目次
枕カバーの洗濯方法
まずは枕カバーの洗濯方法から順を追って紹介していきましょう。
素材や生地によって洗濯方法を変えよう
枕カバーを洗濯する際は、素材や生地によって適切な洗濯方法が異なります。
この時、適切な方法で洗濯を行わないと生地の劣化が早くなってしまいますので、可能な限り適切な洗濯方法で枕カバーを洗いましょう。とは言え、具体的な洗濯方法が分からないと、上手に洗うことが出来ませんよね。
そんな時は、枕カバーに付いている品質表示ラベルを参考にしましょう。品質表示ラベルには、その枕カバーは何の生地で出来ているのか、何の素材で出来ているのか細かく表示されているラベルです。
そればかりではなく、洗濯時の適切な水温、アイロンがけの適切な温度、どういった洗剤を使えば良いのか…など細かく表示されていますので、品質表示ラベルに沿って枕カバーを洗いましょう。
枕カバーに適した洗剤は?
枕カバーを洗濯する際に使用する洗剤は、基本的に品質表示ラベルに沿った洗剤を使用して下さい。そして、生地の劣化を防ぐために出来るだけ漂白剤は使わないようにしましょう。柔軟剤を使用する場合は、生地の吸水性を損なわない成分のものがおすすめです。
また、装飾品がついている枕カバーや、生地が極めて薄い枕カバーなど、デリケートな作りをしている枕カバーを洗いたい場合は、裏返して洗濯ネットに入れて洗って下さい。こうする事で、洗濯時に装飾品が外れたり、生地が傷んだりするのを防ぐことができますよ。
枕カバーの洗濯頻度
枕カバーは、キレイに見えても意外と汚れているものです。正しい枕カバーの洗濯方法を紹介したところで、次は枕カバーの洗濯頻度について紹介していきます。
枕カバーを衛生的に保つためにも、毎日洗濯することを心がけましょう。とは言え、枕カバーが1枚しかないといざという時に困りますよね。念のため、枕カバーは2枚用意して交互に使いながら洗濯して下さい。
しかし、毎日洗濯するというのは、生活習慣によってはあまり現実的ではないかもしれません。普段の生活習慣にもよりますが、最低でも2日~3日に一回は枕カバーを洗う習慣をつけるようにしましょう。
万が一、それでも洗濯するのが億劫だ…と感じる場合は、枕カバーを3枚以上用意して、2日~3日に一回の頻度で枕カバーを交換し、週末にまとめて洗濯してみてはいかがでしょうか。
その他、枕カバーの上からタオルを巻いて、巻いたタオルを毎日洗って交換する方法もおすすめです。自分が出来そうな方法を試してみて下さいね。
枕カバーに付いたしつこい汚れと臭いの落とし方
枕カバーの洗濯頻度を紹介したので、次は枕カバーに付いた汚れの落とし方を紹介していきましょう。
簡単には落ちない汚れはどうする?
枕カバーに付いたしつこい汚れは、ただ単に洗濯しただけでは落ちません。また、枕カバーに付いているのは着色汚れだけではなく、臭いのもとになる皮脂汚れも付いています。
こうした2つの汚れが少しでも残ってしまうと、汚れは徐々に蓄積していきます。なので、一回一回の洗濯を丁寧に行うようにしましょう。まずはバケツを用意し、洗剤を溶かしたぬるま湯に20分~30分ほど枕カバーを浸けていきます。
こうする事で汚れが落ちやすくなり、臭いの元になる皮脂も落ちやすくなるんです。ぬるま湯は人肌が目安ですが、給湯器を使用し40℃を維持するように心がけて下さい。
綺麗に洗えたかどうかはお湯の濁りで見分ける
汚れが落ちたかどうかを見分けるポイントは、バケツに張ったお湯の色です。正しく汚れが落とせている場合はお湯の色が濁っています。汚れ落ちが確認しやすいように、用意するバケツの色は白色が良いかもしれませんね。
その後は、バケツのお湯ごと洗濯機に移し、通常通り洗濯機で洗濯して下さい。その他、臭いの原因となる物質や着色汚れを確実に落とすためにも、使う洗剤にも拘りましょう。
おすすめは「酵素」を分解するとうたわれている洗剤です。酵素は、臭いの原因となる皮脂汚れや着色汚れに強い特徴があります。以上のように、枕カバーについた汚れの落とし方にはちょっとしたコツがあります。上記で紹介した方法を用いて、定期的に枕カバーを洗いましょう。
枕カバーの上手な乾かし方のポイント
枕カバーを乾かす時にもポイントがあります。せっかくキレイに洗濯する事ができたのですから、乾かし方にも拘ってキレイな枕カバーを維持しましょう。
湿った状態で伸ばして日陰で吊り干し
洗濯が終わった後は基本的に日陰で吊り干ししましょう。この時、シワが出来ないように軽く伸ばしながら干すのがポイントです。アイロンがけが不要になるくらい、ピンっとした状態に乾かすことが出来ますよ。
乾燥機で乾かす
肌ざわりが良く、ふわふわに仕上げたいという場合は乾燥機を使用する方法がベストです。ただし、生地が傷んでしまってはいけないので、乾燥時間には注意して下さいね。
素材によっては乾燥機の使用が不適切な場合がありますので、枕カバーに付いている品質表示ラベルを確認しましょう。
日干しは非推奨
人間の肌にとって紫外線が有害だということは広く知られています。しかし、これは枕カバーにも当てはまることです。
枕カバーを紫外線に当ててしまうと、生地の劣化が早まるだけでなく、糸ぼこりが出やすくなる原因にもなります。色褪せの原因にもなりますので、出来るだけ日陰で干しましょう。
枕カバーについた汚れの正体
ところで、枕カバーに付いた汚れの正体や、臭いの原因って一体なんでしょうか。ここでは、枕カバーについた汚れの正体と臭いの原因について探っていきます。
汚れの原因は睡眠中のよだれや汗
キレイに使っていたつもりの枕カバーも、よく見てみると案外汚れていたりしますよね。全体的に黄ばんでいたり、所々シミになっていたり…何故こうなってしまうのでしょうか。
枕カバーの汚れの正体は、「睡眠中のよだれ」や「睡眠中の汗」によるものです。小さなお子様のいる家庭の場合は、お子様が枕元でお菓子を食べてしまい、その食べかすが原因となっているケースもあります。
毛穴の油分や皮脂が臭いの元
では、臭いの原因は何でしょうか。これは「顔の毛穴から出る油分」や「頭皮から出る皮脂油」が空気と混ざることで酸化し、あの独特の臭いが発生します。汚れの原因と臭いの原因、この2つの特徴は無意識のうちに枕カバーに付いてしまうという事です。
睡眠中に枕カバーが汚れないようにする事は不可能に近いので、枕カバーを清潔に保ちたいという場合は、日頃から小まめに枕カバーを洗濯するしかありません。汚れと臭いの正体を把握し、適切な方法で枕カバーを洗濯しましょう。
まとめ
今回は、枕カバーの汚れや臭いで悩んでいる方のために、枕カバーの正しい洗濯方法について紹介しました。汚れを落としやすくするポイントは、ぬるま湯を使って浸け置き洗いをし、酵素を分解するとうたわれている洗剤を使う事です。
洗濯が終わった後は基本的に日陰で干し、必要に応じて乾燥機を使いましょう。清潔な枕カバーを維持して快適な生活を送って下さいね!