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過保護の線引きとは
過保護になってしまうのはよくないとわかっていても、その線引きはなかなか難しいものです。過保護の線引きとは、どのようなことが挙げられるのでしょうか?
- 子どもの手柄ややる気を、横取りしていないか
- 子どもが失敗しないよう、根回しする
- 子どもの失敗を、親が肩代わりしてしまうなど
子どものやる気や失敗を親が奪ってしまうと、貴重な経験を取り上げることになります。
『過保護すぎる親』の特徴4選
過保護すぎる親には、以下のような特徴があります。
1.子どもの話をさえぎる
子どもの話をさえぎってしまうと、子どもの話す気持ちをそいでしまいます。
- 子どもが話している最中に「それってこういうこと?」など、寸断して腰を折る
- 子どもが話しているのに最後まで聞かず、全く関係ない話題を振る
- 意見を求められていないのに、「ママはこう思うけど」と不要なアドバイスをする
子どもの話は、最後まで聞きましょう。医師や学校の先生とのやり取り中に親が口をはさむのもよくありません。
2.自分の考えや価値観を、子どもに押し付ける
子どもは自分自身の価値観を持っているのに、親がそれを否定して自分の考えを押し付けるのはよくありません。
- 子どもが言ったことを全否定する
- 子どもが大切にしているものを見下し、否定する
- 子ども自身が決めた進路や決定事項を、取るに足らないもののような言い方をする
自分の子どもであっても、別の価値観を持つ別の人間であることを忘れないようにしましょう。
3.子どもの友人を親が選ぶ
子どもの友人は、基本的に子どもが選ぶ権利を持っています。
- 「あの子は頭が悪いからダメ」など、学力しか見ずに子どもの友人を否定する
- 「あの子より○○ちゃんの方が、しっかりしてるから」など、子どもの表面だけを見て友人を決めたがる
子どもについての噂は、後を絶ちません。評判が悪い子であっても、本当は悪評ほど悪い子ではない可能性も十分あります。
4.子どもの不出来な部分ばかり指摘する
子どものできている部分は当然とし、できていない部分ばかりを指摘するのはNGです。
- 勉強などで「なんでこんなところで間違えてるの?」と、間違いばかりを指摘する
- 日常生活でできていない部分ばかり指摘して、自主的に取り組んでいることはほめない
できている部分にスポットライトを当てて褒めてあげるよう心がけると、子どもも心境の変化がみられやすい傾向があります。
過保護を脱出するための方法
過保護を脱出ための方法は、以下の通りです。
- 子どもの意見を尊重する…失敗しても責めない
- 子どもの友人関係に口出しをしない
- 子どものできている部分を、しっかりと受け止めてあげる
- 子どもには子どもの考えがあると把握し、考えや行動を全否定しない
過保護すぎると、子どもは自ら考えることを辞めてしまいます。そうならないためにも、子どものできている部分を褒め、子どもの考えを尊重するよう配慮しましょう。
まとめ
過保護になってしまうと、親子そろって精神的にきつく、依存しあう関係になってしまいやすいです。それを避けるためにも、過保護にならないよう注意しましょう。