目次
メイクブラシの洗い方
メイクブラシの洗い方はメイクブラシの毛の種類によって変わります。メイクブラシの洗い方や使用する洗剤などを間違えるとブラシが傷む可能性がありますので注意しましょう。
お手入れの基本
普段のお手入れはメイクブラシを使用したらティッシュペーパーなどで拭き取り毛先を整えてケースに収納すればきれいに保つことができます。
手順1:メイクブラシをとかす
コームを使ってブラシ部分をとかすとブラシの毛の中にたまったままの汚れをかきだすことができます。とかさずに洗うこともできますが、とかして汚れをかきだしておくことで洗う時間を減らすことができます
手順2:ブラシの毛の種類の確認
メイクブラシはナイロンなどの化学繊維を使用している場合と、リスや馬やイタチなどの動物の毛でできているものがあり、使用する洗剤や洗い方が変わります。
化学繊維の場合は中性洗剤やエタノール、動物の毛は専用クリーナーを使用します。
手順3-1:化学繊維のブラシの洗い方
中性洗剤を使うメイクブラシの洗い方
用意するもの
- 食器用中性洗剤
- タオル
- コップまたはブラシ部分が浸かる大きさの容器
- ぬるま湯
手順
- 洗浄液を作る
コップまたは容器に、中性洗剤1に対しぬるま湯200の割合で混ぜて洗浄液を作ります。 - 洗浄液で振り洗い
洗浄液の中にブラシを浸けて左右にゆっくり振りながらブラシの汚れを洗います。振り洗いしていると落ちた汚れで洗浄液が濁ってきますので新しい洗浄液と取り替えましょう。汚れた洗浄液で洗っているとキレイに汚れを落とせません。 - すすぐ
洗浄液が濁らず汚れが落ちたら水道水でブラシをすすぎます。すすぐ際、力を入れてごしごし洗ったり引っ張ったりしないでください。 - 乾かす
すすぎで完全に洗浄液が落ちたらブラシの部分を指で軽く絞り、清潔なタオルや布で優しく水気を取り除き、ブラシの形を整えたら風通しの良い日陰でブラシ部分を下に向けて吊るして干します。
注意点
- お湯が熱過ぎるとブラシを傷めてしまうので注意してください。
- 洗浄液にブラシ部分を入れてブラシを振り洗いする際、金属部分まで洗浄液につけないように注意してください。ブラシを束ねる接着部分の強度が落ちて毛抜けや劣化する可能性があります。
- 食器用中性洗剤以外に石鹸、シャンプー、洗顔フォームで洗っても大丈夫です。
手順3-2:動物の毛のブラシの洗い方①
メイク用スポンジクリーナーを使ったメイクブラシの洗い方
用意するもの
- スポンジクリーナー
- コップ
- タオル
- ぬるま湯
※「スポンジクリーナー」はファンデーションなどのスポンジのクリーナーです。ドラッグストアでも購入できます。
手順
- ぬるま湯で振り洗い
コップに入れたぬるま湯に毛の部分だけを入れて左右にゆっくり振り洗いする。コップのお湯が濁ってきたら新しいお湯に取り替えて繰り返し振り洗いする。この際、完全に汚れが落ちなくて大丈夫です。 - クリーナーをつける
ブラシの部分にクリーナーをたっぷりつけ、指で優しくもみます。 - お湯ですすぐ
コップにきれいなお湯を入れ、ブラシを左右にゆらしながら汚れを落とします。汚れが酷い場合は、再度クリーナーをたっぷりつけてもみ洗いとすすぎを繰り返します。 - 水ですすぐ
お湯で汚れが落ちた後、水道水で完全にクリーナーが落ちるまで洗い流します。 - 乾燥させる
タオルで水気を取りブラシの形をととのえます。ブラシを下に向けて風通しの良い日陰で吊るし干します。
手順3-3:動物の毛のブラシの洗い方②
電動メイクアップクリーナーを使ったメイクブラシの洗い方もあります。電動メイクアップクリーナーは1,000円程度で販売していますので一つ持っていると思いついた時にすぐ簡単に洗うことができますのでおすすめです。
手順4:乾燥
メイクブラシの洗い方で一番大切なポイントは乾燥作業です。すすぎで汚れが出なくなったらブラシを手で軽く絞って毛先を整えてタオルで拭きます。輪ゴムを2本用意して繋げ、片方の輪ゴムでブラシの柄の部分をくくり、もう片方の部分を洗濯ばさみで挟んで毛先が下になるようにしたら風通しの良い場所で陰干しをします。このまま数日放置して自然乾燥させます。毛先を下に向けて乾燥させるのは軸部分に水が浸透してカビが発生してしまうのを避けるためです。
メイクブラシを洗うときの注意点
つけ置き洗いは禁止
メイクブラシの根元は、安全な接着剤で束ね金属カバーでしっかりと留めています。長時間のつけ置き洗いはブラシをまとめている接着剤の強度を弱くし、毛抜けや劣化の原因になります。
筆先を強く引っ張らない
メイクブラシを強い力で無理に引っ張ったり、ゴシゴシ擦ると毛抜けの原因となりますので注意しましょう。
メイクブラシは毛を下にして干す
必ずメイクブラシは毛を下に向けて干しましょう。メイクブラシの毛は金属部分に接着剤でつけられています。接着剤のほとんどは樹脂でできていて水に弱く溶けやすい性質ですので、長時間水分に触れているとメイクブラシに雑菌が繁殖しカビの原因になることがありますので注意しましょう。
メイクブラシは完全に乾かす
メイクブラシを洗った後、風通しの良い日陰で完全に乾かしてから使用しましょう。濡れている状態で使用するとせっかく洗ったのに汚れがこびりつき雑菌が繁殖する可能性がありますので注意しましょう。また濡れたまま使用するとメイクブラシが傷みます。
ドライヤーで乾かさない
メイクブラシの洗い方で気をつけるのは乾かす方法です。洗ったあとすぐ乾かしたい場合ドライヤーを使う方が多いようですが、ドライヤーで乾かすのはメイクブラシの毛の表面を傷めますので注意しましょう。
直射日光で乾かさない
メイクブラシを直射日光で乾かすと紫外線でブラシの表面が傷みます。メイクブラシを乾かす際は紫外線を避け風通しの良い場所で乾かしましょう。
メイクブラシを洗うタイミング
ブラシの汚れが目立つ、化粧品の含みが悪い、湿っている、臭いがする、メークの仕上がりが悪いなどを感じたらブラシを洗うタイミングになります。最低でも1ヶ月に1度は洗いましょう。
メイクブラシの保管の方法
メイクブラシの保管で気をつけるのは湿気です。湿度が低い場所に、メイクブラシの毛先がつぶれないよう立てて保管するのが基本です。立てるものはメイクブラシ専用でなくて大丈夫です。使い終わった綿棒のケースなどを利用して立てましょう。
メイクブラシを洗わない場合
メイクブラシの汚れにはファンデーションやチークなどの化粧品の粉以外に肌の皮脂などの汚れも付着していますので洗わずにいると雑菌が繁殖してしまいます。メイクブラシは肌に直接触れますので手入れをせずに使い続けていると肌荒れの原因になります。メイクブラシの汚れが肌に移ることもありますので放置せずにしっかり洗いましょう。
メイクブラシの寿命
皮膚と接触が多いブラシの毛先は、何度も繰り返し使うと、毛先が広がったり、毛のボリュームが減ったり、弾力がなくなります。ブラシを洗っても、ファンデーションやチークなどのパウダーの乗りが悪い、チクチクする、色がキレイに出ないなどを感じたらブラシの取り換え時期です。
まとめ
メイクブラシの洗い方で一番気をつけていただきたいのは馬やリスやイタチなどの動物の毛のブラシです。動物の毛はとてもデリケートですので洗い方と使用するクリーナーに注意しましょう。メイクブラシの毛で使用する動物の種類も色々ありますので、洗う前に自分が使ってるブラシの材質・種類を必ず確認しましょう。