目次
パソコンが壊れた時は正しく処分しなければ危険な事態に
一般的にパソコンは5年ほど経つと、徐々にパフォーマンスが低下していき、やがて寿命を迎えると言われています。また、修理に使うパーツもメーカー側では保有期間が6年と決まっているため、購入から6年経ったパソコンは修理が難しいと考えられるでしょう。
もしもパソコンを新しいものに買い換える場合は、正しく処分しなければ以下のような危険が考えられます。
- パソコンに残っているデータから情報が漏れてしまう
- パソコンから入手した情報を悪用されてしまう
パソコンには多くの個人情報が詰まっているため、データを正しく消去せずに手放してしまうと非常に危険です。必ず正しい手順や方法を踏まえて手放してください。
絶対にしてはいけないパソコンの捨て方5選
パソコンを処分する際は、以下のような捨て方に気をつけましょう。最悪の場合、パソコンに残っていたデータを復元され、悪用されてしまう危険性もあります。
1.パソコンデータの移行を忘れてしまう
パソコンに残っているデータが必要な場合は、必ず次に使うパソコンにデータを移行することを忘れないようにしましょう。
最近ではクラウドにバックアップすることで、新しいパソコンへと簡単にデータが移行できるようになっているので、わざわざ手動でデータを移行する必要がないケースも多いです。
ただし、この場合はデータを消去する前に、必ずバックアップが取れていることを確認してください。
2.データを残したまま手放す
パソコンを処分する際、パソコンに詳しくない人の中にはデータを消去せず、シャットダウンしただけの状態で処分したり、回収業者に手渡したりする人がいます。
自治体の回収ボックスなどにデータを残したまま手放してしまうと、データを抜き取られたり悪用されたりする恐れがあるので非常に危険です。
また、専門の回収業者であっても、目の前でパソコンのデータを抹消するサービスや証明書を発行してくれない業者の場合は、自分でデータ抹消ソフトなどを使ってデータを消去するべきでしょう。
3.パソコンを初期化しない
パソコンを処分したり回収してもらう際は、初期化してから出すようにしましょう。データを消去しただけでは、パソコンのデータを復元する違法ソフトなどを使い、データを復元されてしまう恐れがあります。
もちろん、パソコンを初期化するだけではいけません。必ずデータを正しく消去した上で、パソコンを初期化する2つの手順を行いましょう。
4.データ消去に自信がないままフリマアプリに出す
パソコンに入っているデータを完全に消去するには、専用のソフトを使用したり、物理的にハードディスクドライブを破壊したりしなければ、復元される可能性がわずかに残ります。
データ消去に自信がないまま「まぁ、いっか」と不特定多数に渡る可能性のあるフリマアプリに出してしまうと、渡った先でデータを復元され、悪用される危険性もあるので注意が必要です。
5.自治体の正しい処分方法に従わず誤った分類で処分する
自治体の無料回収ボックスや回収サービスを利用する場合は、自治体の正しい処分方法に必ず従ってください。
分類するのが面倒だからと適当にゴミ袋に混ぜてしまうと、そのまま回収されずに放置されたり、回収された後にゴミ処理上でトラブルの原因となる恐れがあります。
また、回収されずにゴミ置き場に放置されていると、知らない人に持ち去られてしまう可能性もあり危険です。必ず指定の回収サービスを利用するようにしてください。
安全にパソコンを捨てるためには?正しい捨て方を解説
パソコンを安全に捨てるためには、正しい方法でデータを消去したり、信頼できるサービスにデータの消去や回収を依頼する必要があります。
- 新しいパソコンがある場合はデータを移行させる
- 専用ソフトウェアでデータを消去する
- 専門業者に持ち込み、データの消去後に安全に処分してもらう
- パソコンメーカーで回収してもらう
- 家電量販店で下取りしてもらう
一般的には以上の対処法や処分方法、回収方法が挙げられます。新しくパソコンを購入する場合は、メーカーや家電量販店に依頼し、下取りも含めて対応してもらうと便利です。
パソコンを処分する際は個人情報を抹消してから手放そう
いかがでしたか。パソコンを処分する際は、必ず個人情報を完全に消去してから手放してください。ご自身で消去する事が難しい場合は、専門の業者やメーカー、家電量販店にデータの消去や回収を依頼しましょう。