菖蒲湯はいつ入る?菖蒲の楽しみ方や効能

菖蒲湯 いつ

買い物をしているときに、売り場でたまに見かける菖蒲(しょうぶ)。子供のころ、菖蒲湯(しょうぶゆ)に入ったことがある人もいると思います。菖蒲湯って、そもそもいつ入るものなのでしょうか。また、なぜ菖蒲湯に入るのでしょうか。今回は菖蒲湯について、いろいろと学んでいきましょう。

菖蒲湯に入る時期

菖蒲湯 いつ

菖蒲湯に入る日は、端午の節句である5月5日です。端午の節句の風習としては、菖蒲湯に入る以外にもいくつか風習があります。たとえば柏餅を食べる、ちまきを食べる、こいのぼりを飾る、兜を飾るなどです。

菖蒲湯に入る時間は、いつ入らなければいけない、などの条件はありません。いつものお風呂に入るタイミングで大丈夫です。こどもの日の行事ですが、大人が菖蒲湯に入っても、もちろん問題ありません。こどもの日が近くなると、スーパーやお花屋さん、ホームセンターなどにも販売されています。

また、花菖蒲(はなしょうぶ)と菖蒲は全くの別物ですので、間違えて花菖蒲を買わないように注意してください。花菖蒲はアヤメ科で、菖蒲はサトイモ科です。

菖蒲湯の作り方

菖蒲湯 いつ

菖蒲湯の作り方をご存知でしょうか。まず、買ってきた菖蒲を束ねます。菖蒲がお風呂に広がるのが嫌でなければ束ねる必要はありません。しかし、束ねておくと片付けが楽になるメリットがあります。菖蒲の成分の多くは茎側にあるので、茎は切り落とさないようにしてください。

束ねた菖蒲をお風呂にお湯を入れる前に、浴槽に入れます(置きます)。後は、お湯をいれるだけなので、とても簡単です。お湯はちょっと熱めの42度くらいにしましょう。そのくらい熱いほうが、菖蒲の香りやエキスが出やすいためです。42度では、ちょっと熱いという方や、子供をお風呂に入れる際は、お湯が冷めてから入っても問題ありません。1度熱いお湯で菖蒲から香りやエキスを出しておくことがポイントです。

ちなみに、先程も間違えないように注意した花菖蒲は、有毒成分が含まれています。花菖蒲を入れた湯船に浸かった場合、皮膚炎などを起こす可能性がありますのでくれぐれも注意してください。

また、赤ちゃんについてですが、生後3ヶ月ぐらいまでは肌が弱いので、菖蒲湯に入れるのはやめておきましょう。4ヶ月以降の場合は、菖蒲をそのまま入れると肌を切ってしまう恐れがあります。そのため、細かく切ってネットなどにいれてから、浴槽に入れるようにしてください。

菖蒲湯の効能

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菖蒲には、香り成分として「アサロン」、「オイゲノール」が含まれています。この成分により、血行促進や保湿効果、疲労回復効果があるといわれています。また、漢方で「菖蒲根」があるように、胃の痛みを抑えたり、鎮痛や鎮静の効果も期待できるそうです。

地域によっては、菖蒲といっしょにヨモギを入れるところもあります。ヨモギにも、血行促進や保湿効果があるそうです。菖蒲と一緒にいれることで、より効果を期待できるといわれています。
ただし、ヨモギには陣痛促進作用がありますので、妊娠中の場合は、ヨモギを入れるのはやめておきましょう。

菖蒲湯に入る由来と意味

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端午の節句は、菖蒲の節句ともいわれており、菖蒲湯に入ることは昔からの伝統です。菖蒲湯に入り始めたのは、鎌倉時代のころといわれています。菖蒲という言葉は武道を重んじる尚武(しょうぶ)や勝負という言葉と同じ読み方。そのため、武士たちの間では縁起をかつぐために、菖蒲湯に入るようになったそうです。

江戸時代のころには、端午の節句が年中行事となりました。その頃から、将軍家に男の子が生まれると、のぼりを立ててお祝いをするようになり、それが庶民にも広まっていき、男の子が生まれた家では、こいのぼりを飾る習慣となっていきました。江戸時代に、今のような、こどもの日には男の子の誕生と成長を祝う日となったといわれています。

菖蒲湯で菖蒲を巻く場所

お湯で柔らかくなった菖蒲を頭に巻いたことはないでしょうか?昔から菖蒲を巻くことにより、その場所が「よくなる」といわれています。頭に巻けば、頭がよくなる。お腹に巻けばお腹の調子がよくなるといった感じです。

菖蒲湯以外の菖蒲の使い方

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菖蒲湯以外の使い道について、いくつかご紹介していきます。

菖蒲酒

昔は、菖蒲酒を飲んで厄除けをしていたそうです。菖蒲酒の作り方は、日本酒に菖蒲の根を刻んで浸します。菖蒲の根自体は貴重な物のため、スーパーなどでは手に入らないかもしれません。その場合は、茎や葉で代用しましょう。30分から1時間程度浸していると日本酒に香りがうつってきますので、菖蒲酒が出来上がります。子供には水で代用しましょう。

菖蒲枕

菖蒲枕とは、枕の下に菖蒲を敷いて寝ることです。端午の節句の前日である5月4日の夜に、菖蒲の葉で編まれた枕で眠る習慣があったそうです。その後、編むのは大変なため、代わりに枕の下に菖蒲を敷いて眠るようになったといわれています。ほのかに香る菖蒲の匂いに癒やされてぐっすり眠ることができるそうです。使った菖蒲は、翌日に菖蒲湯として使用しましょう。

軒菖蒲・菖蒲屋根

軒菖蒲(のきしょうぶ)・菖蒲屋根は端午の節句の前日の夜に、束にした菖蒲を軒先にぶら下げたり、屋根の上にのせておいてたりして、朝を迎えることです。火事にならない、厄除けを願う習慣といわれています。集合住宅などの場合は、ベランダや入り口のドアなどに吊るしても効果があるそうです。

箸置き

菖蒲の葉を利用した箸置きです。葉を結んだり、ねじったりして箸置きにします。料亭や旅館などでは端午の節句の時期にオシャレな箸置きとして使われていることがあります。自宅でも、端午の節句の日にあわせて作ってみてはいかがでしょうか。

料理の飾り、盛り付けに

焼き魚などの盛り付けの脇に切った菖蒲を添えてみましょう。洗って水に濡れた菖蒲は、風情が出て、見た目も豪華になり、食欲が増します。

菖蒲打ち・菖蒲たたき

菖蒲湯で使用した束ねた菖蒲を外で地面に叩きつける遊びです。子供たちで、音を出しあって、より大きな音を出した子供が、勝ちになります。大きな音を出すことによる厄祓いの風習です。夜中にやると、近所の迷惑になりますので、菖蒲湯に入った翌日などに遊びましょう。

菖蒲切り

菖蒲を刀に見立てたチャンバラ遊びです。昔、武術の腕が上がることを願って行なったのが始まりとされています。敵を退治して厄払いをするという意味が込められた風習です。

菖蒲笛

葉笛と同じ方法ですが、菖蒲を5〜10cmぐらいの長さに切って、葉を口に挟んで音を鳴らす遊びです。最初は難しいかもしれませんが、練習してコツをつかめば誰でも音を鳴らすことができます。

菖蒲湯の残り湯の取扱

温泉菖蒲湯

普段、お風呂の残り湯を洗濯に利用している人もいることでしょう。菖蒲湯の残り湯でも問題なく洗濯に使えます。ただ、菖蒲の香りが洗濯ものにうつってしまう可能性があります。菖蒲の香りがうつるのが嫌な場合は、使用を避けたほうがいいかもしれません。

また、菖蒲と一緒にヨモギなどを入れている場合は、ヨモギの色が洗濯物にうつる可能性があります。この場合は残り湯で洗濯するのをやめておきましょう。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。菖蒲湯の意味、効能などを説明しました。菖蒲は、菖蒲湯以外にもいろいろと使い道があります。また、菖蒲はいろいろと効能があるといわれているので、ぜひ、日頃の生活に取り入れていってください。

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