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シャワーの使い方、気にしていますか?
皆さん、シャワーの使い方、気にしていますか?毎日の習慣だからこそ、ついつい無意識で使ってしまいがちですよね。入浴時、体や頭を洗った後にはシャワーを使いますが、洗面器でお湯を汲んで石けんを洗い流すのは、力が必要で少し大変です。その点、シャワーは蛇口をひねるだけでお湯が出るので、年齢問わず簡単に使えて便利です。
でも、その便利さゆえに、無意識のうちにお湯を無駄使いしやすい点は要注意!「ちょっとくらい」と思って出しっぱなしにしていると、実は家計に大きな影響を与えているかもしれません。
今回は、シャワーを出しっぱなしにしたときの水道代の目安についてご紹介します。また、無理なく実践できる節約方法もお伝えしますので、毎日少しずつ節水できるように工夫してみましょう。
シャワーを出しっぱなしにしたときの水道代の目安
では、実際にシャワーを出しっぱなしにするとどれくらいの水道代がかかるのでしょうか?具体的な数字を見ていきましょう。
1分あたりの使用量と料金
シャワーを1分間出しっぱなしにした場合の料金は以下の通りです。
- 水道代:約2.5円
- ガス代(40℃設定の場合):約5.8円
オール電化の家庭の場合は、電気代が約2.3円かかります。
これらはおおよその平均値ですが、地域や家庭の使用状況によって多少異なることがあります。たった1分でも8円以上かかるんです。意外と高いと感じませんか?
15分間使用した場合の試算
一般的な使用時間である15分間シャワーを使用すると、
- 合計コスト:約124.5円(水道代とガス代)
- 使用水量:約180リットル
180リットルというと、500mlのペットボトル360本分です。これは一般的な浴槽(220〜440リットル)の半分以上の量になります。シャワーを15分使うだけで、こんなに多くの水を使っているんですね。
1ヶ月あたりの試算
さらに、これを1ヶ月続けるとどうなるでしょうか。家族構成別に見てみましょう。
- 単身世帯:約3,735円
- 2人世帯:約7,470円
- 4人世帯:約14,940円
4人家族の場合、シャワーだけで年間約18万円近くかかることになります。これはかなりの金額ですよね。でも、心配しないでください。水道代の節約は、シャワーの使い方を少し工夫するだけでも十分な効果が期待できるんです。
水道代を節約する方法
「節約って難しそう…」と思う方もいるかもしれません。でも大丈夫です。シャワーの使い方を少し意識するだけでも、立派な節水になります。毎日少しずつ節水を心がけることで、年間の水道代に大きな変化が見られるようになりますよ。
では、具体的にどんな方法があるのか見ていきましょう。
1. こまめに使い分けを行う
シャワーは便利な反面、つい出しっぱなしにしてしまいがちです。でも、実は洗髪中や体を洗っているときなど、常にお湯は必要ありません。髪や体を洗う間はシャワーを止めて、すすぐときだけお湯を出す。この小さな心がけが、大きな節約につながります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、習慣になれば自然とできるようになりますよ。小さな努力の積み重ねが、家計の味方になるんです。
2. 節水シャワーヘッドを使う
節水シャワーヘッドをご存知ですか?これは、ホームセンターなどで手軽に購入できる便利な節約アイテムです。
《特徴》
- 水圧が高くなるので、少ない水でもしっかり洗える
- 水の使用量を30~50%も削減できる
- 自宅で簡単に取り付けられる
- 価格も手頃で、すぐに元が取れる
種類も様々で、水圧調整機能が付いているものや、手元で簡単に止水できるボタンが付いているもの、さらには塩素を除去する機能が付いているものまであります。
家族みんなで相談して、使いやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。節水しながら、快適なシャワータイムを楽しめますよ。
3. タイマーを使用する
時間を意識することも、大切な節水のポイントです。入浴時にタイマーを使ってみましょう。例えば、シャワーを使い始めてから15分や20分で鳴るようにタイマーを設定します。「あ、もうこんなに時間が経ったんだ」と気づくきっかけになりますよ。
家族で「シャワーの時間を減らそう」と目標を立てるのも良いかもしれません。みんなで協力して節水に取り組めば、より大きな効果が期待できます。
まとめ
いかがでしたか?シャワーを出しっぱなしにすると、想像以上に水道代がかかることがわかりましたね。でも、ちょっとした工夫で十分に節約できることもわかりました。
今回ご紹介した方法は、どれも無理なく続けられるものばかりです。節水シャワーヘッドを使ったり、タイマーを活用したり、自分に合った方法を見つけてみてください。
節約は、継続することが大切です。一気に変えようとせず、少しずつ習慣を変えていきましょう。きっと、家計にも環境にも優しい生活が送れるはずです。さあ、今日からできることから始めてみませんか?