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大人ならば身につけておきたい食事中のマナー
友人や家族、会社の同僚など、いろんな人と食事に行く機会がありますよね。食事に行く際、大人として最低限の食事マナーが身についていないと「食べ方が汚い」と周囲から白い目で見られてしまうことも…。
姿勢やカトラリーの使い方、意外と知らない食事中のタブー行為まで、なるべく多くの食事マナーを把握して、一緒に食事している人が気持ち良く食事できるよう配慮しましょう。
食事中にすべきではない『7つのタブー』
では、具体的に周囲からどのような行為がドン引きされてしまうのでしょうか。多くの方がすでに意識していると思いますが、あらためて食事中のタブー行為について確認していきましょう。
1.肘をテーブルの上につく
小さい頃から「テーブルに肘をつかないように」と口酸っぱくご両親から言われてきたという方も多いでしょう。肘をテーブルについて食事すると、姿勢は崩れますし、横柄な態度で食事しているように見えて下品です。
周囲の人が気持ちよく快適に食事できるよう、肘をテーブルについて食事する行為は控えましょう。きちんと姿勢を正して食事するように心がけてください。
2.置いている食器に顔を近づけて食べる(犬食い)
置いている食器に顔を近づけて食べる通称「犬食い」は、周囲から見ると非常に下品で汚い食べ方です。大人が犬食いしている様子は見るに耐えられないという人もいるでしょう。
基本的に大皿に入っている食事は小皿に取り分け、日本食の場合は直径15cm未満のお皿であれば手に持ち食事します。日本食以外の場合は、カトラリーを上手に使い、犬食いにならないよう料理を口に運びましょう。
3.カトラリーを持っていない手を下に添える
多くの人がやりがちな行為に、カトラリーを持っていない方の手を料理の下に添えて、落ちないようにするという仕草があります。一見、落ちないよう配慮しているため、マナーが良いと思う人もいると思いますが、実はマナー違反に該当します。
料理の下に手を添えるのではなく、カトラリーを上手く使い料理を持ち、手を添えずに口まで運ぶことが正しいマナーです。日本食の場合は、15cm未満の小皿を使い、片手に持って口元まで運ぶと良いでしょう。
4.食べ物を口に入れながら会話する
食べ物を口に入れた状態で会話することは、口の中で咀嚼されている食べ物が見えてしまうため、周囲に不快な印象を与えてしまいます。
食べ物を口に入れているときは会話せず、飲み込んだ後に会話に参加したり返事をしたりしましょう。
5.間違った箸の使い方
箸の使い方のマナーは多くあります。中でも以下の行為は、周囲の人に不快な思いをさせてしまうため、特にタブー視されています。
- 迷い箸…箸を持ったままいろんな食べ物を行ったり来たりすること
- 刺し箸…食べ物に箸を刺して口に運ぶこと
- 寄せ箸…箸を引っ掛けて器を引き寄せること
- なぶり箸…箸先を舐めること
- 指し箸…箸で人や物を指すこと
箸を上記のような使い方はせず、正しい使い方ができるように毎日の食事で意識してください。
6.食事中に気分が悪くなるような会話をする
食事は明るく楽しい雰囲気で行いたいもの。しかし、食事中に気分が悪くなるような会話をしてしまうと、その場が白けてしまったり、料理の味が美味しく感じないといった迷惑をかけることになります。
- 他人の悪口
- 常にネガティブな話題
- 下品な話題
一緒に食事している人はもちろん、周囲で食事をしている人も耳に入るだけで不快に感じてしまいます。なるべく明るい気分になるような話題作りを心がけましょう。
7.食べ終わった食器を重ねる
良かれと思い、食べ終わった食器を重ねてしまう人がいますが、食器を重ねると食器に付着している汚れが重ねた食器の底に移ってしまうため、余計に洗い物の手間を増やしてしまいます。
また、繊細な食器の場合は、重ねてしまうと傷がつく恐れもあるので、なるべく食器は重ねないように配慮しましょう。
大人として食事中は最低限のマナーを身につけよう
いかがでしたか。今回あらためて食事中のタブーを確認してみると、無意識にやってしまっていた行為があったという人もいたことでしょう。今後、人と食事する時のために、この機会に食事マナーを再度見直してください。