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子どもの性格形成に親は深く関わっている
子どもの性格が形成される土台となる時期は、3歳くらいまでです。乳幼児期の親とのかかわりが、子ども自身の性格に大きな影響を持ってるといっても過言ではありません。その後10歳くらいまで時間をかけて、徐々に性格が確立されていくとされています。
子どもが暗い性格になってしまう『親の行動』4選
子どもの性格が暗くなってしまう親の行動は、以下の通りです。
1.常に子どもに厳しく当たる
親はいつか、子どもよりも先に死ぬことが大半です。そのため、子どもには厳しく教育をするという親もいるでしょう。それは、10歳以降性格が出来上がって、自分のことを自分の手でできるようになってからでも十分間に合います。
子どもがまだようやく立ち上がったくらいの乳幼児期に、自分のことを無理強いしてまで自分でこなすよう接するのはよくありません。親の指示を守れないことが大半で、子どもも親も悲しい時間を過ごす結果になることになります。
2.子どものミスを許さない
子どもの小さなミスを許さず、なんでも叱り飛ばしてしまうのはNG。
- 服を後ろ前に着た
- 飲み物をこぼした
- 一度教えたこと覚えていなかった
- おもちゃを片付け損ねていたなど
子どもがどんなに頑張っても、大人ほど器用に物事をこなすことができません。大人と同じクオリティの生活を子どもに求めること自体が、子どもにとって大きな負荷となるのです。
3.子どもを全く褒めない
子どもだけでなく、大人も褒められるとうれしいものです。子どもは親から褒められると、特別な嬉しさを感じてどんどん成長します。
子どもの成功を「当たり前」として全く褒めず、できていないことだけでを指摘するのはよくありません。子どもは自分のやっていることに自信が持てず、暗い性格になってしまいます。
4.基本的に親が無表情
なにをやっても親が基本的に無表情だと、子どもはどうすればいいかわかりません。笑ってくれないのは自分のせいだと自分自身を責めてしまい、性格が暗くネガティブになってしまう恐れがあります。
子どもの性格が明るくなるよう意識すべきこと
子どもの性格がなるべく明るくなるよう心がけるべきことは、以下の通りです。
- できたことはしっかりと褒める
- 一緒に遊ぶ、冗談を言い合うなど、笑顔で楽しい時間をできるだけ長く過ごせるようにする
- 失敗に寄り添い、成功への糸口を一緒に見つける
- 失敗を無碍に責めない
子どもの性格を明るくするために、無理に「いい親」を演じ続ける必要はありません。親も人間なので、ときに感情が乱れることがあるでしょう。それを見て、子どもなりに成長する部分もあります。
基本は元気で明るく、子どもを導けるような親であれば、子どもも親の背中を見て元気に育つことが多いです。
まとめ
子どもの性格を形成する時期は、子どもとの関わるを特に深く持ちましょう。子どもの性格を明るくする方法も適度に取り入れ、子どもが社会に出たときより生きやすい性格になるよう導きましょう。