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水掃除は常に正しいとは限らない
掃除時に水を使うのは一般的ですが、場所によっては逆効果になることもあります。水を使うことで汚れが広がったり、カビの原因になったりする場所も存在します。
また、水掃除のタイミングを間違えると、汚れが固着しやすくなることもあります。掃除をする際は、その場所に合った方法を選ぶことが大切です。
水掃除が適さない場所5箇所とその理由
具体的に、水を使ってはいけない場所とその理由について見ていきましょう。以下では、水掃除が適さない場所とその理由、代わりの掃除方法をご紹介します。
1.いきなり玄関の水掃除を始める
玄関を水で掃除することは一般的ですが、この方法には注意が必要です。いきなり玄関に水をかけてしまうと、汚れや埃が床にこびりつく可能性があります。
玄関掃除を始める際は、まずはほうきなどで大きなゴミや埃を取り除いてから、水掃除を行うことが重要です。この手順により、水掃除でも問題なく清掃できます。
2.フローリングの水拭き
フローリングの掃除では、基本的には乾拭きが推奨されます。最初に乾いた布や掃除用シートで拭き、その後に掃除機を使って残りのゴミを吸い取ります。
フローリングに水を過剰に使用すると、水分が木材に浸透し、ダメージを与える原因になります。水拭きを行う場合は、先に乾いた布で細かな汚れを拭き取り、その後しっかり絞った湿らせた布でサッと拭くことが重要です。その後、水分を残さないように乾拭きを忘れずに行いましょう。
3.畳部屋の水拭き
畳は水に非常に弱いため、水拭きは避けるべきです。畳に水分が浸透すると、畳の劣化やカビの発生を招きかねません。畳の掃除は、箒や掃除機を使ってゴミや埃を取り除くのがベストです。掃除機を使用する際は、畳を傷つけないように気を付けましょう。
4.木製家具の水拭き
木製の家具に水を使って掃除すると、木材が水分を吸収し、損傷やカビの発生につながることがあります。木製家具の清掃には、吸着性の高いドライシートや羽箒を使って埃やゴミを取り除くのが適切です。水分を使う必要がある場合は、布をよく絞り、軽く拭き取った後に乾拭きすることをお勧めします。
5.家電製品の水拭き
基本的に、家電製品の水掃除はお勧めできません。水が製品の隙間を通じて内部に入り込むと、故障のリスクが高まります。
たとえば、パソコンのキーボードを濡れた布やウェットシートで拭くことは、水が内部に侵入して故障を引き起こす可能性があるため、避けるべきです。
家電製品の清掃には、羽箒や乾いたクロスを使用することが望ましいです。液晶画面等の繊細な部分は、化学薬品を含まないソフトなクリーニングクロスで汚れを拭き取るのが適しています。
掃除する際はその場所に適した掃除方法を実践しよう
いかがでしたか。間違った掃除方法は、かえって状況を悪化させてしまう恐れがあるため、その場所に適した方法で掃除することが重要です。また、水を使って掃除する際は、必ず乾拭きや掃除機を使って汚れを取り除いてから水掃除することを心がけましょう。