冷凍食品を『解凍』するときのタブー5選 味が落ちてしまうダメ行動とは?

冷凍食品や冷凍した食材を解凍すると、「味が落ちている」「食感が悪い」と感じることはありませんか。それは間違った解凍方法が原因かもしれません。この記事では、冷凍食品を『解凍』するときのタブーや解凍時の正しいポイントを紹介しています。

簡単に美味しく料理できる『冷凍食品』は主婦の味方!

近年、冷凍食品の品質や種類が格段に上がっていて、主婦はもちろん、共働きのご家庭やひとり暮らしの方など幅広い層から人気を集めています。

それぞれの食品に適した解凍方法を実践するだけで、美味しい料理が簡単に作れたり、レンジで温めるだけで料理が完成する冷凍食品も多いですよね。

しかし、間違った解凍方法では、食品の味や食感が落ちてしまったり、上手く加熱されていないこともあります。改めて、美味しく解凍する方法を把握しておきましょう。

冷凍食品を『解凍』するときのタブー5選

冷凍食品を解凍する際は、必ずそれぞれの食品や食材に合った方法で解凍することが重要です。ここでは冷凍食品を『解凍』するときのタブーを紹介します。

1.生鮮食品を常温で自然解凍する

生肉や生魚などが冷凍食品として販売されることも多くなってきた近年、生鮮食品を解凍する方法に悩む方も多く見かけます。生鮮食品は電子レンジで解凍すると失敗しやすいため、自然解凍を選ぶ人が多いでしょう。

しかし、自然解凍する際に常温で放置してしまうと、生肉な生魚などは細菌が繁殖したり、食材の質が著しく低下して食中毒を引き起こす危険性があります。

したがって、生肉や生魚などを自然解凍する場合は、絶対に常温で解凍することは避け、冷蔵解凍か流水解凍、または電子レンジで少しずつ解凍する方法を選びましょう。

2.電子レンジの「自動」で温め解凍する

冷凍食品の多くは、パッケージに電子レンジ解凍と記載のあります。この場合、パッケージには「◯W◯秒」と目安が記載されていることでしょう。

しかし、パッケージ記載のW数や時間を無視して「自動」で温めてしまうと、食材を加熱し過ぎてしまったり、温めムラができてしまう恐れがあります。

3.パッケージ記載の解凍方法を無視する

先に紹介した通り、冷凍食品の多くはパッケージに適切な解凍方法が記載されています。しかし、パッケージに記載のある解凍方法を無視して、独自の判断で解凍を試みてしまうと、上手く解凍できず食感や質が損なわれてしまうでしょう。

電子レンジならばW数や時間が記載されていますし、トースターも温度と時間が記載されていることが多いです。

また、「冷蔵解凍」「流水解凍」「そのまま調理」など、冷凍食品によって解凍方法や調理方法は異なります。必ずパッケージの解凍方法を確認しましょう。

4.生鮮食品をレンジで一度に完全解凍を試みる

生肉や生魚などを電子レンジで解凍しようとする場合、一度に完全解凍を試みることは控えてください。加熱し過ぎてしまったり、味が悪くなる原因になります。

最近では「解凍」機能が備わっている電子レンジもあるので、生鮮食品を解凍する際は解凍機能を活用しながら、解凍状態を逐一様子見しましょう。

5.1000Wなどの高火力で短時間で解凍する

忙しいご家庭では、なるべく調理時間を短縮したいと考える人も多いでしょう。その際、電子レンジで食品を解凍する時間を短縮するため、800W〜1000Wと高火力で温めてしまう人がいますが、これはNGです。

温め過ぎてしまったり、温め方にムラができてしまうため、上手に冷凍食品を解凍することができません。味の仕上がりが落ちてしまったり、食感が悪くなる原因になるので、500W〜600Wで少しずつ解凍しましょう。

冷凍食品をおいしく解凍するための正しいポイントは?

冷凍食品を解凍する場合、解凍する食品ごとに美味しく解凍するためのポイントがあります。以下のコツを参考に、正しい方法で解凍しましょう。

  • パッケージに記載のある通り解凍する
  • 生肉や生魚は流水解凍、または冷蔵解凍する
  • 生鮮食品をレンジで解凍する場合は半解凍して庫内で20秒程蒸らす
  • ラップをかけてレンジで温め解凍する場合はふんわりとかける
  • 食パンは電子レンジではなくトースターで解凍する
  • 惣菜パンは電子レンジの後、半分にカットした状態でトースター解凍

基本的にはパッケージに記載のある通り解凍するのが正解です。しかし、冷凍された生肉や生魚、野菜、ご飯やパンなどは、それぞれに合った解凍方法を選ぶ必要があります。

例えば、生肉を電子レンジで解凍する場合は、半解凍した状態で庫内に20秒ほど置き、温めムラが起きないように温度を均一にします。すると、ちょうど良い解凍状態で調理できます。

また、パンも種類によって適した解凍方法が異なります。ぜひそれぞれのパンに合った方法で解凍してください。

冷凍食品は食品ごとに食感や味を保てる解凍方法を選んで

いかがでしたか。冷凍食品は食品ごとに適した解凍方法が異なります。基本的にはパッケージに記載のある通りに解凍し、それ以外の冷凍食材は本来の食感や味を保てる方法で解凍しましょう。

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