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「白髪染めをやめたら、扱いが高齢者」とカミングアウトした近藤サト(56)の発言が話題に ネットではさまざまな意見も
今月11日、フリーアナウンサーの近藤サトさんが日本テレビで深夜に放送された『上田と女がDEEPに吠える夜』に出演。その際、近藤さんが日常生活の中で感じるエイジズムについて発言した内容がネット上で注目を集めています。
エイジズムとは、年齢に対する固定概念や差別的な視点を総称した言葉です。近藤さんは40代で白髪染めすることをやめて、白髪で生活するようになってから日常的に高齢者扱いされているように感じると語りました。
番組内では、具体的な例を挙げて日常生活で感じるエイジズムを紹介しています。例えば、近藤さんがセルフレジを利用していると、自然と人が近寄ってきて「お手伝いしましょうか」と声をかけられるという事例です。これは近藤さんが高齢者に見えるから、「セルフレジを操作するのは難しいのでは」という固定概念から行動を起こしているのではないかと感じるといいます。
また、ATMでお金をおろす際にも「大丈夫ですか」と声をかけられるのだそうです。これは、高齢者をターゲットとした詐欺に遭っていないか心配されているように感じるといいます。
こうした日常に溢れるエイジズム体験を紹介し、「高齢者は機械に弱い、高齢者は助けないといけない、高齢者は弱い、みたいなところを、今、毎日浴びてます」とうんざりした様子を見せていた近藤さん。
しかし一方で、こうした店員さんや周囲の行動は親切心から来るものだと理解し、「見た目で判断するしかないじゃないですか。これを、エイジズムって言っていいものなのか」と悩ましい部分もあるという別の視点での意見も述べていました。
自分に向けられるエイジズム的な行動に若干うんざりしつつも、その行動が今の日本には必要であることも理解を示す近藤さんの意見には、さまざまな声が寄せられています。
この話題に寄せられたネットの声
「うんざりって…いいことじゃないか そうやってお年寄りに優しい国なんだよ」
「これだけ白髪だと高齢者にみえるからしかたない」
「実際の年齢は分からないから、見た目である程度判断するしかないよね」
「だからグレーヘアにする勇気が湧かない…」
「こんな綺麗な顔の人でもそうなんだ。もう一般人とかここまでヘアケア難しいし、髪染め一択になっちゃう」
近藤さんの感じる日常のエイジズムに対して、優しい日本ならではの良い光景だという意見が多くある一方で、「やっぱり白髪になるとお年寄りに見られるのは切ない」という本音の意見も多く見受けられました。
近藤さんも理解を示している通り、他者に手を差し伸べる姿勢は一般的には善行です。自分の年齢や見た目に対して、自分自身が寛容になる心持ちも必要なのかもしれません。