たまねぎを切るとき、涙が出るのを防ぐ『5つの裏ワザ』 明日から試したい生活術

たまねぎを切るとき、目がしみて涙が出るという悩みは昔からよく耳にしてきました。しかし、ちょっとした裏ワザを使うことで涙が出るのを防げるとSNSなどのメディアで話題に!今回は、明日から試したい「たまねぎを切るときに涙が出るのを防ぐ裏ワザ」を改めてチェックしましょう。

たまねぎを切っていると、目がしみて涙が出てきてしまう…

たまねぎを切っていると、目がしみるような感覚を覚えて涙が出てくるという話は有名です。多くの人が一度は経験したことがあるでしょう。

しかし、昔から主婦の間では「たまねぎを切るときに涙が出ない裏ワザ」なるものが存在します。近年では、さまざまなメディアやSNSを通じてこれらの裏ワザが多くの人に広まり始めているため、すでに裏ワザをご存知の方も少なくないかもしれません。

たまねぎを切ると涙が出る理由は?

そもそも、なぜたまねぎを切ると涙が出てくるのでしょうか。これは、たまねぎに含まれている「硫化アリル」と呼ばれる成分が原因です。

硫化アリルとは、消化液の分泌を促すことで食欲増進や神経の鎮静、ビタミンB1の吸収促進などのありがたい作用を促してくれる成分です。

しかし、この硫化アリルは揮発しやすい性質を持つため、たまねぎを切るたびに細胞が壊れて空気中に舞います。その成分が目や鼻の粘膜に付着することで刺激し、涙の分泌を誘発しているのです。

たまねぎを切るとき、涙が出るのを防ぐ『5つの裏ワザ』

たまねぎを切ると硫化アリルの細胞が破壊され、それらの成分が空気中に舞うことで涙が出てしまいます。では、たまねぎを切るときに涙を防ぐには、どのような裏ワザが効果的なのでしょうか。

1.たまねぎを冷やした状態で切る

たまねぎに含まれる硫化アリルは、温度が上昇することで揮発する性質を持ちます。そのため、たまねぎを切る前に30分ほど冷蔵庫に入れて冷やし、細胞を破壊する前に切ってしまうことで、涙が出る原因を回避することが可能です。

しかし、あまりにも長くたまねぎを入れていると、たまねぎが固くなってしまうので、冷蔵庫に入れる時間は最長でも30分程度にとどめましょう。

2.切れ味の良い包丁で滑らせるように素早く切る

硫化アリルの細胞が破壊される数を最小限にとどめることで、涙が出にくくなるという一工夫も裏技として紹介されています。

破壊する細胞の数を最小限にとどめるには、切れ味の良い包丁でサッと滑らせるように素早く切ることがコツです。普段から使う包丁は研いでメンテナンスをし、切れ味の良い状態を維持しておきましょう。

3.たまねぎを水に10分ほど浸けてから切る

たまねぎに含まれている硫化アリルは、水溶性の成分です。そのため、水に10分ほど浸けておくことで硫化アリルが水に溶け出し、たまねぎを切るときに含まれている硫化アリルを減らすことができます。

含まれている硫化アリルが減少すれば、その分、細胞を破壊する数も減ります。したがって、たまねぎを切っても涙が出にくくなるのです。

4.電子レンジで加熱してから切る

実は、硫化アリルは水に弱いだけでなく、熱にも弱い性質を持ちます。そのため、切る前に1分ほど、たまねぎを電子レンジで加熱しておくと、切るときに成分が変質していることで涙が出にくくなるのです。

また、たまねぎを事前に加熱しておくことで、するっと皮を剥きやすくなるというメリットもあるので、たまねぎを調理する際には下準備として工程に加えることをおすすめします。

5.口呼吸で息をしながら切る

たまねぎに含まれる硫化アリルが目や鼻の粘膜に付着することで涙が出やすくなってしまいます。したがって、鼻呼吸を控えて口呼吸しながら切ると、多少は鼻に硫化アリルの刺激が加わらず、涙が出にくくなるという方法も。

しかし、切るたびに揮発性の硫化アリルは空気中に飛び散ってしまうため、どうしても目には付着してしまいがちです。したがって、上記で紹介した4つの方法に加えて「口呼吸」を付け足すと良いでしょう。

知識を活用したちょっとした工夫で調理を楽に!

いかがでしたか。今までたまねぎを切るたびに涙が出て困る…と悩んできた人も、裏ワザを取り入れるだけで一気に調理が快適になります。ぜひ食材の特性を活かしたちょっとした工夫を活用して、調理を楽に済ませましょう。

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