目次
コンビニで起こる犯罪とは
日常生活に欠かせない存在であるコンビニは、便利さが魅力である一方、24時間営業という特性から、犯罪が発生しやすい場所でもあります。
警察庁の統計データによると、店舗での強盗事件は全体の47%を占めており、特に深夜帯に発生することが多いと報告されています。また、万引きや車上荒らし、スキミング(※1)といった犯罪も頻発しており、私たちが気づかないうちに発生していることが少なくありません。
特に最近では、スキミング犯罪が増加しており、非接触型ICカードを狙った新しい手口も報告されています。ATMや店内でのカード利用時には、暗証番号の入力を他人に見られないように注意し、スキミング防止グッズの利用を推奨します。
こうした犯罪はニュースで大々的に報道されないことが多いため、私たちが日常的に防犯意識を持つことが求められます。
※1.スキミングとは、特殊な機械を使って他人のクレジットカードやキャッシュカードの情報を不正に取得する行為です。
コンビニで見かけたら危険!警戒するべき人物の特徴
コンビニは身近で便利な場所ですが、時には犯罪の舞台にもなります。特に深夜や防犯対策が不十分な店舗では、犯罪が発生しやすい傾向があります。ここでは、コンビニで見かけたら特に注意すべき人物の特徴についてご紹介します。
1.ATM付近で不審な動きをしている
スキミング犯罪は、ATM付近で不審な動きをする人物によって行われることが多いです。最近では、非接触型ICカードもターゲットにされており、スキマーという機械でカード情報を盗まれることがあります。
ATM周辺でカメラを仕掛けたり、機械を操作している人物を見かけた場合は、速やかに従業員に報告しましょう。カードの安全性を確認するためにも、定期的な口座確認や、スキミング防止グッズの使用が有効です。
2.フルフェイスヘルメットや帽子、マスクで顔が見えない
コンビニ強盗の犯行手段のひとつとして、顔を隠すという行動が一般的です。フルフェイスのヘルメットや、帽子とマスクで顔を覆い隠している人物がいたら注意が必要です。強盗犯は顔を隠すことで目撃者に特定されにくくしており、深夜帯の犯行が多いことから、特に夜間のコンビニではこのような人物を見かけたら警戒しましょう。
3.駐車場でうろついている
コンビニの駐車場では、車上荒らしが多く報告されています。車を放置する時間が長い場合、鍵をかけないまま車を離れる人がいますが、これは非常に危険です。
特に、夜間や人が少ない時間帯には、駐車場を徘徊する不審者が車を狙っている可能性があります。防犯カメラやセンサーライトが設置されているかどうかも確認し、常に車の鍵をしっかりと閉めておきましょう。
4.携帯電話を手にしながら商品棚を徘徊している
一見普通の買い物客に見えるかもしれませんが、携帯電話を手にしながら頻繁に店内を移動する人物には注意が必要です。
これは、万引きの共犯として外部と連絡を取り合い、店内の状況を報告している可能性があります。特に、携帯電話を操作しながら不自然な動きをしている人物を見かけたら、すぐに従業員に知らせるのが良いでしょう。
5.店内で過度に周囲を警戒している
コンビニ内で周囲を異常に警戒しながら行動している人物も要注意です。こうした人物は、店内の防犯カメラや従業員の視線を気にしつつ、万引きや強盗を企んでいる可能性があります。店内を何度も回り、特定の商品を選ぶことなくうろつく様子が見られたら、不審行動として警戒しましょう。
6.深夜に妙に落ち着きなく店内をうろついている
深夜の時間帯は、他の客が少ないため、犯罪者が目立ちにくい環境になります。特に、深夜に店内を落ち着きなく歩き回る人物は、強盗などの犯罪を狙っている可能性があります。防犯カメラやセキュリティの強化が必要ですが、一般の客としても不審者に注意を払い、何か異常があれば従業員に報告しましょう。
警戒すべき人物を見かけたらどうすればいい?
不審な人物を見かけた場合は、まず従業員にすぐ知らせることが大切です。特に深夜の時間帯や、他の客が少ない場合は、自ら積極的に行動せず、すぐに警察へ通報することを心がけましょう。防犯カメラや地域の防犯パトロールとの連携が犯罪防止のカギとなります。安全を守るためには、地域全体で防犯意識を高めることが重要です。