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レンタカーを利用する時はタブーやトラブルに要注意
近年、自家用車を所有する人の数が減少している反面、レンタカーを利用する人の数は右肩上がりに伸びています。車を運転したいけれど、自分で所有するには金銭的に難しい人が増加していることの表れだと考えられます。
運転したい時だけ利用できるレンタカーはとても便利なサービスですが、自動車というリスクも伴う車体を運転するだけあり、細かいルールが定められています。
また、時にはレンタカー会社と利用者の間にトラブルが発生することもあるので、借りる前に注意点やルール、マナーなどを理解しておくことが大切です。
レンタカーをした時の『絶対NG行為』5選
レンタカーを利用する時、どのような行為がルール違反、または店舗側に迷惑をかけることになるのでしょうか。下記で紹介する行為は高額な賠償金が発生するケースもあるので気をつけましょう。
1.運転者を伝え忘れる
レンタカーを利用する際は、借りる車体を運転する可能性のある人、全員の免許証の提示が必要です。運転する人を1人でも伝え忘れてしまうと、いざ運転してトラブルを起こした際、契約違反となってしまいます。
レンタカーを借りる前に、必ず受付で店舗側に運転者の人数確認(あるいは記入の必要)が行われます。その際、運転する可能性のある免許を所持している人は、全員申告しましょう。
2.出発前に車体に傷がないかチェックし忘れる
出発前、借りる車体の確認が行われます。その際、必ず出発前の車体に傷がないか隅々までチェックしてください。意外とこの過程を怠る人が多く、これが後に大きなトラブルとなる可能性があります。
出発前に傷があることに気づいていない場合、返却時に店舗側が見落としていた傷を見つけ「傷をつけたのでは」と疑念を抱き、場合によっては修理費用の請求などに発展する恐れも十分あり得ます。
借り手側は傷をつけた記憶が一切ないため、「自分達がつけた傷ではない」と反論しトラブルになったり、泣く泣く身に覚えのない傷に高額な金額を支払うことになったりするケースも少なくありません。
3.返却時にガソリンを満タンにしていない
ほとんどのレンタカー店では、返却時にガソリンを満タンにして返却するのがルールとして定められています。
もしも返却時にガソリンを満タンにせずに返却してしまうと、ガソリンの不足金を支払うことになったり、足りていないガソリン代を走行距離などから計算され、結果としてガソリンを満タンにするよりも高額になる恐れもあるので注意しましょう。
4.車内を汚した状態のまま返却する
一般的な常識として、借りたレンタカーを返却する際は、なるべく借りる前と同じ状態に綺麗に掃除してから返却しましょう。
お菓子や飲み物の食べこぼしをそのまま放置していたり、靴についた砂や泥を車内へ持ち込み、汚れた状態のまま返すといった行為は、お店側に迷惑をかけてしまいます。どうしても落とせない汚れは返却時に自己申告し、清掃料などを支払うのがマナーです。
5.不具合やトラブル発生時に店舗に報告しない
レンタカーを運転している最中、事故や速度超過などによる反則を取られた場合、その不具合やトラブルを店舗側に報告する義務が発生します。
「お店側にバレると面倒だから」と報告せず、そのまま無断で返却してしまう人がいますが、後に警察から連絡が入った際、報告義務を怠ったとして罰則を設けられてしまうこともあるでしょう。
必ずレンタカーを運転している最中にトラブルが生じた場合は、警察への連絡と同時に店舗側へも連絡を入れてください。
レンタカーを利用する時の基本的な流れ
レンタカーを利用する際は、以下の手順で予約からレンタカーの利用、返却までを行いましょう。
- 事前に予約する
- 当日、店舗に訪れ車体チェックや操作方法、本人確認書類の提示などの確認を行う
- 安全に注意してドライブを楽しむ
- 返却前に必ず店舗近くのガソリンスタンドでガソリン満タンにしておく
- 時間に余裕を持って返却する
先に紹介した通り、運転する可能性のある人は全員申告し、免許証など必要なものを提示してください。また、出発前には車体に傷がついていないか、どのような保険に入るべきなのかも確認しておきましょう。
最後に、店舗側の規則に従ってガソリンを満タンにしてから返却します。返却時刻を過ぎてしまうと超過料金が発生するため、時間に余裕を持って行動しましょう。
レンタカーを利用する時は必ずルールやマナーを守って
いかがでしたか。レンタカーを利用する際は、必ず店舗側から提示されたルールを守り、後々トラブルにならないよう、事前の車体チェックや安全運転によく注意を払ってください。初心者の方は初心者マークをつけることも忘れずに!