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嘘も方便というけれど…
「噓も方便」という言葉がありますが、なんでもウソで塗り固めてしまってもよいわけではありません。相手を傷つけたり、だましてしまうようなウソが、つくべきではないので注意しましょう。具体的にいうべきではないウソについてまとめたので、チェックしてみてください。
言うべきではない『ウソ』4選
いうべきではないウソは、以下のものがあります。
1.自分の保身のために、誰かを突き出すようなウソ
会社や学校などの集団は、他人とふれあう機会が多く、横のつながりもあります。そのため、自分よりもおとなしい人もいれば、気が強くて周囲の人を威圧するような人もいます。
自分よりも強い人を目の前にしたときや、自分の都合の悪いミスをもみ消すために、誰かをつるし上げるようなウソをついてしまうのはよくありません。つるし上げた相手からの信用を途端に失い、ウソがばれたら周囲の人からの信用も失います。
2.周囲の人を騙し、信用を無くすようなウソ
周囲にいる人を騙してしまうウソをつくと、ウソがばれたとき信用を無くします。
- ウソつきとして認識が広まり、話す人がいなくなる
- 誠意ある対応をしても、一度ウソをついた事実は消えないので、信用を得にくい
- 信じた人の心に傷を作ってしまう
周囲の人の良心に付け込むようなウソは、絶対につくべきではありません。
3.誰かが損をするようなウソ
誰かが損をするようなウソは、面白半分であってもつくのはNG。
- やっていないキャンペーンを紹介し、ものを買わせる
- 架空の儲け話を作り上げ、お金を集める
- ありもしない募金活動に参加させて、お金を集めさせるなど
金銭面で損をする人が出て、額が大きくなると冗談では済まされなくなってしまいます。
4.誰かを陥れるようなウソ
誰かを陥れるようなウソは、陥れられた相手の人生を狂わせ、場合によっては生命にかかわる可能性も出てきます。
- 相手が損をしたり人間関係に亀裂を入れるようなウソ
- 相手の人間性を損なってしまうようなウソ
「火のない所に煙は立たぬ」という言葉がありますが、ウソをつくと火がなくても煙を立てて架空のうわさが独り歩きしてしまいます。
ついてもよいとされるウソとは
ついてもよいとされているウソは、以下のものがあります。
- 元気がない相手を勇気づけるウソ
- 相手をかばうようなウソ
- みんなが明るい気持ちになるようなウソ
- 相手の心が救われるようなウソ
ウソそのものは、やはりよくありません。しかし、相手が苦しんでいるときに、相手を思ってつくウソは、悪いものばかりではないといえます。ほんの少しのウソで苦しんでいる人を救う、ほんのわずかな優しいウソを心がけましょう。
まとめ
ウソそのものはよくありませんが、相手のことを救うためのウソをつくことは悪いことではありません。自分がつこうと思っているウソが、相手にどのような影響を与える可能性があるのかを、十分に考慮しましょう。