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空き巣に入られたらどうすればいい?
空き巣対策をしっかりしていたとしても、空き巣が入ることはあります。空き巣が入ったとき、どう行動すべきなのでしょうか?パニックに陥らず冷静に対応することが大切です。空き巣が入ったときにしてはいけない行動と、どうするべきかをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
空き巣に入られたときに絶対にやってはいけないNG行為
空き巣が入ったとき絶対にすべきではない行動とは、以下のものがあります。これらの行動は、自身の安全を脅かしたり、警察の捜査を妨げたりする可能性があるので、絶対に避けましょう。
どんどん家の中に入っていく
空き巣被害に遭っているとわかっているにもかかわらず、家の中にどんどん入っていくのは危険な行動です。
- 犯人はまだ家の中にいる可能性がある
- そもそも単独犯ではなく複数犯の場合、犯人が複数人いる可能性がある
- 決定的な証拠を、自分の手でダメにしてしまうかも
- 犯人が毒物を置いて逃げていった場合、家の中に侵入したら中毒になってしまうかもなど
空き巣が家の中に入った形跡がある場合は、家の中には入らず警察に連絡しましょう。例えば、窓ガラスが割れていたり、ドアの鍵が壊されていたりした場合は、すぐに警察に通報し、指示を仰ぐことが大切です。
犯人に立ち向かおうとする
自宅で空き巣に遭遇したとき、無理に立ち向かうのはよくありません。
- 犯人が刃物を持っている可能性がある
- 犯行が住民に見つかった場合、気が動転してなにをするかわからない
- 最悪の場合人質に取られてしまうかも
自分の腕になにかしらの絶対的自信があるときなど、特別な理由を除いて、犯人に立ち向かうといった危険行為に出るのは非常に危険でハイリスクです。
もし万が一、空き巣犯と遭遇してしまった場合は、まず自分の身の安全を第一に考え、可能であれば速やかにその場から離れ、安全な場所から警察に通報しましょう。
散らかった部屋をきれいに片づける
空き巣が入ると、部屋が恐ろしいほど散らかっていることがあります。これは、犯人がものを物色した証拠です。警察が来るまでに散らばったものを片付けてしまおうと、犯人が散らかした部屋の掃除をしてしまうのはNG!空き巣が入ったあとの部屋のものは、絶対に動かしてはいません。
警察が来て、一通りの調査が終わるまでは部屋のものには触れないようにしましょう。どんなに散らかっていても、部屋のものに触れるのはNG!部屋を片付けてしまうと、重要な証拠を失ってしまう可能性があります。
例えば、指紋や足跡など、犯人の手による痕跡が消えてしまうことがあります。心配であっても、警察の許可が下りるまで犯罪現場をそのままにしておくことが大切です。
そのまま黙って泣き寝入りてしまう
空き巣被害に遭っているにもかかわらず、取られたものは大したものではなかったからと、警察に通報しないまま泣き寝入りしてしまうのはNG!ことを大きくしたくないと思うかもしれませんが、泣き寝入りしてしまうと再度空き巣被害に遭ってしまうかもしれません。
たとえ被害が小さく感じても、必ず警察に通報しましょう。これは、自分の家だけでなく、近隣の住民の安全を守ることにもつながります。また、警察に通報することで、地域の犯罪傾向を把握する手がかりにもなり、将来の犯罪予防にも役立ちます。
空き巣に入られたときの正しい対処法
空き巣に入られたときの正しい対処方法は、以下の通りです。落ち着いて、順を追って対応していくことが大切です。
- 家からすぐに出て、警察に通報する(部屋のものは動かさず、帰宅時間と帰宅時の情報を冷静に伝える準備を整える)
- 警察と一緒に家に入る(安全確保と現場保存のため)
- 警察から聞かれたことには、正確に答える
- ものを取られている場合は、盗難届を提出(警察の案内で提出できる)
- 盗難届・被害届の提出時に受理番号を必ず取得する(保険請求などに必要)
- 盗られたものに応じて、必要な場所に電話をかける(クレジットカード会社・銀行など)
- ものが壊されている場合は、保険会社に連絡する
- 鍵交換や窓の修理など、再発防止のための即時対策を行う
片付けは、警察の許可が下りてから行いましょう。なにがなくなっているのかを確認し、カード会社や銀行への連絡は速やかに行ってくださいね。
特に、クレジットカードや通帳、印鑑などが盗まれた場合は、すぐに関連機関に連絡して利用停止の手続きを行うことが重要です。これにより、二次被害を防ぐことができます。
また、空き巣被害に遭った後は、心理的なショックを受けることも少なくありません。必要であれば、家族や友人、あるいは専門家にサポートを求めることも検討しましょう。
長期的な対策も忘れずに
空き巣被害に遭った後は、再発防止のための長期的な対策も考える必要があります。以下のような対策を検討してみましょう。
- 防犯カメラやセンサーライトの設置
- 窓や扉の防犯性能の高い製品への交換
- ご近所付き合いを大切にし、地域の防犯活動に参加する
- 貴重品の保管方法を見直す
これらの対策を組み合わせることで、より安全な住環境を作ることができます。
まとめ
空き巣被害にあったときパニックにならないためにも、万が一のときに備えて知識を蓄えておきましょう。正しい対処法を知っておくことで、被害を最小限に抑え、早期解決につながる可能性が高まります。
また、日頃から防犯意識を高め、必要な対策を講じておくことも大切です。自分と家族の安全を守るため、この機会に改めて自宅の防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。