コンセントが原因で火事に発展…?絶対にやってはいけないNG行為5選

年間多くのコンセント火災が発生していることをご存知ですか。危険な使い方を続けていると、コンセントから発火し火災につながる恐れがあります。今回はコンセントで絶対にやってはいけない行為ややるべき対策を見ていきましょう。

全国でコンセント火災発生!誤った使い方が命取りに

年間、住宅関連火災は3万5000件以上も報告が入ります。その中でもコンセントなどの電気関連火災は全体の13%も占めているのです。

コンセントは家電を使う上で必要不可欠です。毎日使用している場所だからこそ、正しい使い方やお手入れをしていなければ、火災につながる恐れがあります。

誤った使い方を続けていると、コンセントから発火し、周囲のカーテンや壁に燃え移ってしまい、大きな火災の原因になるかもしれません。

コンセントで絶対にやってはいけないNG行為5選

ここでは毎日のように使用するコンセントで絶対にやってはいけない使い方を確認しましょう。

1.過剰なタコ足配線

コンセント火災の原因として非常に多い事例が『タコ足配線』です。延長コードを使って差し込めるプラグの数を増やすことで、一度に使える家電が増えて便利ですよね。

しかし、コンセントの許容ワット数を超えるほどの電気を一度に流してしまうと、コンセントが発熱したり発火したりする恐れがあります。

実際、タコ足配線で多くの家電に同じコンセントから電気供給した結果、火災が発生してしまうという事故が全国で起きているので気をつけましょう。

2.プラグを長期間差し込んだまま

同じプラグを長期間差し込んだまま放置している場合は要注意です。長期間、コンセントにプラグを挿しっぱなしにしていると、コンセントとプラグの間に埃や汚れが溜まっている可能性があります。

コンセントに埃が溜まってしまうと、熱を発した際に埃に感電してしまい、発火の原因になりがちです。さらに湿気が加わることで、より発火を引き起こしやすくなるので、1年を通してプラグを挿しっぱなしにすることは避けてください。

3.プラグが抜けかかった状態のまま放置

コンセントに差し込んでいるプラグが抜けかかった状態のまま放置していると、コンセントとプラグの間に埃や汚れが溜まりやすくなります。

先ほどお話ししたように、このような状態は電気が流れた際に発火が起きやすく、火災のリスクが高まります。気をつけましょう。

4.異常が確認されている状態で使い続ける

コンセントに変形、変色、焦げなどが見つかるなどの異常が確認されている場合、そのまま使い続けてしまうと漏電や感電、さらに火災のリスクが高まります。

使い続けることは避け、速やかに電気工事店や専門の修理点検業者に依頼して修理してもらいましょう。

5.周りに燃えやすいものが置かれている

コンセントの周辺に紙や布などの燃えやすいものが置かれていると、何らかの拍子に触れてしまった際、電気が伝わり発火につながる恐れがあります。

また、髪の毛や埃などの気づかないほど小さなものでも発火につながる危険性があるので、コンセント周りは常に整理整頓し、清潔な状態を保ってください。

コンセント火災を防ぐためにやるべき対策は?

コンセント火災は毎年全国で多く発生しています。火災に繋がらないように気を付けるためには、以下のお手入れ方法や使い方を心がけてください。

  • 定期的にコンセント部分を乾拭きする
  • 使っていない電源プラグは抜いて収納する
  • プラグに安全カバーを取り付ける
  • コンセントの許容W数を確認して超えないように気をつける
  • 消費電力が大きい家電は延長コードを使わずに直接コンセントへ
  • コンセントに異常がある場合は速やかに専門修理業者に依頼する

コンセント周りは整理整頓し、埃や髪の毛などの火災につながりそうな原因は取り除いておきましょう。また、プラグに安全カバーを取り付けることで、差し込んだ際の発火リスクを軽減できます。

他にも過剰なタコ足配線を控えたりコンセントの異常を定期的にチェックするなど、日常的にコンセントの使い方や状態を気にしてください。

コンセントは正しいお手入れや使い方で火災を防ごう

いかがでしたか。コンセントは日頃から正しい使い方や定期的なお手入れを忘れないように気をつけてください。正しく使うことで火災のリスクを未然に防ぐことができ、自分や家族の命を守ることにもつながります。

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