中華料理を食べるときに「やってはいけない」行為8選!和食マナーとの違いは?

中国料理

日本には中国料理店も多く、食べる機会も頻繁にあると思います。普段はあまり意識していないかもしれませんが、和食とは全く異なるマナーが存在しているのをご存じでしょうか。中国料理の食事でダメな作法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

中国料理を食べる時にしてはいけない『ダメな作法』8選

中国料理

中国料理には日本食のマナーと異なる作法がいくつもあります。本格的な中国料理を食べに行く際は、マナー違反とならないようNG作法を確認しておきましょう。

1.器を手で持って口をつける

日本では器を手で持って口に近づけることがありますが、中国料理では器に口をつけるのはマナー違反となります。スープや汁物の時は、レンゲを使って食べるのが正しい作法なので、お箸をいったん置いてレンゲに持ち替えましょう。

また、中国料理では基本的に茶碗とレンゲ以外は持ち上げてはいけませんので、取り皿などを持ち上げて食べるのもダメな作法となります。

2.大皿の料理を全部取り分ける

日本のマナーでは考えにくいことですが、中国料理では、大皿の料理を少し残すのがマナーとなっています。これは、十分なおもてなしであるという気持ちを表すためとのことです。ただし、自分の取り皿に取り分けた分は残さず食べるようにしてくださいね。

3.取り皿を変えずに違う料理を食べる

中国料理店では料理が変わるたびに取り皿が運ばれてきます。日本ではお皿を何枚も汚さないという配慮から、料理ごとに取り皿を変える習慣はありませんが、中国料理では新しい料理を取る場合には、取り皿も新しく変えることがマナーとなっています。

4.汁物や麺を食べるときに音を立てる

日本では麺類や汁物をあえて音をたてて食べることもありますが、中国料理では音を立てて食べるのは厳禁とされています。

麺類を食べるときは、右手にお箸、左手にレンゲを持ち、麺を一度レンゲの上にのせてから食べるのが正しい作法となります。スープをレンゲですくう際は、ひと口で飲める量だけにして、音を立てないようにします。

5.円卓の回転台を左回り(時計回りとは逆)に回す

中国料理店では円卓に大皿をシェアして食べますが、この時の円卓の回し方は時計回り(右回り)となっています。右に回したり左に回したりするのはNGなので、お目当ての料理が左側にあっても必ず右回りで回すようにしましょう。

6.円卓の回転部分に自分のお箸などを置く

円卓の回転する部分は共有の部分になるため、お箸や自分の取り皿を乗せるのは控えましょう。回転する部分に置いて良いものは大皿料理、調味料、お茶の急須などとなっています。

7.他の人に料理を取り分ける

日本で大皿料理をシェアするときは、自分の分だけを取るのではなく他の人の分も取り分けて食べるのが一般的ですよね。しかし中国料理では逆で、他の人に料理を取り分けるのは誤った作法となります。各自、自分で食べる分は自分で取るのが正しいマナーです。

8.料理や調味料を取るときに立ち上がる

回転テーブルは、料理を取るときに立ち上がらなくてもいい、という理由で台が回転するようになっています。そのため、届かない料理や調味料を立ち上がって取るのはマナー違反となりますので気を付けましょう。

中国料理では目上の人から食べ始めるのが基本

中国料理

日本では「いただきます」という挨拶で、その場にいる人たちは同時に食べ始めます。ところが、中国料理では特に日本の「いただきます」に該当する挨拶などはなく、目上の人から食べ始めるのが基本となっています。

家庭内では祖父母、両親、の順となり、子どもや孫は最後となるそうです。職場の人たちとの食事会などでも、目上の人が手を付けたのを確認してから食べ始めるようにしましょう。

中国料理では回転台の大皿料理は少し残すようにする!

レンゲと小籠包

中国料理の大皿料理ではあえて少し残すようにするのがマナーとなっています。せっかく作ってくれた料理を残すのは失礼、という日本の考え方とは真逆の作法ですが、回転台の上にある大皿料理はキレイに取り分けるのは控えましょう。

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