セルフスタンドで絶対にやってはいけないNG行為8選!あなたの給油方法は安全?

ガソリンスタンド

セルフスタンドは便利ですが、安全に利用するためには守るべきルールがあります。ガソリンの危険性を理解し、適切なマナーを守ることで、安全かつスムーズな給油が可能になります。本記事では、セルフスタンドでやってはいけない行為と正しい利用方法を詳しく解説します。

セルフスタンドの基本知識と種類

セルフスタンドは、ドライバー自身が給油を行うガソリンスタンドです。価格が比較的安いことから人気がありますが、同時に利用者の安全意識が求められます。危険物取扱者の資格を持つスタッフが監視していますが、実際の給油作業は利用者が行うため、正しい知識と注意が必要です。

セルフスタンドには主に3種類があります。

  • 完全セルフ式:給油から精算まですべて自分で行います。
  • セミセルフ式:窓拭きや空気圧チェックなど一部サービスがあります。
  • 工場併設型:車両整備サービスも提供しており、給油以外のサービスも受けられます。

それぞれの特徴を理解し、適切に利用することが重要です。例えば、完全セルフ式では全ての作業を自分で行う必要があるため、給油方法を事前に確認しておくと安心です。

セルフスタンドでやってはいけない8つのNG行為

セルフスタンドを安全に利用するために、以下の行為は絶対に避けるべきです。これらの行為は、重大な事故や火災につながる可能性があります。

1. 火気の使用や持ち込み

ガソリンは非常に引火しやすい物質です。そのため、セルフスタンド内での火気の使用や持ち込みは厳禁です。具体的には以下の行為が危険です。

  • タバコを吸う
  • ライターや電子タバコを使用する
  • 火花を発する可能性のある電子機器を使用する

これらの行為は、ガソリンの蒸気に引火し、大規模な火災を引き起こす可能性があります。「ちょっとだけなら大丈夫」と思わず、給油エリアに入る前に必ず火気を始末しましょう。

2. エンジンをかけたままの給油

エンジンをかけたまま給油することは、非常に危険です。エンジンの熱や電気系統からの火花が、ガソリンの蒸気に引火する可能性があります。特に冬場は寒さから「エンジンをかけたまま給油したい」と思うかもしれませんが、絶対にやめましょう。必ずエンジンを停止してから給油を開始してください。

3. 給油中にスマートフォンを使用する

スマートフォンなどの電子機器は、静電気を発生させる可能性があります。また、使用中は注意力が散漫になり、燃料の吹きこぼれなどの事故につながる恐れがあります。「ちょっとSNSをチェックするだけ」と思っても、給油中は電子機器の使用を控え、集中して作業を行いましょう。

4. ノズルを挟んで自動給油する

ノズルを給油口に挟んで自動給油のようにすることは、非常に危険です。以下の理由から、絶対に避けるべき行為です。

  • ガソリンが溢れ出す可能性がある
  • 火災や環境汚染のリスクが高まる
  • 緊急時に素早く対応できない

「ちょっと車内で休憩したい」と思っても、常にノズルを手で持ち、給油状況を監視しましょう。

5. 子供に給油させる

子供に給油を任せることは絶対にやめましょう。以下の理由から危険です。

  • 適切な判断力や身体能力が不足している
  • 事故のリスクが高まる
  • 法律で禁止されている

「子供の自立心を育てたい」と思っても、給油は必ず大人が行い、子供には安全な場所で待機させてください。

6. 静電気除去を怠る

静電気は、ガソリンの蒸気に引火する可能性があります。多くのセルフスタンドには静電気除去シートが設置されていますが、これを使用せずに給油を始めてしまう人がいます。

「急いでいるから」「面倒くさいから」と思わずに、必ず静電気除去シートに触れてから給油を開始しましょう。冬場は特に静電気が発生しやすいので、注意が必要です。

7. 給油中にその場を離れる

給油中にその場を離れることは、非常に危険です。以下のような問題が発生する可能性があります。

  • ガソリンの溢れ出し
  • 他の利用者の妨げになる
  • 緊急時に対応できない

「ちょっとトイレに行くだけ」「車内の荷物を取りに行くだけ」と思っても、給油中はその場を離れないようにしましょう。

8. 適切な駐車位置を無視する

セルフスタンドには、給油のための適切な駐車位置が明示されています。これを無視して不適切な位置に駐車すると、以下のような問題が発生します。

  • 他の利用者の妨げになる
  • 給油機との位置関係が悪くなり、ホースが引っ張られる
  • 緊急時の避難経路を塞ぐ

「ちょっとぐらいはみ出しても大丈夫」と思わずに、必ず指定された位置に正確に駐車しましょう。

これらの危険行為を避けることで、セルフスタンドでの安全な給油が可能になります。次は、正しい給油方法と注意点について詳しく説明します。

セルフスタンドでの正しい給油方法

安全かつ効率的に給油するために、以下の手順を守りましょう。

準備段階

給油を始める前に、適切な準備が重要です。車を正確に停め、エンジンを完全に停止しましょう。静電気対策も忘れずに行います。

  • 給油機の近くに車を停め、エンジンを停止
  • 静電気除去シートに触れて放電
  • 周囲の火気がないことを確認

これらの準備を怠ると、思わぬ事故につながる可能性があります。安全第一で行動しましょう。

給油作業

実際の給油作業では、細心の注意を払いながら進めることが大切です。燃料の種類を間違えないよう、しっかりと確認しましょう。

  • 使用する燃料の種類を再確認
  • 画面の指示に従い、給油量や支払い方法を設定
  • ノズルを持ち続け、燃料の様子を監視

給油中は常に注意を怠らず、異常があればすぐに中止する判断力も必要です。

給油終了後の処理

給油が終わっても、まだ注意が必要です。最後まで丁寧に作業を行いましょう。

  • ノズルを抜く際は最後の一滴まで待つ
  • 給油口のキャップとカバーをしっかり閉める
  • 給油量と金額を確認し、レシートを取る

これらの手順を確実に行うことで、安全な給油が完了します。

支払いと退出

最後の支払いと退出も、スムーズに行うことが大切です。他の利用者への配慮を忘れずに。

  • 選択した方法で支払いを完了
  • クレジットカード使用時は周囲に注意
  • 支払い後は速やかに車を移動

これらの手順を守ることで、安全かつ効率的な給油が可能になります。

セルフスタンド利用時のマナー

ガソリンスタンド

他の利用者への配慮と、スムーズな運営のために、以下のマナーを心がけましょう。

効率的な利用

セルフスタンドを効率的に利用することは、全ての利用者にとって重要です。特に混雑時は、他の人への配慮が必要になります。

  • 給油後は速やかに移動
  • 混雑時は必要最小限の給油にとどめる
  • 洗車エリアの長時間占有を避ける

これらの行動を心がけることで、全ての利用者が快適にサービスを受けられるようになります。

ゴミの適切な処理

清潔で安全なセルフスタンドを維持するために、ゴミの適切な処理は欠かせません。

  • 車内のゴミは持ち帰るか指定のゴミ箱に分別
  • タバコの吸い殻は完全に消火し、専用灰皿に
  • 地面へのゴミ投棄は絶対に避ける

環境への配慮も忘れずに、責任ある行動を心がけましょう。

スタッフとの適切なコミュニケーション

スタッフとの良好な関係は、安全で快適なセルフスタンド利用の鍵となります。

  • 質問や困ったことは丁寧な言葉で相談
  • スタッフの指示に従い、無理な要求はしない
  • 携行缶への給油は必ずスタッフに依頼

スタッフとの協力関係を築くことで、より安全な給油環境が実現します。

他の利用者への配慮

セルフスタンドは共有スペースです。他の利用者への思いやりを持って行動しましょう。

  • 混雑時は整然と列を作り、順番を守る
  • 設備は丁寧に扱い、故障時はすぐに報告
  • 他の利用者の作業を妨げない

これらのマナーを守ることで、全ての人にとって快適なセルフスタンドになります。一人ひとりの意識が、みんなの利用環境を向上させることを忘れずに。

まとめ:セルフスタンドで安全に給油するために

セルフスタンドでの給油は、便利で経済的ですが、同時に責任も伴います。火気の使用禁止、エンジン停止、静電気対策など、危険行為を避け、正しい給油手順とマナーを守ることが重要です。

安全意識を持ち、周囲への配慮を忘れずに利用することで、トラブルのない快適な給油体験ができます。セルフスタンドを賢く活用し、安全で効率的なカーライフを楽しみましょう。

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