車のメンテナンスを1回もしなかったら…どれくらい寿命が縮まる?手入れをしない人は要注意

皆さんは車のメンテナンスをきちんと行っていますか。義務付けられているメンテナンスはしていても、日常点検はしていない人は意外と多くいます。今回は、車のメンテナンスをしていない場合、どのようなリスクが懸念されるのか確認しましょう。

一般的な車の寿命は約13年!メンテナンス次第で20年も

自家用車の所有率が下がっているというニュースを耳にしますが、とはいえ、生活スタイルや地域によっては車が必須なご家庭も多いでしょう。

車の平均寿命は約13年といわれています。定期的にメンテナンスを行い、日常的に点検をして不調を早期に改善することで、20年大切な愛車を使い続けることも可能です。

車のメンテナンスは主に3種類ある

皆さんはメンテナンスと聞いて、どのような整備を思い浮かべますか。必要なメンテナンスには、以下の3種類があります。

  • 車検(2年に一度)
  • 法定点検(12ヶ月、または24ヶ月に一度)
  • 日常点検

車検と法定点検は法律で義務付けられているため、全ての車を所有している人が行っているはずです。忘れていても、メーカーやお住まいの自治体から郵送で車検(法定点検)を受けるようにと通知がくるでしょう。

しかし、忘れがちなのが日常点検です。ブレーキ液や冷却水、オイルの量やタイヤの異常確認、操作性に不調が見られないかなど、あらゆる確認を日常的に行い、不調が見られたら自分で対応、あるいは整備工場に依頼する必要があります。

車のメンテナンスをしないとどうなるの?

もしも車のメンテナンスを怠った場合、どのようなリスクが懸念されるのでしょうか。

車の劣化が早まり10年にも満たず故障してしまうことも

車のメンテナンスを怠っている場合、必要な修繕が行われていないことで車に負荷がかかり、車の劣化が早まってしまいます。

通常10年は乗り続けられるといわれている車ですが、メンテナンスをしないことで10年にも満たずに故障したり、不調が続いて乗れない状態になってしまうことも珍しくありません。

不調に気づかず突然故障してしまう事態も

メンテナンスをしないということは、目に見えていない不調に気づかずに放置してしまう可能性が高いことを意味しています。不調に気づかず走行を続けていた場合、ある日突然、走行中に故障してしまう恐れもあるので要注意です。

突然エンジンがかからなくなってしまったり、アクセルを踏んでいるのにスピードが出なかったりと、車を運転するには危険な事態に陥りかねません。

このような事態に陥る前に、早めにメンテナンスや日常点検を行い、必要な処置をしてください。

ブレーキの効きが悪くなり事故につながる危険性

実際にメンテナンスを怠っていたことで発生する不調の事例として、ブレーキの効きが悪くなるという非常に恐ろしい不調があります。

ブレーキの効きが悪くなれば、前方の車に衝突してしまったり、物にぶつかってしまったりといった事故につながる危険性も高まります。

ブレーキオイルの不測やブレーキパッドの劣化、ディスクの不具合など、車検や法定点検以外でも定期的に近くに整備施設が備わっているディーラーや整備工場に依頼しましょう。

タイヤが摩擦で擦り切れたまま走行しスリップしてしまう

タイヤの状態を点検することは、日常点検でも可能です。タイヤは車が走るたびに摩擦で擦り切れているため、約4年ごとに交換することが推奨されています。

とはいえ、タイヤの摩耗は車に乗る頻度が距離によって大きく異なります。タイヤの空気圧が減っていないか、切り傷やひび割れが起こっていないか、摩耗しすぎていないかなどを日常的に確認してください。

タイヤに不具合があるまま走行していると、雨の日などにスリップ事故を起こしてしまう危険性が高まるので気をつけましょう。

故障頻度が高まり修理代が高額になるリスクも

車のメンテナンスを怠っていると、それだけで不具合や故障の頻度が高まり、修理に高額な費用が必要になります。メンテナンスを定期的に依頼するよりも総額が高くなってしまうことも珍しくないので、日頃から日常点検を怠らず、必要な定期メンテナンスを行いましょう。

車は日常的に点検して必要に応じてメンテナンスを行おう

いかがでしたか。車を所有している人は、日常的に点検を行い、必要に応じて専門業者やメーカーにメンテナンスや点検を依頼してください。メンテナンスを行い、大切に扱い続ければ、愛車を長く使い続けることができますよ。

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