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プラスチック素材を電子レンジに入れるとどうなる?
昨今、電子レンジで加熱しても問題ないプラスチック素材のものが増えてきました。だからこそ、電子レンジ不可のプラスチック素材のものを、電子レンジで加熱しないよう注意しなければなりません。
電子レンジ非対応のプラスチック素材のものを電子レンジで加熱すると、軟化して変形してしまいます。食材を入れていた場合は、食べられなくなる可能性が高いので注意しましょう。
身近にある温めるべきではない6つの容器
温め不可の容器を把握し、未然に事故を防ぎましょう。
1.缶
缶素材のものを電子レンジや火で加熱すると、火花が出たり破裂する恐れがあります。
- 缶詰の商品
- 缶詰をお皿代わりに使うなど
上記の使用方法は、絶対に避けてください。電子レンジだけでなく、直火調理のときも基本的に使用は不可です。
2.ペットボトル
ペットボトルは、温かい飲み物を入れることができるものも開発されています。だからといって、電子レンジなどで加熱しても問題ないのかというと、そうではありません。電子レンジで加熱することによって、激しく変形し、蓋が飛ぶなどの異変が出ます。
加熱調理はもちろん、湯せんも不可です。
3.紙製・木製のもの
紙皿や木製のお皿など、火にかけると燃えるものは電子レンジでも使用できません。電子レンジで加熱すると、加熱調理をしたときと同じように発火する恐れがあります。
4.耐熱性が低い素材
耐熱性が低い素材は、以下のものがあります。
- ガラス製品…カットガラスや強化ガラスなど
- 耐熱温度140度未満のもの…プラスチック・シリコン・ラップ類
容器の耐熱温度表示は、電子レンジで加熱する前に必ず確認する習慣を持ちましょう。購入時に確認することも、重要です。
5.金属を使用しているもの
金属を含んでいるものは、以下のものがあります。
- アルミホイル
- 金網・金串
- ホーローなど
製品の一部に金属が使用されている場合も、電子レンジで加熱するのはNG。変形や火花が出るといったトラブルが起きやすく、火花が散った状態で加熱を継続する、最悪の場合電子レンジの故障や火事の原因にもつながります。
6.漆器類
漆器類も、電子レンジでの加熱は不向きです。塗装が剝げたり浮くといったトラブルが起きやすく、発火することもあります。容器のひび割れにもつながるので、容器としての機能を失ってしまう恐れもあります。
直火や火の近くに置くことも、可能な限り避けましょう。非常にデリケートな素材なので、手洗いで管理し、加熱したいものがある場合は食材を別容器に移して加熱してください。
まとめ
電子レンジで加熱するのは避けるべき素材は、プラスチックのみではありません。容器などに表示されている耐熱温度をしっかりと確認し、電子レンジでの加熱など高温状態になっても耐えられるかを確認して使用しましょう。