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作り置きには不向きな食材がある
作り置きを作っておくと、毎日の食事やお弁当の準備が楽になるので、積極的に作っているという家庭は多いのではないでしょうか?しかし、どんな食材でも作り置きに適しているというわけではありません。どのような料理が作り置きには不向きなのかを、把握しておきましょう。
作り置きしてはいけない『料理』4選
作り置きには不向きな料理は、以下の通りです。
1.揚げ物
揚げ物は、種類問わず作り置きにはあまり向きません。
- 翌日以降、揚げ衣が剥げてしまうことが多い
- ベタベタとした油っぽさが目立つ
再度フライパンで焼いたり揚げなおす手間をかければ、それなりに香ばしい食感が復活しやすいです。しかし、その手間をかける時間がないことも、しばしばあるでしょう。
また、衣が水分を含んでしまい、食材から剥げてしまうことも少なくありません。見栄えが悪くなるだけでなく、食感もパサつきなどが気になりやすくなります。
2.水分が出てしまう食材を使った料理
水分が出てしまう食材は、以下のものがあります。
- もやし
- きゃべつなど
炒め物や和え物にして作り置きにしておくと、かなり早い段階で食材から水分が出始めます。見栄えが悪くなるほか、水分が出ることによって味がぼやけやすくなるというデメリットもあるので注意しましょう。
それだけでなく、食材から出た水分が劣化を速めるため、食中毒の原因につながる細菌が発生しやすくなります。カビの発生率も上がるため、水分が出てしまう食材は作り置きには不向きです。
3.りんごやアボカドなど、時間が経つと変色するもの
りんごやアボカドは、時間が経過すると酸化して表面が変色しやすいです。味には問題ないとしても、見栄えがよくないので食欲が低下しやすくなります。
劣化サインを見落としやすくなる原因にもつながるので、時間の経過とともに変色する食材は作り置きには使用しないよう注意しましょう。
4.汁物
汁物は、どうしても劣化しやすいので、数日間の作り置きには不向きです。翌日食べきるのであれば、保存環境に注意しておけば腐敗する前に飲みきれるかもしれません。しかし、味噌汁などを作ってそのまま常温放置し、翌日飲むとなると非常に!
汁物を翌日まで美味しく保存するのであれば、冷蔵庫での保存が必須です。
大量に作り置きを作ってしまったときの対処法
上記で紹介したもの以外の食材を使用して作り置きを作ったとしても、あまりにも大量にできてしまったとなると消費しきれない可能性があります。大量にできてしまった作り置きは、以下のように対処しましょう。
- ご近所さんや近隣に住む親族などに、おすす分けする
- 冷凍保存できるものは、冷凍に回す…根菜類は冷凍の不向き
- 味を変えて、アレンジしながら消費する
作り置きを数種類作る場合は、作りすぎに注意しましょう。ご近所さんとの仲が非常によい場合も、食中毒発生のリスクを考慮し、おすそ分けをするのであれば作ってすぐの、箸をつけていない状態のものを差し入れてください。
まとめ
作り置きに不向きな料理は、意外とたくさんあります。使用する食材などに注意し、食べきれる量の作り置きを作って、美味しく消費しましょう。