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プロの技満載『ほうれん草のおひたし』
ほうれん草のおひたし、なんとなく作っていませんか?料理人・笠原将弘さんが作る『ほうれん草のおひたし』は、美味しさに秘訣満載!一度作ると、美味しくてこの作り方から抜けられなくなるかもしれません。
『ほうれん草のおひたし』の材料は、ほうれん草1把、塩適量、醤油適量、かつお節適量。「つけ汁」の材料は、だし200cc、醤油大さじ1.5、みりん大さじ1.5を用意しましょう。
大きなボウルに水を入れ、ほうれん草の根の部分を浸して洗い、土を除去します。時間がある場合は、ほうれん草に水を吸わせましょう。根の部分の赤くて硬い部分を少しだけ包丁で切り落とし、ボウルに水を張って根の部分をつけて1時間ほど水を吸わせます。こうすることで、ほうれん草がシャキッとなって火の通りもよくなりますよ。
茹でたほうれん草を浸す、地のつけ汁を作ります。「つけ汁」の材料を鍋にすべて入れ、沸騰させて味に一体感を持たせてみりんのアルコールを飛ばしましょう。沸騰させたら、地のつけ汁は一旦冷まします。
別の鍋でお湯を沸騰させ、お湯の量に対して1%の塩を入れます。沸騰したお湯にほうれん草の根元を入れて10秒ほど茹でたら、葉の部分も鍋に入れましょう。まんべんなく葉の部分を10秒くらい茹でて、ボウルに用意しておいた氷水に今茹でていたほうれん草を引き上げてすぐ入れます。
氷水に茹でた葉物野菜を入れることで、キレイな緑色を保ち、これ以上火が入るのを防げます。ほうれん草は、茹でることでシュウ酸が抜け、氷水に浸けることでさらにシュウ酸が抜ける野菜です。そのため、氷水に10分ほど浸けておきましょう。
水に浸けたほうれん草は、根元をそろえて持ち、しっかりと絞って水気を切ります。水を絞る工程が甘いと仕上がりが水っぽくなるので、しっかりと握りしめてほうれん草から水を絞り出してください。
水気を絞ったほうれん草に醤油をかけてなじませ、再度絞ります。料理人の間では”醤油洗い”や”むら洗い”と呼ばれる工程で、このステップをこなすことでさらに水っぽさを除去しやくなりますよ。醤油洗いをしてしっかりと水分を絞り切ったら、地のつけ汁にほうれん草をつけてなじませて冷蔵庫で1時間ほど置きましょう。
つけ汁に漬けたほうれん草は、きつく絞らないままでOKです。漬け終わったらほうれん草をまな板に出し、根元に切れ目を入れて食べやすい大きさに切り分けます。切ったほうれん草をお皿に盛り付け、かつお節をまぶしたら完成です。
プロが作ると段違いの仕上がり!視聴者の声
普段の作り方と一味違った、まさしくプロのおひたし。以下のような声が上がっています。
- 「こうしたら息子がたくさん食べるようになりました」
- 「シンプルな物ほど奥が深い…をまさに実感。」
- 「塩の量、ゆでる加減、シュウ酸のえぐみ抜きなどなど、料理は化学ってよくわかる解説でした。」
- 「いかに今までいい加減にお浸しを作っていたかが分かりました」
- 「びっくり!!プロはおひたしをこんなに手間暇かけて作るんですね。」
笠原さんの作り方をマスターして、自宅でお料理屋さんのほうれん草のおひたしを堪能しましょう。