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東京にたぬきが出没する理由
たぬきが出ると聞くと、なんとなく田舎なイメージを持ちやすいですよね。そのため、東京という大都会では、野生動物であるたぬきを見ることはないと思っている人も多くいます。しかし、たぬきは生きていくうえでの条件がそろっていれば、田舎だけでなく都会でも生活可能です。
- 住む場所がある…安定した繁殖や育児スペースが確保できる
- 餌となる食べ物がある
この条件がそろっていれば、たぬきは都会でも住みつきます。たぬきは雑食です。そのため、残飯をあさったり、野ネズミなどの野生動物を食べるなどで都会だからこそ食べ物に困ることはほとんどありません。
繁殖や育児の場所も、建物が多いので困ることが少ない傾向です。田舎であれば軒下や空き家などがありますが、都会の場合はマンションの1階の一角や倉庫、悪条件になるものの建物の間などが繁殖や育児の場に選ばれています。
東京でたぬきがよく出る地域
東京でたぬきが目撃されやすい場所は、以下の通りです。
- 杉並区
- 江東区
このほかの地域でも、たぬきの目撃件数は0というわけではないと思います。徐々にではありますが、東京の環境も変化しています。時代とともにたぬきの行動範囲にも変化が現れる可能性は十分にあり、出没地域も変わったり広がったりするかもしれません。
緑豊かで水がある場所だけでなく、食べ物があって身を隠す場所があればたぬきは生きていけるのです。残飯をあさっている現場は目撃例が非常に少ないとされていますが、たぬきが残したフンの中には残飯も混じっていることが確認されています。
高級住宅街や人々が多く行きかう場所でも、条件さえ合えば都会でもたぬきは住み着きます。上記以外の場所でも、たぬきを目撃するかもしれないことは頭の片隅に置いておきましょう。
たぬきを目の前にした時にすべき対処
たぬきを目撃したときにすべき対処方法は、以下のものがあります。
- 見守って、たぬきが退散するのを見送る
- 警戒心が強いため、むやみに刺激しない…噛まれる可能性がある
たぬきというと、のんびりしている動物かと思われやすいですが、実際は非常に警戒心が強く人間から近寄られることを嫌います。また、寄生虫や感染症をもらってしまうことがあるので、むやみに触れるのは絶対にやめましょう。
既にたぬきが弱っている状態のときは、助けたい気持ちになるかもしれません。しかし、先ほども述べたようにたぬきは警戒心が強いため、人間が触れると弱っていてもかみついてくる恐れがあります。このような場合は、保健所や市役所に連絡するのがおすすめです。
間違っても、餌付けしてはいけません。人間に依存してしまいます。また、許可を得ていないにもかかわらず捕獲や狩猟を行うのもNGです。
まとめ
東京でも、条件さえそろえばたぬきは出ます。どのような条件がそろったらたぬきが住み着きやすいのかを把握し、たぬきに実際出会ったときの対策を練っておきましょう。