ渡る」という考え方が文化として定着していました。
もう一つの理由は人種差別問題です。交通安全に取り組むNGOによると、信号無視の取り締まりは黒人や有色人種に対して不均衡に適用されていました。違反切符を切られている人の9割以上が黒人やヒスパニック系で、警察が信号無視を職務質問などの「口実」に使っているという批判も出ていました。
現地民の中では左右をしっかり確認し、自分の身は自分で守るという意識が広がっていますが、今後の事故発生率の増減に注目が集まることは必須でしょう。
この話題に寄せられたネットの声
「信号無視した人を轢いても合法という法律にしてくれ」
「うわぁ…日本に来たら同じように信号無視するんじゃないの…?」
「命の値段のほうが安いと言われてるみたいだ…」
「さすがに秩序なくなるんじゃないの?」
「こんな感じで道路に出られても車停まれなくないか…?」
「こんなんされたら大渋滞起こるだろ・・・」
この話題には多数の批判的なコメントが寄せられていました。