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豚肉には様々な部位がある
家庭料理でよく使われる肉といえば、手頃な価格で美味しい脂が特徴の「豚肉」です。一口に豚肉と言っても、部位によって脂の乗り具合や最適な調理法が異なります。
この記事では、豚肉のさまざまな部位とそれぞれの使用法を解説しています。さらに、スーパーで見つけることができる、少し珍しい豚肉の部位についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
豚肉の部位とその使い方
スーパーでよく見かける豚肉の種類とそれに適した調理法を紹介します。
1.豚肩ロース
肩ロースは脂と赤身のバランスが良く、旨味と適度な食感が特徴です。脂の量がロースより多く、肉のコクも感じられます。しゃぶしゃぶや生姜焼きにすると美味しくいただけます。
2.豚ロース
ロースは様々な年齢層に人気の豚肉の部位で、赤身は柔らかく、脂には甘みがあります。薄切りにすれば豚丼や炒め物に、厚切りにすればポークソテーに適しています。ブロック状のロースは、チャーシュー作りにも最適です。
3.豚ヒレ
豚のヒレ肉はよく見かける部位で、豚一頭からわずか約800gしか取れない希少な部位です。脂肪が少なくさっぱりしているのが特長で、ヒレカツやステーキに適しています。茹でてサラダにも使えます。
4.豚バラ
豚バラ肉は赤身と脂肪の層が特徴の部位です。油の風味が楽しめて、ボリュームのある料理に最適です。薄切りは回鍋肉やしゃぶしゃぶに向いており、ブロックで購入すれば角煮やチャーシューを作ることができます。
5.豚モモ肉
モモ肉は赤身が多い部位で、あっさりとした味わいが特徴です。価格も比較的手頃で、火を通しすぎると乾燥しやすいです。炒め物やしゃぶしゃぶに向いていますが、炒めすぎには注意しましょう。
6.豚スネ肉
すね肉は筋肉が多い部位で、火を通すと固くなりがちという印象があります。焼いたり、あぶると硬く仕上がることが多いですが、煮込み料理で使うと柔らかくなり、美味しく仕上がります。
7.スペアリブ
豚のスペアリブは、肩の部分の下のあばら骨に付いている肉を指します。この部位は厚みがありジューシーなので、焼肉やBBQに人気のある部位です。骨からは良い出汁が出るため、煮込み料理にも使えます。
スーパーで見かける豚肉の希少部位
かつては、希少部位がスーパーに並ぶことは珍しいことでした。しかし、最近では時折、希少部位を見かけることがあります。
- カシラ…一頭からわずか数百グラムしか取れず、鮮度が低下しやすい部位
- 豚トロ…一頭から500g程度しか取れず、肉の食感とジューシーさが特徴
- 豚ハラミ…一頭から約500gしか取れず、赤身で鉄分が豊富な部位
- 豚ランプ…一頭から2kg程度取れ、ステーキやとんかつなどに使われる
希少部位は常に店頭にあるわけではなく、価格もやや高めです。しかし、見つけたら是非購入し、様々な料理でその味を楽しんでみてください。
まとめ
豚肉には様々な部位があり、それぞれに特徴があります。料理に合わせて最適な部位を選ぶことで、美味しさがより一層引き立ちます。
様々な部位に合った料理法を覚えておくと、夕食のメニューがより豊かになります。部位によって異なる味わいや食感を楽しむのも、豚肉の魅力の一つです。