冷凍保存した魚、どれくらい日持ちする?賞味期限の目安や食べてはいけないサインとは?

冷凍アジの干物

魚の冷凍保存は、消費期限を延ばすのに非常に有効な手段です。しかし、冷凍したからといって何ヶ月もの長期間保存できるわけではありません。魚を冷凍した場合の賞味期限の目安と、冷凍した魚の劣化サインを把握しておきましょう。劣化サインは、いろいろなものが出ていることがあります。

冷凍保存した魚、どれくらい日持ちする?

考える主婦

冷蔵保存の場合、魚は数日で劣化してしまいます。たくさんの魚を入手したときは、適切な処理をして冷凍に回すのがよいでしょう。冷凍保存した魚は、数週間保存可能です。すぐに消費しきれない場合は、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取って、冷凍に回しましょう。

冷凍した魚を食べてはいけないサイン

冷凍した魚は、期限なく冷凍保存できるわけではありません。食べるべきではない状態になっているものを、しっかりと見極めましょう。

冷凍焼けして、魚自体が縮んでいる

長期間魚を冷凍庫に入れっぱなしにしておくと、魚が冷凍焼けします。冷凍焼けした魚は、以下のような状態になっていることが多いです。

  • 表面が変色し、組織が凝縮している…色が濃くなっている
  • 全体的に縮んでいる
  • 表面などに氷がびっしりついていて、魚本体の姿が見えなくなっている

冷凍焼けしている魚を調理した場合、身が縮んでいるので、火を通しらさらに縮みパサパサした食感になりやすいです。味と風味も落ちており、美味しいとはいいがたい仕上がりになります。

氷がびっしりついている

表面に氷がびっしりつくまで冷凍に放置されていた魚は、冷凍焼けしているだけでなく、劣化が進んでいるため、解凍したとき異変を感じる可能性が高いです。火を通しても食べられる状態ではない音が多いので、解凍後の魚の状態をチェックしておきましょう。

解凍後、異変を感じた

冷凍した魚を解凍したとき、以下のような状態になっているときは食べるべきではありません。

  • 表面に白い膜が張っている
  • 表面がヌルヌルベタベタになっている
  • 解凍後、異臭を放っている…生ゴミ臭や、強烈な生臭さが
  • 魚に既にカビが生えている
  • 口に入れたとき、違和感を感じる味がする
  • 食べたとき、冷凍臭い

冷凍している時点では劣化の兆候がなかったとしても、解凍してみると劣化していた事実が明らかになるパターンもあります。劣化している場合は、通常の魚と同じように調理しても食べることはできません。

冷凍した魚の賞味期限の目安

冷凍した魚の賞味期限の目安は、以下の通りです。

  • 通常の冷凍…約2週間
  • 下味をつけた状態で冷凍保存…約1か月

下味をつけたものの方が、長く保存できます。下味をつける際は、素手で魚に触れず、清潔な冷凍保存袋を使用しましょう。

調味料を入れるときは、清潔で乾いた調理器具を使用してください。水気がある調理器具や、口をつけた箸などのカトラリー類を使用して調味料を混ぜ合わせると、冷凍した魚や調味料内で細菌が繁殖してしまい魚の劣化が早くなります。

まとめ

冷凍した魚でも、長期間保存できるわけではありません。目安となる保存期間内に魚を消費するだけでなく、魚を使用日する前に劣化サインが出ていないかを確認しましょう。

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