できたての料理、すぐ冷蔵庫に入れるべきではない理由は?どれくらい冷めたら入れればいいの?

冷蔵庫で食材を保管するとき、どのような方法を使っていますか?もしかして、まだできたてホカホカの食材を、そのまま冷蔵庫に入れているとなると危険です。どうして出来立ての食材を入れるべきではないのか、理由をチェックしてみましょう。理由を把握することで、冷蔵庫本体への負担と、収納中の食材への負荷を減らせる可能性が高まります。

出来立ての料理、できるだけ早く冷蔵庫に入れたい…

料理が苦手

出来立ての料理を、出かけるなどの事情ですぐに冷蔵庫に入れたいときはあるものです。熱い料理を冷蔵庫に入れると料理も冷めるし、便利だからと、できた料理が冷めないまま冷蔵庫に入れてしまうのはNG!

できた料理をすぐに冷蔵庫に入れるべきではない理由とは、どのようなものがあるのでしょうか?

できたての料理をすぐ冷蔵庫に入れるべきではない理由

出来立ての料理をすぐに冷蔵庫に入れてはいけない理由は、以下のものがあります。

1.ほかの食材に熱が伝わり、劣化しやすくなる

温かい状態の料理を冷蔵庫に入れてしまうと、料理の熱が周囲の食材にも伝わってしまいます。

  • バターなどの熱で溶けてしまうものが変形しやすい
  • 乳製品などの傷みやすい食材が、劣化してしまう
  • ほかの食材や既に冷ましている料理に熱が伝わり、カビの発生や細菌の繁殖の可能性が高まる

冷蔵庫に入れていた食材なのに、なぜか腐敗していた、カビが生えていたとなると、温かい食材を冷蔵庫に入れてしまう習慣が身いついているのかもしれません。

2.冷蔵庫の温度が上がり、温度を安定させるために電気代を多く消費する

温かい食材を冷蔵庫に入れると、冷蔵庫の設定温度を超えてしまう可能性が高いです。そのため、冷蔵庫が設定温度の庫内の状態を安定させようとするため、冷気をどんどん出すよう稼働します。

その結果、電気代がかさんでしまい、請求額が高くなってしまいやすくなるので注意しましょう。

3.冷蔵庫が故障しやすくなる

温かいものを冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上がることを先ほどもご紹介しました。その結果、冷蔵庫が過剰に稼働しなければならず、本体にかなり負担をかけてしまいます。大きな負担をかけ続けると、冷蔵庫にかかる負担が蓄積されて、寿命を迎える前に故障する可能性が高いです。

冷蔵庫の平均寿命は、約10年です。それなりに大きな金額の買い物になるので、冷蔵庫に負担をかけるような行動は避けましょう。

料理がどれくらい冷めたら冷蔵庫に入れてよいのか

ドアを開けている女性

温かい料理を冷蔵庫に入れるべきではないとわかっていても、実際どれくらいの温度になれば冷蔵庫に食材が仕舞えるのか知らない人が多いです。食材が冷めているかを見極める基準は、以下の通りになります。

  • 密閉容器に食材を移した後、ふたが水滴で曇っていないか
  • 容器の側面に水滴が付着していないかなど

冷蔵庫に食材を入れる目安の温度は、28℃前後です。なかなか冷めないものの場合は、平たいお皿などに料理したものを並べ、保冷剤などを使用してできるだけ料理の温度を下げるよう心がけましょう。

まとめ

温かい料理の熱が冷めないままだと、冷蔵庫に料理を入れたあと冷蔵庫本体と周囲の食材に大きな負担をかけてしまいます。食材は手早く冷まして、冷蔵庫で保管しましょう。

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