ローズマリーの使い方4選!料理や美容、消臭からハーブティーまで

ローズマリーと精油

“若返りのハーブ”とも呼ばれている、ローズマリーの使い方をまとめてみました。ローズマリーという言葉には“海のしずく”という意味があり、神秘的な力を持つ植物とされてきました。そんなローズマリーの使い方を「料理」「美容」「消臭」「ハーブティー」の4つの視点からご紹介します。ローズマリーに秘められた効果効能、そして、どういった植物なのかということについてもまとめています。

ローズマリーの使い方【料理編】

ローズマリーを使ったチキン料理

ローズマリーを使用することで食材の臭みを消すことができるため、とくに肉料理や魚料理に適してします。繊細で優しい香りが特徴のローズマリーですが、香りは比較的強い方です。スッキリとした爽やかな香りが料理の味や雰囲気を引き立たせてくれます。

肉料理に使う

  • 肉料理の下ごしらえにローズマリー使う
  • 肉とローズマリーを一緒に焼く
  • 肉とローズマリーを一緒に煮込む
  • 肉とローズマリーを一緒に蒸す

ローズマリーと肉料理の相性は、とくにロースト系の料理に適しています。

下ごしらえの段階からローズマリーを使うことで、より香りを引き出すことができます。また、肉を加熱する際にローズマリー使うことで、程良く香りを引き出すことができます。

葉の硬さが気になるときには、葉を一枚ずつ調理することで、程良い硬さに調理することができます。葉の硬さや香りの強さが気になるときには、葉を細かく刻んでから調理すると良いです。

魚料理に使う

魚料理では、魚の臭みを取り除き、香りづけに適しています。

白身魚とローズマリーの組み合わせでは、オリーブオイルやバターと一緒にローズマリーを炒め、ソテーにするのがおすすめです。魚とローズマリーを一緒にオーブンで焼いても美味しいですし、焼いている間の香りも楽しめます。

料理に使うときの注意点

ローズマリーを多く使いすぎてしまうと、料理の味や香りを悪くしてしまうことがあります。ローズマリーの香りが強くなりすぎてしまわないよう、上手く量を調整する必要があります。はじめて料理に使用するときは、少量から始めてみましょう。

ローズマリーの使い方【美容編】

瓶に入った3つのアロマ素材

ローズマリーを使ったリンスが“美髪になる!”として注目されています。ローズマリーを使ったリンスの作り方と使い方をご紹介しましょう。ツヤがない、パサつく、ゴワつく、などの髪の悩みの改善を期待することができます。

ローズマリーリンスの作り方

用意するもの

  • ローズマリー:10cm×3本
  • アップルビネガー:100cc
  • リンスを入れるための容器(100円ショップでも購入できます)

※細かく刻んで乾燥した、ドライローズマリーを使用する場合には、大さじ3を用意します。また、容器はあらかじめ消毒しておくのがおすすめです。

作り方の手順

  1. 容器にローズマリーとアップルビネガーを入れます。
  2. 10日~15日ほど、そのまま放置します。
  3. ローズマリーを取り出します。

※細かく刻んで乾燥した、ドライローズマリーを使用する場合には、お茶パックに入れてから容器に入れると取り出しやすくて良いです。

ローズマリーリンスの使い方

  1. シャンプーを済ませます。
  2. 洗面器にお湯を入れ、ローズマリーリンスを適量入れます。
  3. 髪に馴染ませ、3分ほどおきます。
  4. すすぎ残しがないよう、しっかり洗い流します。

ローズマリーの使い方【消臭編】

麻紐で束ねたローズマリー

ローズマリーを使って、お部屋の消臭剤を作ってみましょう。車の中の消臭剤として、靴の内側やシューズボックスの中の消臭剤としても活用することができます。

消臭剤の作り方

ローズマリーを乾燥させよう

枝がついたままの状態で束ねます。ナチュラルな麻紐を使って束ねるのがおすすめです。

逆さまの状態で吊るして乾燥させます。ローズマリーの香りを損なってしまわないよう、時間をかけてじっくり乾燥させるよりも、短い時間で乾燥させます。梅雨の時期を避け、よく晴れたお天気の良い日に、風通しの良い室内に吊るして乾燥させると良いでしょう。カラカラになるまで乾燥させたら出来上がりです。

もし、お庭で育てたローズマリーを使いたい場合。収穫したローズマリーを流水でサッと洗い流し、砂埃などを落としましょう。葉と葉の間、茎と葉の間、葉の裏などに虫が付着していることがありますので、十分に確認しましょう。

乾燥させたローズマリーの使い方

吊るして乾燥させたローズマリーは、そのままお部屋に吊るし、消臭剤として使用することができます。

葉だけをお茶パックに入れ、履いた後の靴の中に入れておくと、蒸れた汗のニオイなどを取り除くことができます。シューズボックスに入れておいても良いです。オシャレな容器に入れて使えば、車の中の消臭剤や、トイレの消臭剤としてもおすすめです。

ローズマリーの使い方【ハーブティー編】

ローズマリーの花を浮かべたお茶

ハーブティーの作り方

用意するもの

  • 生葉のローズマリー:小さじ5杯
  • 熱湯:ティーカップ2杯分

作り方の手順

  1. ティーポットとカップにお湯を入れ、あたためておきます。
  2. 生葉のローズマリーをサッと水洗いします。
  3. あたためておいたティーポットのお湯を捨てます。
  4. ティーポットに生葉のローズマリーを入れ、熱湯を注ぎ入れます。
  5. ティーポットに蓋をし、3分ほど蒸らします。
  6. あたためておいたカップのお湯を捨て、注ぎ入れます。

ローズマリーを使ったハーブティーの出来上がりです。

ローズマリーの効果効能

数種類のハーブと化学式

細胞の老化を防止する

トップクラスの抗酸化作用を持つとされているローズマリー。若返りのハーブとも呼ばれ、細胞の老化を防止する効果を期待することができます。

ぜひ、エイジングケアに取り入れたいハーブです。私たち人間の身体は加齢と共に酸化してしまいます。シミやシワなどの肌トラブルだけではなく、癌などの生活習慣病にも影響します。

集中力や記憶力を高める

ローズマリーの香りには、集中力や記憶力を高める効果があるとして期待されています。

デスクワークや受験勉強などのとき、机の上にローズマリーを置いておくことで、香りが脳を刺激してくれるのです。ローズマリーの精油を利用する方が多いようです。

また、ローズマリーの香りは、滋養強壮にも効果があるとされています。仕事や家事や育児などで疲れているけれど、もうひと頑張り!というときに、ローズマリーのハーブティーを飲んでみてはいかがでしょうか。

イライラしてしまったり、心を落ち着かせたいときにもおすすめです。

落ち込んだ気分を向上させる

ローズマリーの香りには、落ち込んだ気分を向上させ、スッキリと晴れやかな気持ちにさせてくれる効果を期待することができます。

何をしても気分が晴れないことってありますよね。モヤモヤしているときって、仕事も家事も何もかも放棄してしまいたくなってしまいます。そんなときは、ローズマリーの香りを嗅いでみましょう。ローズマリーの精油(アロマオイル)を焚いた部屋で過ごすのもおすすめです。

胃腸の働きを良くする

胃腸の働きが低下し、弱ってしまっているときは、ローズマリーを使った料理を作ってみましょう。胃腸の働きを良くし、消化の働きを促進してくれます。夏バテなどで食欲がないときにも、ローズマリーを使った料理を食べることで、食欲を増進させてくれます。

体内に溜まった毒素の排出をサポートする

ローズマリーには、新陳代謝を促す作用があり、体内に溜まった毒素の排出をサポートしてくれます。ダイエットを始めたいときや、何だか身体がスッキリとしなくて重たいな、というときは、ローズマリーを使ったハーブティーがとくにおすすめです。

花粉症の症状を緩和する

ローズマリーの香りには、花粉症の症状を緩和する効果があるとして期待されています。

外出するときには、マスクにローズマリーの精油を一滴垂らし、着用するのがおすすめです。つけすぎてしまうと香りが強くなり、息苦しくなってしまいますので、ほんの少量で良いです。程良く香る程度につけてみましょう。

ローズマリーってどんな植物なの?

光の当たったローズマリーのアップ

原産 地中海沿岸地方
属性 シソ科の常緑性低木
属名 Rosmarinus
和名 マンネンロウ(漢字では「迷迭香」と書く)
精油 水蒸気蒸留法で摘出

ローズマリーに和名があるってご存知でしたか?マンネンロウと言います。あまり馴染みのない呼び方ですよね。

暑くて乾燥した気候を好むローズマリーですが、耐寒性もあるため、寒い地域でも育てることができます。冬から春の間には、青や紫がかった花を咲かせます。その花の美しさから、観賞用としても好まれています。

市販のものを使用して簡単に取り入れてみたい方は用途に合わせてこちらをどうぞ。

ギャバン ローズマリーホール 100g袋
ローズマリーティー(ハーブティー・ノンカフェイン) 1.5g×50ティーバッグ入り (1個)
ease アロマオイル エッセンシャルオイル ローズマリー(シネオール) 10ml AEAJ認定精油

まとめ

鉢植えのローズマリー

「料理」「美容」「消臭」「ハーブティー」の4つの視点からご紹介したローズマリーの使い方、いかがでしたか?

乾燥させたローズマリーは、お部屋のインテリアとしても人気が高く、リビングに吊るして楽しむ女性が増えています。ベランダや室内でも育てやすい植物ですので、チャレンジされてみてはいかがでしょう

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