目次
コンソメの代用になる身近な調味料4選!
コンソメの代用になる調味料にはどのようなものがあるのでしょうか。身近なものから見ていきます。
ブイヨン
ブイヨンは、最もコンソメに近い味に仕上げることができる調味料であると考えられています。
ブイヨンとはそもそも、肉などを煮込んで作った「だし汁」のことです。料理のベースになるものであり、少し塩味がついている程度です。そのままではコンソメに比べると味が淡泊であるため、塩や胡椒、風味付けのハーブ等を好みで加えると、味付けを損なわずに洋風に仕上げる事が可能です。
鶏がらスープの素
鶏がらスープには、風味付けとして生姜が入っているため、加えると中華風の味付けに仕上がります。洋風の仕上がりにこだわらないのならば、コンソメの代わりとして代用することもできます。
中華風の味付けになることを避けたい場合は、乾燥ハーブやこしょう等を加えると、ある程度洋風にアレンジすることが可能です。ただし、鶏ガラスープには元々塩分が含まれているため、さらに塩を加えると味が濃くなりすぎることもありますので、注意が必要です。
和風ダシ
和風ダシは、日本人の口に合う味で、幅広い料理に代用として使用することができます。
洋風の味付けに近づけたい場合は、こしょうなどのスパイスや、ハーブなどを隠し味として加えるとよいでしょう。和風だしに野菜や肉をプラスして、じっくりと煮込むだけでも意外と洋風の味わいに仕上がります。
洋風の味付けでなくてもよい場合は、煮込んだ野菜に和風ダシを加えてみそ汁風にしてもよいでしょう。みそ汁ならば、ポトフや煮込み料理に使用するような野菜が入っていても違和感なく仕上げることが可能です。
ウスターソース
ウスターソースとは、野菜や果物に酢や塩などを加えて熟成させたものです。隠し味として少量加えることで、コンソメと同じように料理に深みをプラスすることができます。
ただし、ウスターソースを入れすぎると酸味がきつくなり、違う風味になってしまう可能性があるので、適量にしておくことがポイントです。特に、煮込み料理の際のコンソメ代用品に適しています。
コンソメの代用になる万能調味料4選!
次に、コンソメの代用になる万能調味料について見ていきます。
ウェイパー
ウェイパーは旨味が凝縮された味わいがあるため、コンソメとの類似点が多い万能調味料です。スーパーなどでは、中華料理の調味料のコーナーで販売されています。家庭でも本格的な中華料理を楽しむための調味料であると言えます。
ウェイパーは、旨味を出せるエキスに、さらに調味料などをプラスして作られている合成調味料であるため、より深い風味を料理にプラスすることができます。中華風になってもよいレシピの時に使用するならば、おすすめの代用品のひとつです。
さらにひと手間を加えて、こしょうやハーブなどを追加すると中華風のテイストが薄れて、より洋風寄りになりコンソメに近い味わいを演出することができます。
味の素
味の素は、和、洋、中を問わず料理に旨味を加える時に幅広く使用することができる万能調味料です。もちろんコンソメの代用品としても適しています。そもそも味の素には余計な風味がないため、塩こしょうや、ハーブなどを加えて洋風にアレンジしても味がぶつかる心配がありません。
味の素は、元々人工的に作られた旨味調味料として有名であるため、「身体にあまりよくないのでは?」と考えてしまいがちですが、今は微生物を使用した安全な方法で作られています。他の調味料と同様に、適量を使用していれば問題はありません。
マジックソルト
マジックソルトは、岩塩にハーブ類を加えた調味料です。風味豊かな調味料であるため、中華風や和風の調味料に加えても洋風の味わいに仕上げることが可能です。そのため、幅広いレシピにコンソメの代用として使用することができます。
クレイジーソルト
クレイジーソルトは、マジックソルト同様に岩塩にハーブや香辛料を加えた調味料です。マジックソルトとは使用されているハーブの種類が異なりますが、コンソメの代用として使用することは可能です。
コンソメとブイヨンの違い
次にコンソメとブイヨンの違いについて見ていきます。
コンソメ
コンソメとは、ブイヨンをベースにハーブなどを加えて煮込み、旨味を加えて塩で味を調えたものです。
コンソメはフランス語で「完成された」という意味であり、そのまま飲むことができるスープです。コンソメはすでに味付けされているため、その味を活かして調理することで、様々な料理の味に深みがプラスされます。
ブイヨン
ブイヨンとは、肉や魚、香味野菜などを煮込んで作っただし汁のことです。その後、様々な料理のベースとして使用されるもので、調味料を加える前のものを指します。
また、ブイヨンはフランス語で「だし」を意味します。スープなどのベースとなることから、英語圏では「スープストック」とも呼ばれています。ブイヨンに入れる肉がチキンの場合は「チキンコンソメ」、ビーフの場合は「ビーフコンソメ」と呼ばれています。
ブイヨンはだしであるため、具材を煮込んだ後にさらに味付けをする必要があります。さらに、ブイヨンを隠し味として使用するレシピも多いです。市販されているブイヨンには、塩分が予め含まれていることもあり、その場合はコンソメと同じ用途で使用することが可能です。
コンソメの成分や味のポイント
次にコンソメの成分や、味のポイントについて調べてみます。
成分
コンソメの成分を具体的に見ていくと以下のものが挙げられます。
- 食塩
- 乳糖
- 砂糖
- 食用油脂
- 野菜エキス
- 香辛料
- 酵母エキス
- 醤油
- チキンエキス
- ビーフエキス
- 果糖
- 酵母エキス発酵調味料
肉や魚などを煮込んだだし汁であるブイヨンに、ハーブや各種調味料を加えたものであり、食材を加えなくてもスープとして飲むことができます。一般的には、コンソメは澄んだ琥珀色をしています。
味
コンソメは、肉や魚の旨味が凝縮されただし汁であるブイヨンに、さらに野菜の旨味などが加わります。肉や野菜だけでなく、香辛料やハーブなどが加わり、より香り豊かな味わいになります。その他、調味料により味つけがされているため、それだけで味わうことができる完成されたスープであると言えます。
身近な調味料でコンソメの代用は可能
洋風レシピのポイントとなるコンソメを切らしてしまった場合でも、身近にある調味料や万能調味料などで、代用が可能です。
洋風から中華風にしてみたり、さらに調味料を足してみたり、工夫次第で料理の幅が広がります。
レシピによって、適している代用品も異なる場合がありますので、味をみながら最適の調味料を見つけてみるとよいでしょう。