年賀状のタブー!使うと失礼になる4つの言葉とその理由

年賀状の準備が本格化する時期です。12月中旬から始まる年賀状の受付期間には、適切な準備を心掛けること大切です。今回は、年賀状に書くべきでない言葉とその理由、正しい書き方について紹介します。

年賀状に書いてはいけない言葉5選

年賀状は新年の挨拶を伝えるためのものであり、日本の伝統的な文化の一部としても重んじられています。そのため、適切なマナーを守ることが重要です。以下では、年賀状に書くべきでない言葉の例をいくつかご紹介します。

1.忌み言葉全般

年賀状は新年の幸福を祝うためのものです。そのため、不吉なイメージを連想させる「忌み言葉」は使わない方がよいとされています。

  • 去る
  • 滅びる
  • 破れる
  • 枯れる
  • 病む

これらの言葉は、負の要素を想起させるため、新年の挨拶には不向きです。新年を祝う挨拶として、これらの言葉や漢字は避けるようにしましょう。

2.去るという漢字が使われている「去年」

前年の感謝を伝える際に「去年」と表現することがありますが、この言葉に含まれる「去る」という忌み言葉は新年の挨拶には適さないとされています。代わりに「昨年」や「旧年」といった表現を使用しましょう。

3.意味が重複する言葉の使い回し

フォーマルな文化の一部である年賀状では、言葉遣いにも注意が必要です。特に意味が重複してしまうフレーズを避けることが大切です。

例えば「新年あけましておめでとう」という表現は、「新年」と「あけまして」が同じ意味を持つため、重複しています。正しい表現は「新年おめでとうございます」または「あけましておめでとうございます」です。

また、「一月一日 元旦(元日)」も、「一月一日」と「元旦」または「元日」が同じ意味なので、重複となります。このようによく使われるが正しくない表現に注意しましょう。

4.目上の人に1〜2文字の賀詞

年賀状の文頭に使われる賀詞は、様々な種類(「寿」「賀正」「迎春」「謹賀新年」「新年おめでとうございます」など)がありますが、目上の人に送る場合は1〜2文字の賀詞は避けるのが無難です。

短い賀詞は敬意を欠くと見なされる恐れがあります。目上の方への年賀状では、「謹賀新年」「新年おめでとうございます」などの4文字以上の賀詞や文章形式のものを選びましょう。

二重線を引いてミスを修正するのもNG

年賀状を書いていて間違えることはありますが、修正ペンや修正テープでの訂正、二重線を引いての訂正はマナー違反とされます。間違えた場合は手間ですが、新たな年賀はがきに書き直すのが適切です。

年賀状を書く際の重要なポイント

年賀状を書く際には、上述した不適切な言葉や表現を避けることが重要です。正しい年賀状を書くためには、次のポイントを意識して文章を作成しましょう。

  • 新年の挨拶を明るく伝える
  • 昨年の感謝や今年の期待を表す前文
  • 自分の近況や今年の目標を綴る本文
  • 相手の健康や幸福を願う結びの言葉
  • 年号や日付の明記(例: 〇〇年 元日)

また、年賀状に句読点をあまり使わないというのも、日本の伝統的なマナーです。特に新年の挨拶部分には句読点を入れずに書くことを心掛けましょう。

正確な書き方で新年の挨拶を

年賀状は日本の文化の一部として長く受け継がれています。伝統的な正しい書き方を意識しつつ、自分らしい新年の挨拶を形にすることが大切です。これから年賀状を作成される方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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