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年賀状は12月25日最終集荷までに投函すると元旦に届く
皆さんはすでに年賀状を作成し投函しましたか。毎年、年賀状は12月15日から受付が開始されます。そして元旦に届けるためには、12月25日の最終集荷までに間に合うよう投函することが推奨されています。
ただし、12月25日を過ぎた後でも1月7日までに到着するように投函すれば、お正月の間に新年の挨拶状である年賀状を届けることができます。
したがって「まだ書き終わっていない!」と慌ててしまい、年賀状に不適切な文言を書いたり失礼な文言を記載しないよう注意しましょう。
年賀状に書いてはいけない『4つの言葉』
年賀状は年が明けたことをお祝いし、新年の挨拶を交わすための手紙です。そのため、お祝いの場にふさわしくない文言や、相手に対して失礼となる文言は避けなければいけません。ここでは年賀状に書いてはいけない言葉を紹介します。
1.去年
「去年は大変お世話になりました」など、つい「去年」という言葉を書いてしまう人も多いでしょう。しかし、去年という言葉には「去る」という漢字が含まれています。
去るという言葉は、一般的に忌み言葉に含まれるため、お祝いの場やお祝いの言葉を記す手紙には記載するべきではないとされています。したがって、「去年」という言葉は使わず、「昨年」「旧年」などに書き換えましょう。
2.縁起の悪い忌み言葉
去年の「去る」という言葉のように、他にも縁起の悪い忌み言葉はたくさんあります。これらの忌み言葉は、新しい年を祝う手紙にはふさわしくありません。
- 衰える
- 病む
- 失う
- 枯れる
- 倒れる
このように不穏な意味が含まれる言葉は年賀状に書くべきではありません。別の文言や言い換え表現に置き換えましょう。
3.目上の人へ1〜2文字の賀詞
賀詞とは年賀状の文頭に置く新年をお祝いする意味を持つ言葉です。1〜4文字の多様な賀詞がありますが、目上の人に対して年賀状を書く際は、1〜2文字の賀詞を使うべきではありません。
1〜2文字の賀詞は3〜4文字の賀詞を簡略化した表現です。したがって、目上の人に簡略化した文字を使うことは失礼にあたるため、目上の人の年賀状では避けるようにしましょう。
4.重複言葉
年賀状は新年最初の挨拶状なので、間違えたまま送ることは相手に対して失礼ですし、自分の印象を悪くしてしまう恐れもあります。
重複言葉は、年賀状を書く上で多くの人がやりがちな間違いです。例えば、「新年あけましておめでとうございます」という言葉は、「新年」と「あけまして」が同じ意味を持つため重複しています。
他にも「1月1日元旦」は、「元旦」自体が1月1日の朝という意味を持つため、こちらも重複しています。このように重複しやすい言葉には気をつけましょう。
挨拶文の句読点も基本的にNG
最初の挨拶文に句読点を入れてしまう人がいますが、挨拶文を句読点で切ってしまう書き方は、新年の挨拶において縁起が悪いと言われています。
例えば「昨年中は大変お世話になり、ありがとうございました。」というように、文の途中で句読点を入れてはいけません。
なるべく最初の挨拶文は短めにし、どうしても長くなってしまう場合は、スペースや改行を活用して句読点を打たないよう気をつけてください。
新年を祝う年賀状に適切な文言は?
では、新年を祝う年賀状に適している文言には、どのような言葉があるのでしょうか。年賀状に書く文言に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- あけましておめでとうございます。
- 新年おめでとうございます。
- 昨年中は大変お世話になりました。
- 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
- 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
「あけましておめでとうございます」や「新年おめでとうございます」は定番の文言ですよね。また、「昨年中は大変お世話になりました」「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」という意味の文言もぜひ入れましょう。
親しい相手であれば、空いているスペースに簡単な一言メッセージを添えることで、より「今年も親しくしたい」という気持ちが伝わりますよ。
年賀状は適した挨拶文にメッセージを添えて送ろう
いかがでしたか。年賀状はお祝いにふさわしい挨拶文や文言を使うことが礼儀作法として大切なポイントです。まだ作成途中の方は、ぜひ今回紹介したタブーや適した文言を参考に、間違いのない気持ちのこもった年賀状を作成しましょう。