目次
抱き枕本体の洗濯方法
まずは、手洗い・水洗いがOKな場合の洗濯方法を紹介します。
1.カバーを洗う
抱き枕に取り外しができるカバーが付いているのであれば、まずはカバーを外してカバーのみを洗濯します。洗濯機で洗う場合は、きちんとたたんで洗濯ネットに入れて洗うのがベスト。
素材によって扱い方や洗濯の仕方が変わりますので、まずはきちんと表示を確認しましょう。麻やレーヨンなどシワになりやすい素材は、脱水時間を短めにします。
手洗いする場合は、洗剤は中性洗剤を使用し、30~40度以下のぬるま湯を洗面器などにため中性洗剤を溶かし、カバーを裏返してチャックを閉め折りたたみ、優しく押しながら揉み洗いします。すすぎは2〜3回、泡がしっかり切れるまで行います。
2.浴槽に洗浄液をつくる
カバーを洗ったら、抱き枕本体の洗濯にとりかかりましょう。まずは、お風呂の浴槽の底から10cmほどまでぬるま湯を張り、洗濯1回分の洗剤を溶かします。浴槽は事前にきれいに洗い、浴室洗剤の洗い残しがないかしっかり確認します。
3.押し洗いする
抱き枕を洗濯液に浸し、押して汚れを溶かし出します。一見するとあまり汚れていないように見えても、皮脂や汗汚れをたっぷりと吸い込んでいるので、しっかりと押し洗いして汚れを外に出します。その際、手で押すよりも足で踏むと洗いやすくなります。
4.すすぐ
洗い終わったら浴槽の水を捨て、まずは抱き枕が吸い込んだ洗剤水を、手で押すか足で踏みながら外に押し出します。それから水を入れ替え泡が出なくなるまで3回ほどすすぎます。まずはしっかりと泡を出し切ることが、きれいにすすぐコツです。
5.水を切る
洗い終わった抱き枕は、大量の水を吸収してかなり重くなっています。浴槽のフチにかけて30分ほど待ち、ある程度水分が切れるのを待ちます。無理に絞ったりすると型崩れの原因になるので、まずは自然な状態にまかせて水を切ります。
6.タオルドライ
ある程度水が切れたら、抱き枕にバスタオルを押し付け、できるだけ多く水分を吸い取ります。バスタオルがこれ以上水分を吸えない程に濡れてしまったら、新たなタオルで水を吸わせます。
タオルドライをしっかりとすることで、乾く時間が短縮され、生乾きやそれに伴う嫌な臭いが発生するリスクを軽減することができます。
7.乾かす
タオルドライが済んだら、抱き枕が水平になる状態にして1日以上干します。平行にかけた物干し竿にまたがるように干しても良いでしょう。屋外で天日干しの場合は天候の良い日を選び、夕方までには室内に取り込みましょう。
水洗いできない抱き枕の洗濯方法
抱き枕の素材は、低反発のウレタン、超極小ビーズ、羽毛、ポリエステル綿など多岐にわたり、水洗い不可のものがとても多いです。
水洗いができない場合は、タオルなどを使った拭き洗いが基本となります。拭き洗いとは、柔らかい布にぬるま湯や薄めた洗剤液を含ませて、汚れを拭き取る洗濯方法です。
抱き枕を拭き洗いするやり方
- 汚れを叩くようにして落とす
抱き枕を拭き洗いするときは、ぬるま湯を含ませたタオルで汚れが気になる部分を叩くように拭き、その後乾いたタオルでしっかりと水気を拭き取ります。 - 頑固な汚れには中性洗剤を混ぜたぬるま湯を使う
黒ずみや汚れが特に気になるときは、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものを含ませます。洗剤を使用した後は、かならず水で絞ったタオルで洗剤成分が残らないようにしっかりと拭き取りましょう。 - 最後には空拭きをする
気になる部分だけでなく抱き枕全体をよく拭いて、水拭きの後はかならず乾拭きをして水気を飛ばして下さい。
抱き枕のお手入れ方法
気に入って使えば使うほど、抱き枕が消耗するのは仕方がないことです。肌に密着するものゆえにすぐに汚れますし、肌に密着するものだからこそ、衛生面も気になるところです。お気に入りの抱き枕を清潔に保つために、どのようなお手入れが必要でしょうか。
カバーはこまめに洗濯
抱き枕本体を洗うことはなかなか大変な作業ですが、取り外せるカバーだけなら気軽に洗濯できます。カバーは週に1回ほどを目安に洗濯しましょう。
カバーの取り外しができないものは、タオルケットなどを巻いて使うことをおすすめします。人間は睡眠時に約500ミリリットルの汗をかくと言われています。
毎日繰り返し使うことで皮脂汚れはどんどん抱き枕に吸収され、食べこぼしなどのシミは、一度付着するときれいに落とすことが難しい場合が多いです。簡単に洗えてお手入れがしやすいものをカバーの代わりにすることで、抱き枕本体を汚れから守ることができます。
除菌消臭スプレーを使う
汚れだけでなく抱き枕に染み付いた臭いも気になるところです。ファブリーズなどの除菌消臭スプレーを使い、イヤな臭いや菌の増殖を防ぎましょう。
抱き枕は顔に直接触れるものなので、消臭剤の香りが苦手な人や、赤ちゃんが使用する場合は無香料タイプのものを選んだほうが良いでしょう。
こまめに干す
抱き枕は布団と同様、使うほどに湿気を帯び、そのまま放置するとダニやカビの温床となる可能性もありとても不衛生です。できるだけ風にあてて干すなど湿気を防ぐ対策が必要です。
天気のいい日であれば、窓際に置いておくだけでも効果的です。朝起きたら、まずは使用していた抱き枕を風通しの良い場所に移動する習慣を付けましょう。
抱き枕の洗濯の注意点
抱き枕のカバーを洗濯する際は、洗剤は中性洗剤を使用します。中性洗剤は一般的な洗剤に比べ、生地の縮みや色あせが少なく、デリケートな衣類や生地の洗濯に適しているからです。
中性洗剤を使うメリット
また、中性洗剤は生地の劣化を防ぐだけでなく、洗濯後の肌触りや素材の風合いを損なわないように配慮されたものが多いのも特徴です。
綿などの耐久性のある素材ならば、洗濯ネットに入れて洗濯機のおしゃれ着洗いコースで洗ってもかまいませんが、繊細な素材や発色のよい色柄ものは、丁寧に手洗いをします。
30度〜40度のぬるま湯に中性洗剤を使う
中性洗剤は汚れ落ちの面では一般的な洗濯洗剤より若干劣るので、汚れが落ちやすい30~40度以下のぬるま湯を使用します。
また、プリントの擦れ防止に裏返して揉み洗いする、洗剤が十分に落ちるまでぬるま湯ですすぐ、脱水は短時間またはタオルドライで済ませる、裏返したまま風通しの良い場所に陰干しすることが、きれいに洗い上げるための注意点になります。
まとめ:抱き枕は上手に洗濯・お手入れすれば長く使える
体にかかる負担を軽減し寝る姿勢をサポートしてくれる抱き枕は、安眠効果をもたらすだけでなく、ぎゅっと抱きしめることで大きな癒しをもたらしてくれます。
その名のとおりぎゅっと抱きしめたくなるような可愛いデザインのものも多く、インテリアとしての役割も果たしています。お気に入りの抱き枕を長く愛用できるように、上手にお手入れをしていきましょう。