赤いきつねCM問題”性的”と指摘され非実在型炎上したCMの企画会社が声明発表 過度な誹謗中傷『看過できない』ネットでは「全く性的でない」「クリエーター個人への誹謗中傷なんて、もはや犯罪」の声

東洋水産が発売しているマルちゃんシリーズ「赤いきつね」の新規WebアニメーションCMに対して、公開後SNSで”性的”との指摘が上がっており、作成に生成AIが使用されているのではないかとの疑惑が浮上。企画会社チョコレイトはXにて、生成AIの使用を否定し、制作関係者個人への誹謗中傷や虚偽の情報拡散をしないよう求めました。

赤いきつねCM問題”性的”と指摘され非実在型炎上したCMの企画会社が声明発表 過度な誹謗中傷『看過できない』

東洋水産が販売しているマルちゃんシリーズ「赤いきつね」の新規WebアニメーションCMが、SNSなどで”性的”と指摘され波紋を広げています。Webアニメの企画に携わった企画会社チョコレイトが、Xで生成AIの使用を否定し、制作関係者個人に対する誹謗中傷や虚偽の情報拡散は控えるよう求めました。

赤いきつねのCMは、緑のたぬきと併せて2025年2月6日にWeb上で公開されました。赤いきつねの動画概要欄には「寒い冬の夜。家で一人、ドラマはクライマックスへ」と記載されています。

このCMでは、冬の夜に若い女性が暗い部屋でテレビドラマを見ながら静かに涙を流し、「赤いきつね」を食べる様子が描かれています。CM内では、女性が頬を赤く染めながら麺をすすり、途中で髪をかき上げたり、うどんをすする口元がアップで映し出されるシーンがあります。

2月16日ごろから、SNS上で「気持ち悪い」「共感できない」など、若い女性キャラクターの表現に対する批判が相次ぎ、さらに制作過程で生成AIが使用されたのではないかとの憶測も浮上しました。一方で、「何も問題を感じない」「なぜ炎上しているのか分からない」といった意見もあり、実際には炎上していないのに騒がれている「非実在型炎上」だとする指摘も見られます。

アニメーション制作を担当したチョコレイトは、2月21日にXで公式見解を発表しました。同社は「一部SNS上において『生成AIを使用している』との憶測や、関係者個人に対する誹謗中傷が発生しております」とし、制作過程において生成AIは一切使用しておらず、すべてプロのアニメーター・クリエイターによる手作業で制作されたことを説明しました。

また、チョコレイトは「クリエイティブに対する責任を持つ立場として、制作に関わるすべての関係者を守ることが責務である」と述べ、虚偽の情報拡散や関係者に対する誹謗中傷は、名誉を著しく毀損する行為であり「看過できない」としています。

続けて、「特定の個人への悪質な誹謗中傷や虚偽の情報拡散」を控えるよう呼びかけました。現在、赤いきつねのWebCMに対しては、SNS上でさまざまな意見が飛び交っています。

この記事に寄せられたネットの声

  • 「全く性的でないし、むしろアニメーションとして精緻で描写が細やかで良いとすら思う。」
  • 「キャラクターデザインを手掛けたクリエイターのアカウントに誹謗中傷コメントが殺到した事に対しては許せないと感じる。」
  • 「誹謗中傷に対しては、開示請求なりなんなりして、正攻法で戦うことが一番だと思う。」
  • 「声の大きいだけの、道理のとおらない、もしくは個人の感想でしかないコメントに付き合う必要はないと思います。 クリエーターの個人アカウントに誹謗中傷なんて、もはや犯罪です。」
  • 「誹謗中傷がエスカレートすると、取り返しのつかない事態になりかねません。自分が投稿した言葉でどんなことが起きるリスクがあるか意識することが大切だと思います。」

さまざまな角度から見ることができるアニメーションであるため、観る人によって持つ印象が異なったのではないかと感じました。

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