火事になる可能性がある『暖房グッズ』4選 絶対にしてはいけない使い方と発火させないための予防対策

電気ストーブ

毎年、冬になると暖房器具による火災事故が急増します。死亡事故につながる危険性も高いので、使い慣れている暖房器具だからこそ注意が必要です。この記事では、火事になる可能性がある『暖房グッズ』について解説します。

冬になると増加する暖房グッズによる火災事故に注意!

石油ストーブ

冬になると日本は全国的に厳しい寒さに見舞われます。そのため、多くの地域で暖房グッズが欠かせません。

しかし、暖房グッズを使うご家庭が増えると、その分、毎年急増する事故が暖房グッズによる火災です。

暖房グッズにはさまざまな種類の商品がありますが、どれも熱を発するという点では共通しています。この特性や扱い方により、発火を招いたり、場合によっては大きな火事に発展する事故例も毎年多く報告されています。

火事になる可能性がある『暖房グッズ』4選

電気ストーブ

冬場に多くのご家庭で使われる暖房グッズですが、どのような暖房グッズが火事を引き起こす危険性を孕んでいるのでしょうか。ここでは、火事になる可能性がある『暖房グッズ』と絶対にしてはいけない使い方を紹介します。

1.石油ファンヒーター

石油ファンヒーターは、石油を燃料として稼働するファンヒーターです。ファンが搭載されているため、送風効果により部屋全体に効率良く熱を行き渡らせることができます。

しかし、この機能を使い、洗濯物を乾かそうとすることで火事を招いてしまう事例が後を絶ちません。

ファンヒーターの上に洗濯物を置いて乾かそうとすると、ファンにより洗濯物が落ちてしまい、送風口にかかってしまう恐れがあります。発火や火事に繋がるので、絶対にやめましょう。

2.電気ストーブ

電気ストーブは石油を使わずに電力だけで熱を発することができるため、多くのご家庭で重宝されている暖房グッズです。しかし、毎年暖房グッズによる火災のうち、約8割が電気ストーブが原因で起こっていると言われています。

電気ストーブによる火災事故で多い原因が以下の通りです。

  • 洗濯物を乾かすために電気ストーブの上に置いていた
  • 布団の近くに設置していたため、布団がかかってしまい火災に繋がった
  • 衣類を近くに置いていたため、発火した

他にも「電気ストーブの電源コードを結んでいたら、導線のカバー部分が破れて発火した」などの事例も報告されています。非常に危険なので、このような使い方はやめましょう。

3.石油ストーブ

電気ストーブではなく石油を使ったストーブも火災原因として上位に上がっています。こちらも電気ストーブと同様に、洗濯物を乾かそうとして発火に至ったり、近くに燃えやすいものが置かれていたことで火事になってしまう事例が多いです。

また、石油ストーブは石油を入れる際に漏れてしまい火事につながるという事故も報告されています。他にも「タンクのキャップがきちんと閉まっていなかった」「近くにスプレー缶が放置されていた」などの原因も多いので気をつけましょう。

4.こたつ

日本の多くのご家庭で愛用されているこたつは、冬の代名詞と言っても過言ではありません。こたつが出ると、家族がリビングに集まる…というご家庭もあるかもしれませんね。

しかし、実はこたつも火災原因として報告されています。主な理由は、こたつの中に洗濯物を入れっぱなしにしていることです。

他にもこたつのヒーター部分に溜まった埃が発火原因になっている事例も数多く報告されています。長期間使用していなかったこたつは、必ずヒーター部分の掃除を行なってから使い始めましょう。

暖房グッズで発火させないために講じるべき予防対策

電気ストーブ

暖房グッズで火事を起こさないためには、きちんと正しい扱い方や予防対策を講じることが大切です。以下の注意点や予防対策を改めて確認してください。

  • 暖房グッズは定期的に掃除する
  • 暖房グッズの周辺で洗濯物を乾かさない
  • 燃えやすいものを暖房グッズ周辺に置かない
  • 電源コードを折り曲げたり結んだりしない
  • スプレー缶を暖房グッズの周辺で使用しない
  • 就寝前に必ず暖房グッズの電源を切る

上記には、うっかりやりがちな危険行為も多くあります。暖房グッズによる火事を招かないためにも、以上の予防対策をしっかり頭に入れておきましょう。

冬は暖房グッズによる火災を起こさないよう取り扱いに注意して

いかがでしたか。冬は暖房グッズが欠かせません。しかし、暖房グッズによる火災が毎年冬場に数多く報告されていることも事実です。この機会に改めて暖房グッズの正しい取り扱い方を見直しましょう。

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