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スマホのバッテリーは充電のサイクル回数で寿命が変わる
スマホのバッテリーは、一般的に2年を過ぎると「減りが早いな」「持ちが悪くなったな」と感じるようになる人が増えます。
実際は、年数でバッテリーの寿命が変わるのではなく、充電サイクルの回数で寿命の長さが変わることをご存知でしょうか。
一般的にスマホのバッテリーは0%から100%までフル充電する回数を「1」とカウントした時に、300回でスマホの満充電が70〜80%まで落ち、500回で50〜70%まで落ちると言われています。
したがって、毎日1回フル充電した場合、約2年間使うと満充電値が50〜70%まで落ちるため、バッテリーの寿命を迎える(使いづらさを感じる)ようになるのです。
スマホのバッテリーが寿命を迎えている『5つのサイン』
では、スマホのバッテリーが寿命を迎えている時、どのようなサインが現れるのでしょうか。以下のようなサインが現れ始めたら、完全に使えなくなる前に買い替えやバッテリーの交換を検討しましょう。
1.スマホの動作が重いと感じる
スマホを使っていると、処理速度が落ちてなかなかページを開けなかったり、スマホの動作自体が遅いと感じることはありませんか。使いづらさが若干のストレスに感じますよね。
スマホの動作が重い理由は、バッテリー劣化による処理速度が落ちていることが原因です。つまり、バッテリー自体に寿命がきている可能性が高いので、バッテリーの交換やスマホの買い替えを検討しましょう。
2.充電したバッテリーの減り方が早い
スマホのバッテリーを充電したにもかかわらず、使っていると以前よりも明らかに早く減ってしまうと感じませんか。この現象もバッテリーが寿命を迎えているサインです。
スマホの設定画面にあるバッテリーから、現在のバッテリーの状態を調べることが可能です。気になる方はぜひ確認してみましょう。最大容量が80%を下回っている場合は、交換や買い替えを推奨します。
3.スマホを使うとすぐに熱くなる
スマホを使っているとすぐに本体が熱を帯びてしまう場合、バッテリーが劣化しているために暑くなっている可能性が考えられます。
そのまま放置していると、スマホ本体の故障にもつながるため、早めに買い替えることをおすすめします。
4.スマホがフリーズして使えなくなる
スマホのバッテリーが劣化すると、スマホの処理能力も落ちてしまいます。すると、スマホの動作が遅くなるだけでなく、指で触れても画面がフリーズしてしまい、全く反応を示さない状態に陥ることがあります。
この状態が頻繁に現れる場合、スマホを使っていて使いづらさを感じる人も多いでしょう。完全に使えなくなる前に買い換えるべきです。
5.突然画面が真っ暗になりシャットダウンする
スマホがフリーズするだけでなく、時々なぜか電源を切っていないのにシャットダウンしてしまう現象もバッテリー劣化のサインです。
このサインは、すでにバッテリーが限界を迎えている可能性が高いので、2年経っていない場合はバッテリーの交換を、2年以上経っている場合は買い替えを検討しましょう。
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?
スマホのバッテリーを長持ちさせるためには、充電方法や使い方のコツを押さえておきましょう。
- バッテリーを常に20%〜80%の間を維持する
- 過充電(100%になったまま放置)しない
- 頻繁に充電しすぎてしまう
- 使用しない機能は切っておく(Bluetooth、位置情報など)
- 充電しながらスマホを使わない
- 温度が高い場所にスマホを放置している
バッテリーは0%まで使い切らず、20〜40%まで減ったら充電するようにします。また、最新の機種は過充電に対して保護回路が搭載されているものも多いですが、念の為、充電したまま放置することは控えましょう。
また、スマホやバッテリーは熱に弱いので、温度の高い場所(直射日光が当たる場所や家電が多く設置されている場所など)に放置しないようにしてください。
スマホの扱い方を意識してバッテリーを長持ちさせよう
スマホはバッテリーの劣化によって寿命が大きく左右されます。スマホは高額な買い物です。少しでも長く使い続けるためにも、バッテリーを長持ちさせるような充電方法や使い方を意識しましょう。