テンセル素材の特長とメリット・デメリット

テンセル 素材

テンセルは洒落たデザインに定評のある服飾素材の一つ。テンセルという素材が使われた洋服は肌触りが柔らかく、快適に着られることも魅力ですよね。そんな魅力あふれるテンセル素材の洋服ですが、広く知られていないメリットが他にもたくさんあるのです。また、大切に着るためには知っておかなければいけないデメリットもいくつかあります。ここではそれら両方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

テンセル素材の特長

テンセル 素材

テンセル素材でできた洋服はデザイン性が高く、着心地の良いものが多いですが、それは一体何故なのでしょう。テンセル素材にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

テンセル素材は生地が非常に滑らかで柔らかく、他の素材にはない独特の肌触りがあることが主な特徴として挙げられます。

また、ハリや弾力のあるテンセル素材は、伸縮性が高いことも特徴となっています。そのため、テンセル素材の洋服を身につけた時、ピタッと体にフィットするような着心地の良さがあるのです。

さらに、シルクのように光沢がある生地なので、オシャレな洋服の素材にもマッチします。程よいドレープ感を覚えるテンセルは、スカートの素材としても利用されています。保湿性も高いため、寒い冬に活躍する素材としても知られています。

テンセル素材のメリットとデメリット

テンセル 素材

次にテンセル素材でできた洋服を購入する時に知っておきたいメリットとデメリットを紹介します。

メリット

テンセル素材の最大のメリットは、生地の強度が高く耐久性に優れていることでしょう。伸び縮みする素材なので破れにくく、また劣化しづらいというメリットも持ち合わせているので、長く着用し続けることも不可能ではありません。

また、湿潤な環境でも強度が低下しないことも大きなメリットです。乾きやすく吸湿性が高いことも嬉しいメリットですね。吸湿性が高いということは静電気を帯電しにくいということなので、静電気が気になる冬場などの乾燥する時期でも快適に着用することが可能です。

そして、ソフトな風合いがあり、見た目も光沢感に溢れているので、オシャレ着にもピッタリというメリットも挙げられるでしょう。

デメリット

メリットいっぱいのテンセル素材ですが、知っておかないと後悔するデメリットがいくつかあります。最も気をつけたいデメリットが、水洗いに弱いという点です。そのため、注意して洗濯をしないと生地が縮んだり傷んだりしてしまいます。

また、濡れてしまうと生地が少し硬くなってしまうのも難点です。そのため、雨の日の外出で着用するのには向いていません。さらに、テンセル素材は摩擦に弱いという弱点もあるので、擦れてしまうと表面が毛羽立ったり白化したりするという性質を持っています。

メリットが多い反面、丁寧に扱わなければいけないというデメリットがあるので注意が必要です。

テンセル素材の上手な洗い方

テンセル 素材

どのようにすればテンセル素材の洋服を上手に洗うことができるのでしょうか。洗濯機でも注意を払えば洗濯は可能ですが、丁寧に扱うためにも「手洗い」することをオススメします。

押し洗い

上手な手洗いの方法ですが、はじめに洋服を裏返しにして綺麗にたたんでおきます。これは手洗いする時に、洋服の表面を傷つけないようにするための措置です。

たたみ終えたら大きめな容器、もしくは洗面台に水をたっぷりと入れて洗剤を溶かします。この時に使用する水の水温は30度以下にしましょう。押し洗いはゴシゴシと擦るのではなく、ギュッギュッと優しく押しつけるようにすることがポイントです。

汚れがきちんと取れるように、押し洗いは複数回繰り返しましょう。すすぐ時も押し洗いする時と同様に、必要以上に力を入れて揉んだり擦ったりせず、2回以上繰り返すようにしてください。

柔軟仕上げ

テンセル素材の特徴でもある柔らかな風合いを保つために、柔軟剤を使用することをオススメします。洗面器にきれいな水をためて、そこへ柔軟剤を投入します。シワを防ぐためにも、洋服はたたんでから柔軟剤に浸けるようにしましょう。

脱水

脱水する時は、洋服をたたんだままの状態でタオルの間に挟み込み、上から軽く押し付けて水分を抜き取ります。この時使用するタオルは、大きくて吸水力のあるバスタオルがオススメです。

水分が残っていると、乾燥後にシワになってしまうので、しっかりと丁寧に脱水することがポイントです。もし、脱水機を使用する場合は、洋服をたたんだまま入れ、脱水時間は30秒ほどに設定するようにしてくださいね。

乾燥

テンセル素材の洋服を乾燥するときに絶対にしてはいけないことは、乾燥機を使用することです。
乾燥機によるもみ作用で「生地が傷つけられてしまう恐れがある」ので要注意です。

また、乾燥機の高温で繊維が縮んでしまう可能性があります。ですから、テンセル素材を乾燥させるときは時間がかかりますが、自然乾燥させなければなりません。

テンセル素材は熱に弱いので、直射日光は避け、風通しの良い場所で干すようにしてください。パンツやスカートであれば吊り干しして構いませんが、ニットなど型崩れの心配がある洋服は平干しするようにしましょう。

仕上げ

乾燥が終わったら洋服を広げ、仕上がりを確認しましょう。もし洋服が縮んでしまっていてサイズが変化していた場合は修正が必要になります。修正にはスチームアイロンを使用します。縮んでしまった箇所を引っ張りながらスチームアイロンを当ててください。

アイロンを使用する場合は直接洋服に当てず、当て布を使用します。テンセル素材は高温に弱いので、アイロンは140~160℃の中温設定にしてくださいね。アイロンをかける時は往復させず、一方向にかけるようにすることがポイントです。

テンセル素材とは

テンセル 素材

人気のテンセル素材ですが、そもそもどのような素材なのでしょうか。実は、テンセル素材は着心地が良くてオシャレな素材としてだけではなく、地球に優しい素材としても注目を集めているのです。

テンセルは木材パルプを特殊な溶剤で溶かして作り出されています。原料となるパルプは人工的に植林された森の木を使っているので、森林伐採のような自然破壊をしていません。

また、木を溶かす時の溶剤も99パーセント再利用されるため廃棄の必要が無く、環境に与える影響を最小限に抑えています。それゆえ、石油から作られた化学繊維とは違い、限りなく天然繊維に近い化学繊維として扱われています。

さらに、木材が原料のため、テンセル素材は土に還して処分することも可能なのです。そういった事柄から、テンセルは「世界で最も環境にやさしい製法でつくられた繊維」とも呼ばれています。

ちなみにテンセルとはオーストリアのレンチング社が製造する繊維の登録商標のことで、一般的にはリヨセルという名称で呼ばれています。日本ではどちらの表記も見かけますが、両者ともに同じ素材であるということを理解しておきましょう。

地球にやさしい素材テンセル

テンセル 素材

着心地が良く、見た目もオシャレ。メリットがたくさんあるテンセル素材ですが、その反面、デメリットも多いということがわかりました。しかし、そのデメリットは少しの工夫で解消することができます。

また、テンセルは地球に優しい新素材としても注目を集めています。テンセルについての正しい知識を覚え、人気のテンセル素材の洋服を上手に着こなせるようにしましょう。

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よくある質問

  • コットン(綿)素材の洗い方は?

    1、たたんで洗濯ネットに入れる
    2、柔軟剤と洗剤を入れる
    3、通常の洗濯コースを選ぶ
    4、スイッチを押して完了

    表示で洗濯マークが付いている場合は通常のコースで洗ってしまって大丈夫です。手洗いマークがついている場合は手洗いするようにしましょう。

    >> 詳しくはこちら

  • ポリエステル素材の洗い方は?

    1、洗濯用ネットに入れる
    2、弱アルカリ性洗剤、柔軟剤、酸素系漂白剤(汚れ・黄ばみがある場合)を入れる。
    3、洗濯絵表示に合った洗濯コースで洗濯機を動かす。

    洗濯表示が水洗いマークのポリエステル製品は洗濯機を使って洗濯することができます。
    ポリエステルは乾きやすい素材です。洗濯の際、脱水時間は30秒~1分で止めて問題ありません。

    >> 詳しくはこちら

  • ナイロン素材の洗い方は?

    1、洗濯機に洗剤を入れます。アルカリ性洗剤または着用洗剤をお好みで使います。柔軟剤の使用もOKです。ただし、漂白剤はNGです。色落ちしてしまいます。
    2、所定の洗剤を投入したら、あとはいつも通り洗濯機をかけます。他の衣類とまとめて洗うなら、洗濯ネットを使うのも手です。
    3、洗濯後は、ナイロン生地の衣類を陰干しします。

    ナイロン素材のインナー、手袋、ニット、レインコートなどを洗う場合は、直接洗濯機にかけても問題はないです。型崩れの心配もほとんどありません。

    >> 詳しくはこちら

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