かぼちゃの保存方法と保存期間の目安!

ほくほくで甘くて美味しいかぼちゃ。味の良さだけでなくβ-カロテンやビタミンCのほか、ビタミンEや食物繊維などが豊富に含まれ、免疫力を高めたり、美肌効果や老化を防いだりという効果があります。しかし、まるまる1個のかぼちゃを料理に使うのは大変なので、毎回かぼちゃを余らせてしまう人も多いでしょう。今回は、かぼちゃの保存方法と保存期間の目安を紹介します。

かぼちゃの常温保存方法

真っ二つに切ったカボチャ

いくつかあるかぼちゃの保存方法の中で、まずは常温保存の方法をご紹介します。どれだけ日持ちするのか、どのように保存しておくと良いのかなど、詳しく見ていきましょう。

常温保存は2、3ヶ月ほど

かぼちゃは、丸ごとの状態であれば、風通しのよい涼しい所で2~3ヵ月ほど保存することができます。

かぼちゃは、風通しの良い日陰で保存することで、追熟(ついじゅく)が発生します。追熟とは、一定時間置くことで、でんぷんが糖質に変わり、甘みや栄養価があがる変化のことをいいます。

そのため、かぼちゃは常温保存した方が良い場合があります。かぼちゃを常温保存する時は、直射日光が当たらない場所で、新聞紙にくるので保存しましょう。新聞紙に包むことで、温度・湿度が一定に保たれ、かぼちゃの保存性が向上します。

常温保存は包み方が大事

包み方は、まず、広げた新聞紙の上にかぼちゃを上下逆さまに置きましょう。次に新聞紙の端っこから中心の方に包んでいき、最後は上下をひっくり返して終了です。

包み終わったら、冷暗所でかぼちゃを常温保存しましょう。また、かぼちゃの保存に適した温度は10度~13度で、外気が高くなる夏場は常温保存に適していません。

夏場は、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。冷蔵庫の温度は0度~5度と低いため、かぼちゃを保存する場合は、5度~10度の環境に設定されている野菜室の方が長持ちします。

かぼちゃの冷凍保存方法

冷凍保存したカボチャ

かぼちゃはまるごとの状態であれば長期保存することができますが、問題は切ってしまった時です。切ったかぼちゃは種やわたの部分から傷んでくるので、冷蔵庫に入れても4~5日でダメになってしまうこともあります。しかし、冷凍保存を活用すれば、1ヵ月ぐらいはかぼちゃを保存できます。

かぼちゃの冷凍保存の方法を紹介しましょう。

生のまま冷凍

かぼちゃが悪くなるのは水分が多く含まれている「種とわたの部分」からなので、生のまま冷凍する時はこの部分をスプーンでしっかりと取り除きましょう。

わたの部分が残らない様に、少し実を強引にガリガリと削っても大丈夫です。そして、水分が多いとかぼちゃが痛みやすくなってしまうので、種やわたをくり抜いてもむやみに洗わない様にしましょう。

洗う場合は皮だけ、かぼちゃが水分を含んでいる場合は、冷凍する前にペーパータオルでしっかりと拭き取ります。酸化するのを防ぐため、冷凍保存する際は空気に触れないようにピッタリとラップに包みましょう。

料理する手間を省くために、1回分ずつ小分けにラップで包んで冷凍するのもおススメです。かぼちゃを小さめの角切りか、薄いくし形切りにし、約1回使用分(4~5切れ)ずつ包み、冷凍保存しましょう。

調理する前に事前解凍すると、解凍中に変色したり、水分が抜けてぐにゃっとした食感になったりすることもあります。けれども、食べやすい大きさに切っておけば、解凍せずにそのまま加熱調理に使うことができます。

加熱して冷凍

電子レンジとカボチャ

かぼちゃを冷凍すると、細胞内の水分が膨らみます。そうなると細胞の破壊が行われ、解凍時に水分が流れてかぼちゃがふにゃっとしてしまいます。それを防ぐために、かぼちゃを加熱してから冷凍保存するという方法があります。

まずは生のまま冷凍する時と同じように、種やわたをきれいに取って使いやすい大きさに切りましょう。そして、電子レンジや鍋で煮て加熱し、加熱した後は粗熱をとってからラップで包み、冷凍庫へ入れましょう。

かぼちゃの煮物やポタージュ、サラダに使う場合、潰してから冷凍するとすぐに料理に使うことができるので非常に便利です。かぼちゃは火を通すと悪くなりやすいですが、しっかりと冷凍保存すれば1ヵ月程度と長期保存が可能になります。

調理したかぼちゃを冷凍

冷凍保存をする場合、かぼちゃを調理してから保存する方法もあります。

マッシュポテトを潰したものや、煮物や炒め物など、調理したかぼちゃを小分けにし、空気を抜くようにラップで包みましょう。一人前ずつ分けておくと、温めてすぐに食べることができとても便利。お弁当用のおかずとして使う場合は、カップに入れて冷凍しておきましょう。

かぼちゃの冷凍保存のコツ

細切れのカボチャ

かぼちゃを冷凍保存する方法を紹介しましたが、ここからはかぼちゃを冷凍保存するコツを紹介しましょう。コツを覚えれば、さらにかぼちゃを長持ちさせることができるようになりますし、他の野菜を冷凍保存する時にも使えます。

ブランチング

解凍するまえに加熱処理をすることを「ブランチング」と言います。野菜を冷凍する前に、軽くゆでたり、火を通したりすることによって、細胞壁の破壊や野菜に含まれる酵素を不活化さし、傷みや変色、腐敗などを防ぐことができます。

レンジで加熱する時は、かぼちゃ1/4個の場合だと、電子レンジ600wで3~5分を目安にしましょう。熱する時のポイントは、固めに仕上げるということです。冷凍庫に入れる時は、しっかりと熱を冷まし、水気を吸い取ってから入れるようにしましょう。

保存袋

かぼちゃをラップに包んだ後は、保存袋に入れて二重にして保存することで、乾燥による酸化や、食感の変化を防ぐことができます。

そして、保存袋にしまう時は、保存袋に日付を記入してからしまうようにしましょう。色々な野菜を冷凍保存していると、保存した日を忘れたり、使いそびれたりしてしまうこともあります。保存袋に日付を記入しておけば、そのようなミスが少なくなります。

金属トレイにのせて保存

食材の品質の低下や賞味期限を長くするためには、できるだけ早く冷凍することが大切です。

熱伝導率の高い金属トレイの上にかぼちゃを乗せれば、食品の温度をぐんぐん下げ、素早く冷凍することができるでしょう。金属トレイがない場合は、アルミホイルを敷くことで代用することもできます。

かぼちゃの保存方法別の保存期間の目安

ビニール袋に入れたカボチャ

常温や冷凍など、かぼちゃの保存方法をご紹介しましたが、ここではかぼちゃの保存方法別にどれくらい長持ちするのかをご紹介します。

常温保存 2〜3ヶ月ほど
冷蔵保存 1週間ほど
冷凍保存 1ヶ月ほど
干して保存 2週間ほど
みそ漬けして保存 1年間ほど

このように、かぼちゃの保存方法は大きく5つあります。

カットされていないかぼちゃであれば、2〜3ヶ月は長持ちする常温保存が適しているでしょう。しかし、カットされたかぼちゃであれば、約1ヶ月はもつ冷凍保存がオススメです。冷蔵でも1週間は日持ちするので、献立の予定を考えて保存方法を変えると良いでしょう。

かぼちゃを干しても保存できる

一般的には常温や冷凍などでの保存が知られていますが、干すことで保存することもできます。

手順も簡単で、7mmほどの厚さにカットしたかぼちゃをネットやざるに並べて天日干しするだけ。干す期間は3〜5日を目安に行うと良いでしょう。綺麗に干すためのポイントは、時々裏返してムラが出ないようにすることです。

注意点としては、水分の多いかぼちゃを干すとカビが生える恐れがあるので、なるべく天気の良い日に行うことです。干し終わったかぼちゃはジップロックなどに入れ、常温で2週間、冷蔵庫で1週間近く保存できます。

1年はもつ、かぼちゃのみそ漬けの方法

こちらも手順は簡単ですが、電子レンジと赤味噌が必要になります。

まず、2〜3mmほどの厚さに切ったかぼちゃを電子レンジで2、3分加温。レンジから取り出して冷ました後、赤味噌に漬ければ完成です。味噌に漬けておく目安は1週間以上で、余計な空気が入らないようにしっかりと封をしましょう。

かぼちゃは長持ちする

カットされたカボチャ

かぼちゃは切られていなければ、常温保存でも2~3ヵ月は持ちます。切ったとしても、冷凍保存することで1ヵ月は保存することができるでしょう。

しかし、冷凍保存などは劣化を防ぐことができますが、元の新鮮な状態に戻せるわけではありません。かぼちゃを保存するときは、悪くなっているやつではなく、しっかりと新鮮な野菜を見分けて購入し、保存することが大切です。