コンソメキューブ1個に対する分量と固形と粉末の違い!

コンソメ キューブ 1 個

カレーや洋風のスープを作る際に、コンソメスープの素を使う方は多いと思います。けれどもコンソメスープの素には、コンソメキューブや粉末状となったもの以外にも洋風料理では聞くことが多いブイヨンなどがあり、違いがよく判らないという方も多いのではないのでしょうか。
今回はそんなコンソメスープの素について解説していきたいと思います。

記事の監修
管理栄養士、野菜ソムリエプロ

管理栄養士取得後、病院で1000人以上の食事サポート、栄養・給食管理を経験。現在は「食の力で、心身ともに”健幸”になり、彩り豊かな人生を自己実現できる社会を作りたい!」思いから独立しセミナーや個別サポートを行っている。その他、事業立ち上げ、商品開発、記事監修、特定保健指導、講師活動などを行っている。

スープ作りだけでなく、様々な料理に活用できるコンソメ。牛肉。鶏肉・魚などからエキスを抽出しているため料理に加えるだけで、味に深みやコクが出ます。しかし、気になるのは塩分量。ですので、一緒に使用する食材に香味野菜を使用したり、ペッパーなどの香辛料を一緒に使うことでコンソメの使用量が減ることで塩分量も抑えることが出来ます。具沢山のおかずは色んな栄養素も同時に摂ることが出来るので、健康や美容を気にかけている方にはおすすめです。

コンソメキューブ1個に対する分量

コンソメ キューブ 1 個

コンソメスープの素をどれだけ使えばいいのかわからないため、目分量で入れている方も多いと思います。ここではコンソメキューブを例にとって、コンソメスープに必要な水の分量を解説していきます。

コンソメキューブは、メーカーや使われている原料によって若干の違いがありますが、おおよそ1個で5グラムとなっています。参考までに粉末スープの素は小さじ1杯がだいたい3g、大さじ1杯は9gとなっています。

コンソメキューブはそのまま使わずに、お湯で溶かしてから使うのが一般的です。

料理の内容によって必要な水の分量は異なってきますが、基本的にコンソメキューブ1個につき300mlの水を使用するとちょうどいい感じの濃さになります。好みの濃さになるまで少しずつお湯を足しても良いでしょう。

塩分量

最近、多くの人が気にするようになっている塩分量。ご家庭でも塩分を気にしている方がいる人も多いのではないでしょうか。コンソメキューブの塩分は意外と多く、1個当たり約2.16グラムの塩分が含まれています。

成人女性の1日あたりの塩分摂取量の目標値は6.5g未満と言われており、コンソメキューブを一個使った料理を完食した場合、それだけで一日の必要な塩分の4分の1を摂取してしまいます。コンソメ味が好きだからといって料理にたくさん使いすぎないようにしましょう。

コンソメキューブと粉末コンソメの違い

コンソメ キューブ 1 個

スーパーやコンビニでは、コンソメスープの素は「キューブ状のもの」と「粉末状のもの」の両方が売られていることもしばしば。けれども、いったいどちらの方が便利に使うことができるのでしょうか?それぞれの特徴や違いを見ていきましょう。

キューブタイプ

キューブ状のタイプのコンソメスープは一つずつに個別に包装されています。さらに、非常に硬くなっているので湿気の影響を受けにくく比較的長持ちし、味が落ちにくくなります。料理に使う際にはお湯に入れるだけで簡単にスープを作ることでき手軽です。

しかし、キューブタイプのものは一つのサイズが決まっているため、味の微調整には向いていません。このようなときにはキューブを砕く必要があり、調理のときに毎回砕いて調整するとなるとかなりの手間になってしまいます。

粉末タイプ

それに対して、粉末上のコンソメスープは最初から粉末上になっているため、計量スプーンなどを利用すれば必要な量だけ使うことができます。

しかし、計量スプーンを使うのが面倒くさいと感じている方は目分量でコンソメスープを入れがちとなり、味が一定とならないためお勧めできません。

また粉末タイプのコンソメスープは、ジッパーがついている袋に入っている製品でも湿気の影響を受けやすく、キューブタイプのものによりも長持ちしない傾向に。

ただし、最近では個別包装された粉末タイプのコンソメも売られています。そのため湿気による問題はある程度解決されています。

コンソメキューブとブイヨンの違い

コンソメ キューブ 1 個

フランス料理関連の本で見かけることが多いのが「ブイヨン」と呼ばれるスープでしょう。
普段自宅で使っているコンソメスープよりも非常に高級そうな響きを感じますが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

コンソメキューブ

味の素 味の素KKコンソメ 固形 30個入

実は、コンソメキューブの原料はブイヨンでできています。そのブイヨンをベースにして、ハーブなどを煮込んで旨みを加え、塩で味を調えたものがコンソメキューブです。

そのため、コンソメキューブにはすでに味が付けられているため、その味付けを利用して調理を行うことが可能です。特にカレーやシチューなど、煮込んで深い味わいを出したい料理に使うとよいでしょう。

ブイヨン

オーサワの野菜ブイヨン(徳用)

コンソメキューブの原料でもあるブイヨンは、フランス語で「出汁」を意味しており、英語圏ではスープストックと呼ばれています。後半でもご紹介しますが、作り方は肉や野菜、魚を長時間煮込むだけ。簡単な調理法ですが、自宅で一から作ると非常に大変です。

けれども、最近ではスーパーでも粉末やキューブ状のブイヨンが売られています。市販のブイヨンを使えば、自宅でも簡単にブイヨンを使った料理が楽しめます。

ブイヨンの特徴はコンソメキューブよりも「汎用性が非常に高い」ことにあります。なぜならば、コンソメキューブはお湯に溶かすとコンソメスープにしかならないのに対し、ブイヨンは食材の旨味を引き出した「出汁」。

ここから様々なスープを作ることが可能なのです。また、塩分や調味料が入っていないので、素材の味を生かした調理に最適。ブイヨンを料理に使用する際には、ポトフのように野菜そのものの味を楽しむ料理に使うのが適しているでしょう。

コンソメスープの味に邪魔されることなく、野菜本来の味を楽しむことができますよ。

コンソメキューブとは

コンソメ キューブ 1 個

最後にコンソメキューブについて詳しく説明していきましょう。

そもそも、コンソメスープとはフランス語で「完成されたスープ」と訳すことができ、透き通った黄色いスープが特徴です。

牛肉・鶏肉・魚などからとったブイヨンに脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮立てて作ります。しかし、コンソメスープを一から自分で作ろうとすると、手間や時間が非常にかかりとても大変です。

なぜならコンソメスープを作る際には、透明なスープを作るために浮き出てくる「アク」をお玉でこまめに掬い、一度スープをざるで漉(こ)して浮いてくる脂分を取除かなければならないからです。

しかし、コンソメキューブは粉末状のコンソメスープの素がギュッと凝縮されています。コンソメスープを作る際に、従来ならブイヨンづくりを含めて非常に長い時間がかかるのですが、コンソメキューブを使えば自宅で簡単にコンソメスープを作ることができるのです。

コンソメキューブというと粉末タイプのものと比べて溶けにくいというイメージを持っている人も多いかもしれません。けれども、実際はお湯に入れるとすぐに溶けるため、思っている以上に簡単に使うことができます。

最近では、様々なコンソメキューブも開発されています。化学調味料を一切使わずに自然由来の材料だけを使ったものや、コンソメスープの塩分を抑えた減塩タイプのものなどがあります。

健康面にも配慮されたコンソメキューブが続々と生まれているので、好みのものを探しても良いでしょう。

コンソメスープの素の摂取量に注意

コンソメ キューブ 1 個

コンソメスープの素は様々な種類がありますが、タイプによって特徴やメリットが異なっています。

コンソメスープの素を購入する際には値段やスープの素の量だけを見ず、自分が普段の生活の中でどのようにしてコンソメスープの素を使っているのかよく考えてから購入するとよいでしょう。自分に合った材料を選び、絶品のコンソメスープを楽しんでください。

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