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揚げ物の油、何回まで使い回せる?
揚げ物をすると、たくさん油を使用します。1回だけ使った揚げ油を、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。揚げ油は、何回まで使用可能なのでしょうか?
- 揚げ油の使いまわし目安回数…2~4回
揚げ油を使用後は、専用ポットで保存しましょう。その後使用するときは、差し油といって新しい油を少しつぎ足すと、油が長持ちしやすくなります。揚げ油として使用した油は炒め物などでも使用できるので、最初に使い始めて2~3週間以内に使い切りましょう。
使用済みの揚げ物を使ってはいけないサイン
使用済みの揚げ油を使うべきではにサインは、以下のものがあります。
1.色が濃くなっている
揚げ油の色が濃くなり、茶褐色になっている場合は、酸化が進んでいる証拠です。酸化が進んだ油を使用してしまうと、食中毒になる可能性があります。仕上がりもよくないので、色がいつもより濃かったり、茶褐色に変色している場合は使用を控えましょう。
2.嫌なニオイがする
油から本来することがないニオイがしているときは、要注意です。
- 枯れた草のような臭い
- 塗料を使った後のような臭い
上記のようなニオイは、食材から漂ってくる可能性が非常に低いです。そのため、加熱後異臭がしたら、油を交換しましょう。
3.どろどろになっている
揚げ油を使用後、鮮度が高い状態のものはさらさらとした油が持つ比較的粘度が低いとろみがついている状態になります。しかし、何度も使用したり保存状態がよくなかった油は、使用後どろどろになることがあるので注意しましょう。
油を使い終わってポットに移し替えるとき、色だけでなく油そのものの粘度にも注目してみてください。
4.温め始めた後、すぐに煙が出る
揚げ物というと、揚げ油を高温の状態に熱して行いますよね。目安となる180℃に熱したとき、油から煙が出てくる場合は、油の鮮度が落ちています。
新鮮な油は、200℃以上の温度になっても煙が出ることはありません。劣化している油は煙が出てしまうので、比較的見分けがつきやすいと思います。煙が出ている状態で油を継続使用するのは危険なので、油から煙が出たら油を交換しましょう。
使用済み揚げ物油の正しい処理方法
揚げ物油をそのままシンクに流したり、直接ゴミ袋の中に流し込んでしまうのはよくありません。正しい方法で油を処理して、環境に負荷をかけないようにしましょう。
- 使用済み牛乳パックの中に新聞紙を丸めて詰め込み、その中に使用済み油を入れて口をガムテープなどで閉じる
- 油固めてぽいなどの、揚げ油処理アイテムを使用する
ゴミ袋に油を直接流し込むと、油の熱で袋が破れるなどしたときにゴミを置いている場所を油で汚してしまいます。掃除の手間や悪臭の除去など、時間のロスしてしまいやすいので注意してください。
まとめ
揚げ物調理で使用する油は比較的量が多いので、処理すべき使用目安や劣化サインを見逃さないようにしましょう。揚げ油の正しい除去方法も身につけ、環境に負荷をかけない工夫をして使用済み油を破棄してください。