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お正月におせちを食べる理由
お正月はおせちを食べるという認識はあれど、どうしておせちを食べるのかは把握していない人が多くいます。
お正月におせちを食べるのは、年神様を迎え入れるためという風習があります。三が日は火を使った調理をせず年神様を迎えるために、年末におせちを作って食べるというのが古くからの習慣なのです。
おせち料理にある意味や込められた願い
おせちを食べるとき、好きなものを食べて終わるのは少し味気ないですよね。今回は、おせちに込められた意味や願いなどをご紹介します。
おせちに込められた願いとは
おせちに込められている願いは、家族の無病息災と家内安全などです。年神様を迎え入れるという理由とは別に、家族や大切な人への願いも込められています。家族で新年におせちを食べることで、お互いの今年一年の幸運を願っているのです。
おせちの具に込められた意味なども把握しつつ、豪華なおせちを堪能してお正月をハッピーな気持ちで過ごしましょう。
おせちの具が持つ意味
おせちの具には、以下のような意味が込められています。
- 黒豆…無病息災、長寿祈願
- 紅白なます…家庭の土台を築き、安定させる
- 紅白かまぼこ…紅に魔除けと白の神聖さに加え、形が日の出を思わせて縁起がよい
- 筑前煮…家庭運上昇
- ごぼう…家庭や家業の安定
- れんこん…けがれなく、見通しのよい年になるよう
- エビ…長寿祈願と魔除け
- 田作り…豊作祈願
- 栗きんとん…きんとんは漢字で金団と書き、お金を連想させる
- 昆布巻き…喜ぶの語呂合わせと、子宝祈願
- 数の子…子宝祈願、子孫繁栄
- 伊達巻き…学業成就、見栄えのよさ
このほかにも、鯛や鰤が含まれていることが多いです。鯛は「めでたい」、鰤は出世を願う意味が込められています。
おせちは絶対に食べなければいけないの?
おせちは日持ちするよう作られているので、味付けが少し濃いめです。そのため、どうしても苦手なものがある可能性が十分にあります。
エビや昆布など、アレルギーや病気のため食べられないものがある場合は無理をして食べる必要はありません。対象を崩してしまうと、取り返しがつきません。
そうでない場合は、縁起物なので少し食べてみましょう。体が受け付けないほど嫌いであれば、無理をする必要はありません。おせちの具が持つ意味を把握しつつ、新年を祝いましょう。
まとめ
おせちには、意味と願いが込められています。また、おせちの具にもそれぞれ意味があるので、ぜひいろいろなおかずを少しずつ楽しみましょう。