台風の時にやってはいけない『5つのタブー』 準備不足でトラブルにならないためにも事前に対策を

ニュースなどで台風がくる予報を見た時、皆さんはどのような事前対策を行っていますか。何も準備せずに台風を迎えてしまうと、準備不足でトラブルを起こしてしまうことも……。今回は台風の時にやってはいけないタブーややっておくべき事前対策を紹介します。

台風予報の時は暴風雨による被害対策を前日までに行って

台風は大雨による水害や暴風による建物の倒壊、怪我など、あらゆるリスクが懸念されます。日本では、毎年7月から10月にかけて台風が上陸する頻度が高くなり、全国的に甚大な被害が出ています。

台風が発生すると、事前にニュースや天気予報で勢力の大きさや進行経路、さらに大まかな上陸日時などが報道されます。これらの情報をもとに、自分の住む地域に台風が上陸する前日までに、台風に備えた対策を準備しておきましょう。

台風の時にやってはいけない『5つのタブー』

台風の時には「してはいけない」「放置してはいけない」と注意喚起されているタブーがいくつかあります。ここでは多くの人がやりがちな台風の時にやってはいけないタブー行為を見ていきましょう。

1.不要な外出をして危険な場所へ近づく

台風の日は、なるべく不要な外出は避けるように注意喚起されますよね。これは、大雨によって突然洪水などの水害が発生する危険性や、暴風によって転倒などの怪我につながるリスクが懸念されるからです。

また、水辺など危険な場所に近づいてしまうと、「先ほどまでは大丈夫だったのに、突然川が増水して洪水が発生した」という事態に巻き込まれる危険性もあります。

気になる人も多いと思いますが、台風の時は絶対に危険とされる場所へ近づくことはやめましょう。

2.風で飛ばされたり転がりそうな物を屋外に放置

台風がくる前に、必ず家の外に置いている軽量なものは、建物に固定したり屋内や倉庫などに収納しておきましょう。そのまま放置してしまうと、風で飛ばされてしまったり転がってしまう恐れがあります。

植木鉢やスコップなど、あらゆるものが暴風で飛ばされるリスクがあり、飛ばされたものが他の家の外壁や窓に当たり、家を破損させたり怪我人を出してしまう危険性も懸念されます。

3.劣化している窓を補強や修理していない

すでに家の窓にヒビが入っていたり、ガタガタと揺れるような劣化状態が見られる場合は、必ず台風がくる前に補強しておきましょう。

そのまま放置してしまうと、台風による暴風雨で窓が外れてしまったり、ヒビが入ったところから窓ガラスが割れてしまう危険性があります。

風や雨が部屋の中にまで被害を及ぼすだけでなく、割れたガラス片で怪我をしたり、外から飛んできた飛来物が部屋の中に突っ込んできたりとさまざまなリスクが考えられます。

4.側溝や排水口に落ち葉などのゴミを溜めっぱなし

家の側溝や排水口も事前に確認してください。この場所に落ち葉などのゴミが溜まっていると、大雨に見舞われた際、水はけが悪くなり家の周りが水没する危険性もあります。

水はけの悪さによって家の土台が劣化したり、物が流されるなどのあらゆる事態が想定されます。必ず前日までに掃き掃除しておきましょう。

5.雨漏れしたからと外からビニールシートを被せる

台風がきた時、途中で雨漏れが発生するご家庭もあるかもしれません。特に、築年数が経っているご家庭では他人事ではありません。

しかし、この時に雨漏れしたからと応急処置として慌てて屋外に出て、外からビニールシートを被せる行為は控えてください。被せたビニールシートが強風に煽られて飛んでしまい、別の場所で二次被害を生む危険性があります。

ただし、ビニールシートが必ずしも悪いわけではありません。大きな破損が起きた時は、正しい方法でしっかりと留めることが重要です。

台風がくる前にやっておきたい事前対策とは

台風がくる前には、以下の対策を事前に行っておきましょう。

  • 窓や雨戸は鍵をかけてシャッターなども下ろしておく
  • 不安な窓は内側から養生テープなどで補強しておく
  • 家の側溝や排水口は掃除して水捌けを良くしておく
  • 暴風で飛ばされたり転がりそうなものは固定したり屋内に入れておく
  • もしものために災害用品(懐中電灯、ラジオなど)をまとめておく
  • 断水に備えて飲み水の用意や浴槽に水を張っておく
  • 避難場所を確認して家族と共有しておく

台風が上陸する時期は大まかに判明しているので、7月に入る前に家の不安を感じる箇所を業者に依頼し、修繕してもらいましょう。

7〜10月は台風が多いシーズン…事前対策を徹底して

いかがでしたか。7月〜10月は、毎年台風が次々と上陸します。事前に不安な箇所を修繕したり、台風時に必要な対策を確認し、前日までに事前対策を済ませておくことで台風によるトラブルを防ぎましょう。

この記事のタイトルとURLをコピーする

カテゴリから記事を探す

すべてみる
カテゴリを見る