目次
野菜の栄養は『皮』にもたっぷり!
野菜の栄養は、果実の部分だけに限られているわけではありません。皮近くや皮自体にも栄養がたくさん含まれています。実際、いくつかの野菜では、果実の部分よりも皮の方に栄養素が多く含まれている場合があります。
捨てるべきではない野菜の皮の種類と、それらの有効な再利用方法についても併せてご紹介します。
皮ごと食べるべき野菜3選!
皮ごと食べることで栄養素を余すことなく摂取できる野菜を紹介します。
1.根菜類
根菜類の多くは皮ごと食べられ、栄養が豊富です。
- 大根:ポリフェノール、ビタミンC、食物繊維が豊富
- ニンジン:βカロチンとビタミンを多く含む
- カブ:皮付近に消化を助けるジアスターゼが含まれています
- レンコン:クロロゲン酸や炎症を抑えるタンニンが含まれる
- ごぼう:脂肪燃焼を促すクロロゲン酸を含む
大根やニンジンは、皮ごとすりおろしても、そのまま調理してもおいしく頂けます。
2.イモ類
イモ類にも皮を含めて食べることができる種類があります。
- 里芋:女性ホルモンのバランスをサポート
- 長芋:ポリフェノールが豊富
- サツマイモ:食物繊維、ビタミンC、カルシウムを多く含む
里芋の皮は固く長い根があるため、根を取り除いて調理すると食べやすくなります。
3.ウリ科の野菜
ウリ科の野菜は皮ごと食べられるものが多く、栄養豊富です
- かぼちゃ:皮にはβカロチンと食物繊維が実よりも豊富に含まれています
- スイカ:皮を漬物や他の料理で再利用することができます
キュウリやズッキーニも皮ごと食べることで栄養を効率よく摂取できます。
皮をむいた野菜の再利用法
むいた皮をそのまま捨てるのはもったいないです!適切な方法で再利用し、無駄を減らしましょう。
- ベジブロスとして再利用(野菜の皮やヘタを利用して野菜スープを作ります)
- 野菜の皮を刻んでかき揚げやきんぴらに加える
- 肥料として再利用
- 台所の掃除に活用
- 漬物やチップスの材料として使う
ベジブロスは、野菜の風味を生かした栄養豊富なスープです。スープや煮物に加えることで料理の味が向上します。また、野菜の皮は栄養素も多く含まれており、食事の栄養価を高めることができます。
ただし、じゃがいもの皮のように、特定の条件下で有毒となる可能性のある皮は、食用には適さず、掃除用として再利用するのが安全です。
まとめ
野菜の皮には実部以上に栄養素が含まれていることが多く、食べ方次第でさまざまなメリットが得られます。皮ごと食べることで食物繊維を効果的に摂取し、便秘の改善にも役立ちます。また、皮を上手く再利用することで、食材の無駄を減らし、環境にも優しい生活が実現できます。
日々の料理において、野菜の皮の価値を理解し、活用することで、栄養のある食材としての利点を最大限に生かしましょう。