目次
ガラナの効果と効能6選
ガラナには大脳などの中枢神経系を刺激して、集中力、記憶力、注意力などをアップし、疲れをやわらげますが、他にも多くの効果効能があります。
②集中力アップで記憶力も向上！
③呼吸器系疾患の治療薬に使用！
④抗がん剤の効き目を増強！
⑤老化を防止して生活習慣病の予防！
⑥脂肪の吸収を抑制でダイエット効果！
①眠気を覚まして頭スッキリ思考力増強！
ガラナの主成分である「ガラニン」はカフェインの一種で覚醒効果があります。エネルギーがアップされ集中力や思考能力、運動能力が向上し、血行も良くなることで疲労回復、滋養強壮などの効果があります。また、代謝の促進作用により脂肪燃焼が向上します。
②集中力アップで記憶力アップ！
ガラナの成分「テオブロミン」は、動脈を広げる作用をするため動脈硬化や狭心症を予防する効果がありますので、血管拡張薬、中枢神経刺刺激剤、利尿剤など薬剤に使用されています。また中枢神経を刺激し、記憶力、注意力を高める効果があります。
③呼吸器系疾患の治療薬に使用！
ガラナに含まれる「テオフィリン」は、薬剤として使用されており、気管支を広げる作用をするため喘息など呼吸器系疾患の治療薬に使われています。また、筋弛緩剤、動脈拡張剤、血管拡張剤、神経興奮剤などにも使用されています。中枢神経を興奮させる作用は、精力増強効果があるといわれています。
④抗がん剤の効き目を増強！
ガラナに含まれる「テルペン」は、抗炎症作用や抗がん剤の効き目を増強する効果があり体にやさしい漢方がん治療ともいわれています。筋肉痛を和らげたり、血行や胃腸の働きを良くしたりするなどでリラックス効果があります。他に抗菌、防虫、消臭、抗酸化などの作用があり、健康増進の効果もあります。
⑤老化を防止して生活習慣病の予防！
ガラナに含まれる「タンニン」は、生活習慣病の予防に効果があるとされています。抗酸化作用により、コレストロールの酸化を防ぎ、老化防止にも効果があります。
⑥脂肪の吸収を抑制でダイエット効果！
ガラナの成分「カテキン」は、ビタミンEの20倍の抗酸化作用があり、血糖値の上昇をおさえ、脂肪の吸収を抑制する効果があります。
ガラナの効果的に摂取する方法
朝または昼の食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間）の摂取をおすすめします。就寝前に摂取すると眠れない可能性があります。ガラナのカフェインの量はコーヒーの約3倍ありますが、「コーヒー３杯分より体にやさしい」と言われています。
カフェインにも種類がありますが、ガラナのカフェインは「ガラニン」という種類で、このカフェイン（ガラニン）は体内に時間をかけてゆっくり吸収されるため体への負担が少なく、穏やかな覚醒作用が続きます。効果時間が長く、血行が促進されることにより疲労回復などの効果もあります。
コーヒーのカフェインは数分で体に吸収されますので、ガラナに比べて体への負担が大きいです。朝飲む事で一日の集中力、思考能力、記憶力の向上が期待できます。また空腹時の方が、吸収率が高く効果時間は長いといわれています。
ガラナのエナジードリンクを空腹時に飲んだ場合、30分程度で実感してきて、食後などは60分程度で実感します。カフェイン効果の持続時間は6時間～8時間程度ですので、朝8時に飲むと16時くらいまで持続するということになります。
この持続時間を参考にしながら飲んだ方がいいですね。また、ガラナには利尿作用もありますのでトイレに行けない状況でしたら飲むことをおすすめしません。
北海道のソウルドリンク！ガラナ飲料
北海道では、焼酎をガラナの炭酸飲料で割って飲むと、二日酔いしづらいと言われていますが、ガラナは北海度のソウルドリンクだと言われていることをご存知ですか？
北海道のガラナドリンクの見た目はコーラそっくりで、薄い茶色や黒っぽい色をしており、コーラに比べると独特の甘みと少し薬臭さがあるのが特徴です。
ガラナエキスをもとに、 天然水、糖分、カラメル、炭酸、酸味料、香料などを加えて作られています。ガラナの炭酸飲料水は、北海道ではスーパーやコンビニで定番商品として販売されていますが、北海道以外では買えないと言われています。
インターネットの通販サイトで購入する手段しかないかもしれません。もともとガラナのドリンクは1958年、コカ・コーラが日本で爆発的に普及することを恐れた全国清涼飲料協同組合連合会が、ガラナを開発しました。
しかしコカ・コーラには勝てず、ガラナはいつのまにか全国から消えていきました。でも北海道は他の都道府県に比べ、コカ・コーラが普及するまで3年もかかったため、その間にガラナが定着し、今もなお根強い人気です。このルーツからガラナは北海道でしか買えないことになったのです。
ガラナの副作用と安全性
ガラナの主成分はカフェインです。過剰に摂取しすぎた時の副作用としては、下痢、頭痛、心拍数の増加、不安、不眠などを引き起こす可能性があります。また、過剰摂取を繰り返していると体がカフェインに反応しにくくなります。
その為により多くのカフェインが欲しくなりカフェイン依存症になるおそれもありますので気を付けてください。海外ではガラナサプリメントの中毒事例も確認されています。妊婦さんの場合は流産のリスクが高まったり、胎児の発育に影響が出たりする可能性がありますので過剰摂取は決してしないでください。
以下に該当する方は注意してください。
- 不整脈の病歴
- 授乳中
- 消化管閉塞
- 慢性頭痛
- 精神疾患
- 胃潰瘍
では安全に摂取できるカフェインの量はどのくらいでしょうか。日本では、安全な摂取量の基準を設定していませんが、理由は、体重や体格によって影響する量が異なるので設定できないようです。
食品安全委員会によると「カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていません」日本での安全な摂取量の基準はありませんが、欧州食品安全機関(EFSA)が2015(H27)年にカフェインの安全性に関する科学的意見書を公表しています。
・習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く健康な成人で400 mg/日以下であれば健康リスクへの懸念は生じない。妊婦については、習慣的なカフェイン摂取200 mg/日以下であれば、胎児に健康リスクは生じない。授乳中の女性については、1回当たりのカフェイン摂取200 mg以下、習慣的なカフェイン摂取200 mg/日以下であれば、健康リスクは生じない。
・子供及び青少年については、参照可能な知見が不十分ではあるが、成人と同様約3 mg/kg体重を安全な単回当たりの摂取量及び習慣的一日当たりカフェイン摂取量としても適用できるとしている
まとめ
ガラナには多くの効果効能があることはお分かりいただけたでしょうか。ガラナを使った食品がまだそれほど普及されていない事が観念ですね。
ガラナは、南米の古来先住民ガラニス族は、強壮・疲労回復・鎮痛効果があるとしてガラナの種子を茶やコーヒーなどの飲料にして利用していましたが、現代の研究で次々新たに分かってきた効果校を知ったら、効果の多さに古来先住民が知ったらおどろくでしょうね。
