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遊園地に来たのに子どもが笑顔じゃない…
家族で遊園地に行ったとき、誰だって子どもの笑顔を見たいですよね。でも実際は、子どもが退屈そうにしていたり、ぐずって泣いてしまったりしている場面を目にすることがあります。せっかく楽しみにして来たはずなのに、なぜ子どもが笑顔になれないのでしょうか。
子どもは楽しいことが大好きですが、大人のように言葉で気持ちを伝えることが苦手な場合もあります。表情が曇ってしまったり、不機嫌そうに見えたりする原因は、実は親が気づかずにしている行動にあるかもしれません。
遊園地は、楽しい反面、混雑や騒音、慣れない環境など、子どもにとってはストレスを感じやすい場所でもあります。そんなとき、親のちょっとした配慮が不足していると、子どもの表情からどんどん笑顔が消えていきます。
実際、ある調査によると、遊園地で子どもが泣いたりぐずったりする原因の多くは「親の行動」によるものだそうです。もちろん、わざと困らせようとしている親はいませんが、知らず知らずに子どもを楽しませることから離れてしまうことがあるのです。
次に紹介するのは、子連れで遊園地を訪れた際に、親がつい「うっかり」やってしまうNG行動です。これらを知っておけば、次に遊園地を訪れるときに子どもの笑顔が増えるはずです。
子連れの遊園地でやってはいけないNG行為6つ
遊園地は楽しさいっぱいの場所ですが、大人が無意識にとった行動が、子どもを危険にさらすこともあります。親が注意したいポイントを見ていきましょう。
1. 子どもをほったらかして大人がアトラクションに乗る
遊園地の絶叫系アトラクションは、日常では体験できないスリルを味わえるものです。大人でもついつい「ちょっとだけ」と、誘惑に負けて乗りたくなってしまいます。しかし、小さい子どもを待たせて大人だけでアトラクションに乗ってしまうと、予想以上のリスクがあります。
例えば、大人がほんの数分だけのつもりで乗っても、待っている子どもにとってその時間はとても長く感じます。子どもは突然の不安に襲われたり、寂しさで泣き出したりするかもしれません。また、目を離した隙に子どもが動き回って、思わぬケガをする危険もあります。
警察庁や自治体でも「混雑した場所で子どもを一人にしないこと」を強く注意喚起しています。遊園地は安全そうに見えますが、多くの人が訪れる場所だからこそ、注意を払う必要があるのです。
子どもと一緒に乗れないアトラクションは、別の日に改めて楽しむか、子どもが一緒に乗れるアトラクションを選ぶようにしましょう。親子が一緒に楽しめるものを選べば、子どもの笑顔も増えて、親自身も心から楽しめます。
2. 子どもの身長や年齢制限で嘘をつく
遊園地には必ずと言っていいほど「身長や年齢の制限」が設けられています。これは決して意地悪なルールではなく、子どもの安全を守るために専門家が設定した基準です。
たとえばジェットコースターなどのアトラクションでは、シートベルトや安全バーが十分に機能するためには一定の身長が必要です。身長が足りない子どもが乗ってしまうと、揺れや急降下の衝撃で身体がシートから浮いてしまい、大きな事故になる可能性があります。
実際、日本国内のテーマパークで起きた事故の事例を見ても、安全基準を無視したためにけがをしたというケースがあります。遊園地のスタッフは、「ほんの数センチ足りないだけ」という親の申し出を断りますが、それは子どもの命を守るためです。
子どもが乗れないアトラクションがあっても、嘘をついてまで無理に乗せるのはやめましょう。身長や年齢が足りるまで楽しみを取っておくのも、子どもにとって良い体験になります。「大きくなったら乗ろうね」と子どもと約束をするのも、ひとつの楽しみ方です。
3. 子どもから目を離す
遊園地では、親自身もつい童心に返って楽しんでしまいます。鮮やかな風船や美味しそうなおやつ、気になるお土産を見つけると、つい目がそちらに行きがちですよね。でもそのわずかな瞬間に、子どもが迷子になってしまうことがあります。
実際、日本の遊園地やテーマパークでは、迷子は日常的に起きています。ある調査では、来園者の多い遊園地の約3割が「1日に複数回の迷子対応をしている」と回答しています。特に混雑した遊園地では、子どもが一瞬目を離した隙に人混みに紛れてしまい、発見までに長時間かかることも珍しくありません。
子どもは興味を引かれるとすぐに歩き出します。遊園地は好奇心を刺激するものがたくさんあるため、なおさら目を離してはいけません。できれば子どもの手を離さずに行動するのが一番ですが、それが難しい場合は常に視界に子どもを入れるよう心がけましょう。
4. 大人のやりたいことばかりを優先する
家族で遊園地に行くと、大人もつい張り切ってしまい、計画をしっかり立てたくなるものです。でも、楽しませるつもりが逆に子どもに我慢を強いてしまっていることもあります。
例えば、親が自分の好きなアトラクションばかりを選んでしまうと、子どもは退屈したり不安になったりします。ある心理学者によれば、「子どもは自分の意見が受け入れられないと不安を感じやすい」とのこと。親が良かれと思っていることでも、子どもは「自分は楽しめない場所に来てしまった」と感じてしまうことがあります。
親が楽しむこと自体は悪いことではありません。ただ、遊園地では子どもを主役にして、そのペースを大切にするのがポイントです。「次はどこに行きたい?」と子どもに聞いて、意見を取り入れてあげることで、家族みんなが楽しめます。
5. 写真撮影に夢中になって子どもを見ていない
スマートフォンやデジカメの普及で、写真撮影は遊園地の楽しみのひとつになりました。SNSに素敵な写真をアップしたい気持ちはよくわかります。でも、撮影に夢中になりすぎて子どもから注意がそれてしまうのは、大きなリスクがあります。
最近では、撮影に集中している間に子どもが遠くに行ってしまったり、転んでケガをしたりするケースが増えています。撮影に集中していると、周囲の変化に気づけず、事故を防ぐことも難しくなります。
特に混雑している遊園地では、一瞬の油断が事故につながります。子どもの写真を撮るのは良いことですが、撮影をするときは子どもが安全な場所にいることを確認し、できれば一緒に撮影を楽しむ工夫をすると良いでしょう。
6. 子どものトイレのタイミングを忘れる
遊園地では、楽しさのあまり子どものトイレのタイミングを見逃しやすくなります。「さっき行ったばかりだから」と思っても、子どものトイレはタイミングが予想しにくいものです。特に小さな子どもは、自分からトイレに行きたいと伝えることが苦手な場合があります。
混雑した遊園地では、トイレの場所がすぐに見つからなかったり、混雑して並んでいたりすることもよくあります。その結果、子どもが間に合わなくて失敗してしまったり、遊びの途中で急にトイレを探し回ることになったりします。
こうしたトラブルを防ぐためには、アトラクションに並ぶ前や休憩のタイミングで「トイレ大丈夫?」と子どもにこまめに声をかけるようにしましょう。トイレ休憩を定期的に取ることを習慣づけると、安心して遊園地を楽しむことができます。
親子で楽しく過ごすために覚えておきたいポイント
遊園地で親子が一緒に笑顔になれるかどうかは、ちょっとした工夫次第です。子どもと大人では、楽しめることや疲れの感じ方が違いますよね。そのため、大人の視点だけでなく子どもの目線を取り入れることで、楽しさは何倍にも膨らみます。
これから紹介するポイントを心がければ、遊園地で子どもの笑顔がぐんと増え、大人も気持ちよく楽しむことができます。具体的なポイントをひとつずつ見ていきましょう。
子どもの年齢に合った遊園地選び
遊園地選びは、「靴選び」に似ています。サイズが合わない靴を履くと歩きにくくて疲れてしまいますよね。それと同じで、子どもの年齢に合わない遊園地を選ぶと、子どもは思いきり楽しめません。
たとえば、小さい子どもが多い家族なら、小さい子向けのアトラクションが豊富な施設を選ぶと安心です。逆に小学生以上の子どもであれば、少し刺激的なアトラクションも楽しめます。施設の公式サイトなどで事前に情報収集し、子どもの年齢や好みに合った遊園地を選ぶのがベストです。
また、小さい子がいる場合、施設内に休憩スペースやベビーカーの貸し出しサービスがあるかどうかも確認しておきましょう。こうした準備ができていると、家族全員が快適に過ごせます。
早めに休憩、早めの帰宅がベスト
楽しい場所にいると「もっと遊びたい」とつい欲張ってしまいます。しかし、子どもの疲れは大人が思っている以上に早く溜まるもの。大人がまだまだ平気でも、子どもはすでに疲れていることが多いです。
専門家も、「子どもは疲労を感じても自分で適切に伝えられない」と指摘しています。疲れが溜まると、子どもは機嫌が悪くなったり、体調を崩して熱を出したりすることもあります。そうなると楽しいはずの思い出が台無しになってしまいますよね。
そこで、こまめに休憩をとり、元気なうちに早めに切り上げることをおすすめします。そうすれば、子どもも楽しいまま遊園地を後にでき、家族みんなが笑顔で帰宅できます。
最低限の荷物で身軽に遊ぼう
子どもを連れて遊園地に行くと、「念のため」とつい荷物が増えてしまいますよね。しかし、荷物が多すぎると身動きが取りにくく、親の疲れも早くなります。
遊園地で快適に過ごすには、荷物を最小限にする工夫が重要です。たとえば、飲み物やおやつは遊園地内でも調達できるので、あまり大量に持ち込まなくても大丈夫です。また、着替えも最低限に絞り、施設内のコインロッカーを利用すると荷物が軽くなります。
荷物が少ないと、大人の体力にも余裕が生まれます。その結果、子どもと一緒に思い切り遊べる時間が増え、親子ともにストレスなく遊園地を満喫できます。