牛乳を常温で放置してしまった…冷蔵庫に入れれば飲める?絶対に口にすべきではないサインとは?

牛乳を冷蔵庫に入れず常温でしばらく放置してしまうと、その後安全に飲めるのか不安になりますよね。今回は牛乳を常温で放置してしまった場合、冷蔵庫に入れれば飲めるのか、また口にすべきではないサインも紹介します。

買ってきた牛乳を常温で放置してしまった…

買って帰ってきた牛乳をうっかり常温で放置してしまったことはありませんか。寒い冬場ならば「数時間くらい大丈夫かな」と思う方も多いでしょうが、気温の高い夏場は数十分でも不安になりますよね。

実際、牛乳は常温で放置すると細菌が増殖してしまい、細菌が増えた牛乳を飲むことで食中毒を起こしてしまう危険性が懸念されます。

特に気温も湿度も高くなる夏場は、短時間でもうっかり常温に放置してしまうと危険です。では、どのくらいの時間ならば状態を確認し、安全に飲むことができるのでしょうか。

どのくらいの時間なら常温で放置しても大丈夫?

牛乳を常温放置してしまった場合、どのくらいの時間ならばうっかり常温で放置しても安全性に問題はないのでしょうか。

気温や置かれていた環境によって安全性は異なる

結論から言うと、一概に「このくらいの時間ならば常温放置しても安全に飲むことができる」と断言することは難しいです。

その日の気温や湿度、常温であっても置かれた環境によって牛乳の品質劣化や細菌繁殖の状態は異なります。

例えば、気温も湿度も低い冬場であれば、数時間放置してしまっても状態を確認して問題がなければ安全に飲むことができるでしょう。しかし、気温も湿度も高い夏場は数十分でも品質が劣化し、細菌が増殖するリスクがあります。

2時間以内であれば様子を見つつ飲むことは可能

牛乳は適切な環境下に置かれた場合、常温に放置しても2時間以内ならば安全性に問題がなく飲むことができると言われています。

ただし、2時間であっても牛乳に不適切な環境に放置したことは否めません。牛乳をコップに注いだとき、状態に異常がないか確認することが必須です。

夏場は1時間でも常温放置したら危険!

気温も湿度も低く、直射日光が当たっていないなどの適切な環境下であれば、約2時間ほど常温に置きっぱなしにしても牛乳は安全とされています。

しかし、夏場のように気温も湿度も高い環境下に常温放置してしまった場合、数十分〜1時間程度であっても危険です。このような環境下では細菌が活発に繁殖活動を行うため、すぐに食中毒レベルまで増殖してしまいます。

そのため、夏場は絶対に常温で放置しないよう注意し、家に持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に入れるよう心がけてください。

一度変質してしまうと冷蔵庫に入れても元に戻らない

牛乳を常温放置した後、冷蔵庫に入れれば品質は元に戻るのかと問われると、そうではありません。牛乳の品質は一度変わってしまうと、冷蔵庫に入れて冷やしても元には戻りません。

したがって、夏場に常温放置してしまい細菌が繁殖した牛乳を冷蔵庫に入れて冷やしても、品質が元に戻らないだけでなく、増殖した細菌の数も増えた状態のまま、ということになります。

常温放置した牛乳…絶対に口にすべきではないサインとは

牛乳をうっかり数時間(夏場は数十分)放置してしまった時、安全に飲める状態か不安ですよね。

以下の特徴は牛乳が腐ったり細菌が繁殖しているときに見られるサインです。これらの特徴が1つでも確認されたら飲むことを避け、加熱して調理に使用したり廃棄しましょう。

  • 中身が分離している
  • ドロッと塊のようなものが浮いている
  • 小さなブツブツがある
  • 普段とは違う異臭がする

また、一見すると異常がないように思えても、飲んでみたら「あれ?なんだか酸っぱい」「いつもの牛乳より苦味を感じる」と味に違和感を覚えることもあるでしょう。

この場合も牛乳が腐敗しているサインなので、そのまま飲み進めることはせずに廃棄してください。

牛乳を常温で放置してしまったら状態を確認して

牛乳を常温で放置してしまった時は、必ず口に入れる前に状態を確認してください。特に夏場は数十分、常温で放置しただけでも細菌が繁殖し、食中毒の原因になります。帰ったらすぐに冷蔵庫に入れるように心がけ、放置してしまった場合も注意深く状態を確認してください。

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