スーパーで絶対に買うべきではない『ぶどう』7選!見分け方と保存方法も徹底解説

バスケットに置かれた2種類のぶどう

初夏から秋にかけてさまざまな種類のぶどうが楽しめます。ぶどうは色や粒の大きさなど品種が多く、美味しいぶどうを見分けるのは難しいものです。この記事では、美味しいぶどうの見分け方や買うべきではないぶどうの特徴、そして美味しさを保つための方法をご紹介します。

ぶどうは種類が豊富!それぞれ色や味の特徴が異なる

みずみずしいシャインマスカットとピオーネ

ぶどうは世界に1万以上の種類が存在すると言われているほど種類豊富な果物です。日本でも多くの品種が栽培されており、それぞれに独特の味わいがあります。皮の色で分けると大きく3つの種類に分類できます。

  • 緑系:シャインマスカットなど。爽やかでまろやかな甘みが特徴で、ワイン用品種としても使われます。
  • 黒系:ピオーネや巨峰など。実が大きく香りも良く、濃厚な甘みが特徴です。
  • 赤系:デラウェアやレッドクローブ、甲斐路など。酸味が少なく、さっぱりとした甘さが特徴です。

これらの特徴を知っておくことで、自分の好みに合ったぶどうを選びやすくなります。しかし、同じ品種でも栽培方法や熟度によって味が異なることがあるため、選び方のコツを押さえることが重要です。

買うべきではないぶどうの特徴7選

収穫前の甲州ぶどう

美味しいぶどうを選ぶためには、避けるべき特徴を知ることも大切です。以下に、買うべきではないぶどうの特徴を挙げます。これらの特徴を持つぶどうは、鮮度や糖度が低い可能性が高いので注意しましょう。

1.皮の色が薄い黒系や赤系ぶどう

ぶどうの実は、品種に関わらず最初はどれも緑色です。成長過程で色素が作られ、粒の色が濃くなっていきます。そのため、黒系ぶどうは赤紫よりも黒紫色のもの、赤系ぶどうは薄紅色よりも濃紅色のほうが熟していて糖度が高い傾向があります。皮の色が薄くても十分甘みのあるぶどうもありますが、色が薄いぶどうは糖度が低い可能性があることを覚えておきましょう。

2.緑色が濃すぎるマスカット

マスカットなどの緑系のぶどうは、完熟するにつれて黄色く変色します。そのため、緑の色が薄く黄色味を帯びている方が糖度が高いと言われています。緑色が濃いマスカットに甘味がないわけではありませんが、さっぱりとした甘さと香りを持つ傾向があります。

甘味が強く欲しいときは、緑が薄く黄色みを帯びているものを選びましょう。逆に、さっぱりした香りの高いマスカットが欲しいときは、緑色の濃いものを選びます。

3.白い粉(ブルーム)がついていない

ぶどうについている白い粉は「ブルーム」または「果粉」と呼ばれています。知らないと農薬や白カビのように見えるかもしれませんが、この粉はぶどうの病気を予防し、鮮度を保つ働きがある天然の成分です。

ブルームがたくさん付いていれば安心して食べられますし、ぶどうが新鮮かどうかの目安にもなります。白い粉がほとんど付いていないぶどうは、鮮度が落ちている可能性があるので避けましょう。

4.ぎっしりと詰まり過ぎているぶどう

ぶどうは実の数が多くぎっしり詰まっている方が美味しそうに見えますが、実はそうとは限りません。適度に隙間が空いているぶどうのほうが太陽の光が均一に届き、風通しも良くなるため、美味しく育つと言われています。ただし、粒が落ちた箇所が多くて隙間が空いているぶどうは、鮮度が下がっている可能性があるので注意が必要です。

5.軸(枝)が茶色く変色している

ぶどうの鮮度は軸(枝)でも見分けることができます。軸は太い方が実の部分の栄養が行き届きやすいので、青々として緑色のものが理想的です。茶色く枯れているものは、収穫してから日数が経って鮮度が落ちているサインです。また、軸が細くしおれているものも避けましょう。

6.実にハリがなく、ぶよぶよしている

新鮮で美味しいぶどうは、実にしっかりとしたハリがあります。実際に触れてみて、ぶよぶよと水っぽい感じがするものは鮮度が落ちている可能性が高いです。パンと張りのある実を選ぶようにしましょう。

7.房全体の形が垂れていない

ぶどうの房は、実が十分に熟して重みが増すと自然と垂れ下がります。逆に、房全体がまっすぐで垂れていないものは、まだ十分に熟していない可能性があります。適度に垂れ下がった房を選ぶことで、より甘みの乗った美味しいぶどうを手に入れることができます。

これらの特徴を覚えておくことで、スーパーや直売所でぶどうを選ぶ際に役立つでしょう。ただし、品種によって多少の違いがあるため、店員さんに聞いてみるのも良いでしょう。

美味しいぶどうの見分け方

マスカットと巨峰

買うべきではないぶどうの特徴を知ったところで、次は積極的に選ぶべき美味しいぶどうの見分け方をご紹介します。以下のポイントを押さえることで、より確実に美味しいぶどうを選ぶことができます。

房全体のバランスを確認する

美味しいぶどうは、房全体のバランスが良いものが多いです。実の大きさが揃っていて、適度に隙間があり、全体的に熟成度が均一なものを選びましょう。また、前述の通り、適度に垂れ下がった房は熟度が高い証拠です。

実の色を確認する

黒系や赤系のぶどうは、色が濃いものほど熟していて糖度が高い傾向があります。一方、緑系のぶどうは薄い黄色味を帯びているものの方が甘いことが多いです。ただし、品種によって多少の違いがあるので、その点も考慮しましょう。

軸の状態をチェックする

軸が青々として太いものは、栄養が十分に行き渡っている証拠です。茶色く細い軸は避け、緑色でしっかりした軸のものを選びましょう。

ブルーム(白い粉)の付き具合を見る

前述の通り、ブルームはぶどうの鮮度を保つ重要な役割を果たします。白い粉がまんべんなく付いているものは、鮮度が高く美味しいぶどうの証です。

これらのポイントを押さえつつ、自分の好みに合ったぶどうを選んでみてください。

ぶどうの美味しさを保つ正しい保存方法

美味しいぶどうを選んだら、次は適切に保存することが大切です。ぶどうは湿度や温度で傷みやすくなるので、なるべく早めに食べるか、以下の方法で適切に保存しましょう。

常温保存

基本的には常温保存が適していますが、以下の点に注意しましょう。

  • 水が付くと傷みやすくなるため、洗わずに保存する
  • 乾燥を防ぐため、新聞紙などでぶどうを一房ずつ包み、冷暗所で保管する
  • 直射日光を避け、風通しの良い場所に置く

冷蔵保存

湿度や気温が高い季節は、冷蔵庫の野菜室で保存するのが効果的です。

  • キッチンペーパーなどで包むか、保存袋に入れて野菜室で保存する
  • 房から外して保存する場合は、ひとつずつぶどうを房からはずし、密閉容器に入れて野菜室で保存する

冷凍保存

長期保存したい場合は、冷凍保存も選択肢の一つです。

  • ぶどうをひと粒ずつ取り、皮ごと水洗いをする
  • キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取る
  • 密閉容器に並べて冷凍庫に保存する

これらの保存方法を活用して、ぶどうの美味しさを長く楽しみましょう。

美味しいぶどうを見分けて新鮮なぶどうを堪能しよう

透明の器に入ったシャインマスカット

ぶどうの選び方は、色や品種によって異なります。黒系と赤系は皮の色が濃いものが、緑系は薄く黄色を帯びているものが甘い傾向にあります。

また、軸側が最も糖度が高いので、先端から食べ始めるのがおすすめです。白い粉(ブルーム)の付き具合や軸の状態にも注目しましょう。品種や栽培方法によって最適な選び方が異なることもあるので、地元の直売所や農家の方に聞くのも良いでしょう。

この記事で紹介した選び方や保存方法を参考に、旬の美味しいぶどうを存分に楽しんでください。

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