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リュックの洗濯方法
汚れてしまったり、臭いが染み込んだリュックは洗濯してキレイにしたいと思いますが、リュックの洗濯を始める前に確認することがあります。まずは洗える素材で作られているリュックなのか洗濯表示を確認しましょう。ほとんどのリュックの洗濯表示はリュック本体の中にあるタグに記載されています。
洗濯できるリュックの素材
ポリエステル、ナイロン、布製のリュックの場合は基本的に洗濯できますが、本格的なアウトドア向けのリュックには内側に防水のコーティングが施されていることがあります。もしコーティングが施されている場合は自宅での洗濯ができません。
洗濯できないリュックの素材
革製や合皮製のリュックは洗濯及び水洗いはできないと考えてください。愛用品でどうしてもキレイに洗濯したいと考える場合は自分で洗濯しようとは考えずにクリーニング店で相談してください。
洗濯表示で洗濯ができると確認ができたものは自宅での洗濯が可能です。リュックの洗濯をする方法は大きく分けて3つあります。
リュックの小さな汚れを落とす場合
リュックのほんの一部分だけに汚れがついてしまった場合や薄い汚れの場合は、消しゴムでこすって汚れを落とすことができます。いきなり汚れた部分を消しゴムでこするのではなく汚れた部分と同じ素材で出来ている目立たない部分を消しゴムで少しこすってテストしてみて、問題が無さそうな場合は汚れを消しゴムでこすって落としてください。
リュックの部分洗いをする場合
リュック全体を洗うわけではなく部分的に洗いたい場合は、洗面器などの容器に中性洗剤を水に溶かした洗濯用の洗浄液を作り、そこにタオルを浸して水滴が落ちない程度に絞って汚れた部分を軽くたたくようにし汚れを拭き取ってください。
リュック全体を手洗いで洗う場合
リュック全体を手洗いする場合は、リュックから外せるパーツを全て外します。次にリュックにある全てのチャックを全開にします。
洗い方
- 洗浄液を作る
リュック全体が入る容器に40℃程度のぬるま湯をためて、中性洗剤を入れて洗浄液を作ります。40℃くらいの温度のぬるま湯を使用して洗うことで、皮脂の汚れや臭いを効率良く落とすことができます。 - 押し洗いする
洗浄液の中にリュックを入れてしっかりと沈めて押し洗いをします。 - すすぐ
汚れを落として洗濯が終わったら、洗濯液を水に変えてすすぎます。汚れた水がでなくなるまで水を替えながらすすぎを繰り返します。 - 水気を取る
しっかりすすぎ終えたらバスタオルなどを押し当て水気を切ります。
リュック全体を洗濯機で洗う場合
リュック全体を洗濯機で洗う場合は、リュックから外せるパーツを全て外します。次にリュックにある全てのチャックを全開にします。
洗い方
- スポンジで洗う
汚れが気になる部分がある場合は先に洗剤をスポンジにつけて洗っておきます。 - ネットに入れる
リュックの型崩れ防止のため、裏返して大き目のネットに入れてから洗濯機に入れます。 - おしゃれ着用洗剤で洗う
手洗いコースを選んで洗濯します。使用する洗剤はおしゃれ着用などの中性洗剤を使用しましょう。漂白剤は使用しないでください。 - すすぐ
洗濯機でのリュックの洗濯はすすぎまで行ないます。型崩れの原因になってしまうので脱水はしません。 - 水気を切る
すすぎ終えたらバスタオルなどを押し当て水気を切ります。
リュックの干し方
洗濯したリュックを干すときは型崩れをしないように吊るして風通しの良い場所で陰干しをしましょう。直射日光はリュックの繊維を傷めてしまうことがあるので注意が必要です。
干すときはリュックの内部に水が残らないよう逆さにして干します。生乾きの状態で取り込んでしまうと臭いの原因になってしまうのでしっかり乾燥させてください。
汗などの臭いが気になる場合
洗濯をすることでほとんどの場合臭いも無くなると思いますが、消しきれない汗などの臭いが気になる場合は消臭スプレーなどをふりかけてから通気性のいい場所で乾かすと効果的に臭いを消すことができます。この方法でにおいを消すことができない場合は、消臭効果のある重曹を利用したつけ置き洗いをおすすめします。
リュック全体の消臭に重曹で洗う場合は、リュックから外せるパーツを全て外します。次にリュックにある全てのチャックを全開にします。
リュック全体が入る容器に40℃程度のぬるま湯をためて、重曹を大さじ2杯入れて溶かします。重曹が溶けたらリュックを入れて全体に馴染ませるように押し洗いをします。1時間ほど浸けてからしっかりすすぎ、手洗いの時と同じ要領で中性洗剤を入れて手洗いします。
リュックの洗濯で注意すること
洗濯機の脱水機能は使用しない
洗濯機でリュックを洗濯をするときに脱水機能を使用してしまうと型崩れをしてしまう原因になってしまいます。脱水はしないですすぎまで洗濯機で行い、脱水はバスタオルなどに押し当てて水気を取りましょう。また普通の洗濯コースで洗濯するのも型崩れの原因になってしまうので、必ず手洗いコースで洗濯してください。
色落ちすることがある
リュックの素材によっては色落ちをしてしまうことがあるので、リュックを洗濯する時は単体で洗濯しましょう。
漂白剤は使用しない
リュックに使用されている生地はカラフルな物が多いので、万が一に備え漂白剤の使用は避けましょう。
熱湯で洗濯しない
やけどをしてしまう危険性があるだけではなく、リュックの繊維を傷めてしまうこともあるので熱湯の使用は避けましょう。
洗えないリュックはクリーニングに依頼
皮製品などのリュックは基本的に洗うことができないので、汚れてしまった場合はクリーニング店に相談してみましょう。また本格的なアウトドアブランドのリュックで生地をコーティングしている物などはメーカーで対応してくれる場合もあるので問い合わせをしてみましょう。
洗濯表示が確認できないリュックの場合は、自己判断で洗濯すると生地を傷めてしまう原因となる可能性があります。色落ちしてしまうこともあるため、洗濯表示のないリュックは自分で洗濯をせずにクリーニング店に持ち込んで洗濯が可能か確認してもらいましょう。
日頃からできるリュックのお手入れの方法
毎日愛用しているリュックを長く使用するためには、日頃から簡単なメンテナンスをしておくことが重要になります。洗濯をしてキレイさを保つのも重要ですが、洗濯をするとしっかり乾燥させるまでに時間が掛かって、すぐに使用できないなんてことも…毎日使うことを考えた場合には気づいたときにお手入れしましょう。
ほこりを取る
肩紐とリュック本体の付け根など、リュック本体と繋がっている部分やポケットなどの隅には知らず知らずの内にほこりがたまってしまいます。気づいたときには、やわらかめの毛のブラシなどでほこりは払って取り除きましょう。
ほつれている部分をカット
使用していてほつれてしまっている糸やストラップを見つけたらほつれの部分をカットしておきましょう。ナイロン製の糸やストラップのほつれの場合はカットした後、ライターで少しあぶると細い繊維が溶けて固まるのでその後のほつれ防止になります。
防水スプレーをする
定期的に防水スプレーを全体にしておくと少しの雨ならば雨粒を弾いてくれるので、急な雨に降られてしまってもリュックに水が染みこんでそれが染み汚れで残ってしまうのを防ぐことができます。濡れてしまった場合は帰宅後すぐタオルで残った水気を取り除いてください
まとめ
洗濯表示を確認することでリュックを自宅で洗濯することもできます。洗濯が可能な場合は難しい手順では無いので、日頃から愛用しているリュックが汚れてしまったなと思ったら洗濯してキレイにしましょう。愛着のある物はキレイにして長く使っていきたいものですよね。