絶対に食べてはいけない『カレー』5選 ダメになっているサインと腐るまでの期間とは?

カレー

日本の家庭料理として定番のカレーは、週に1回は作るというご家庭も多いでしょう。しかし、カレーは保存方法によって食中毒を起こす危険性があるので注意が必要です。そこで今回は絶対に食べてはいけない腐ったカレーの特徴を紹介します。

「一晩寝かせたカレーは美味しい」は間違い!食中毒の危険も

カレーライス

昔は「カレーは一晩寝かせるとコクが出て美味しくなる」なんて言われていました。しかし、近年は食中毒の原因となるウェルシュ菌が増殖することが広く知れ渡り、常温のまま一晩寝かせる行為は危険だと周知されています。

ウェルシュ菌は加熱しても死滅することがないため、一度増殖してしまうと食中毒のリスクが一気に高まります。特に、ご年配の方や子どもは重症化する危険性が高いため、カレーの取り扱いには十分注意が必要です。

カレーが腐るまでの期間はどのくらい?

では、カレーが腐るまでの期間はどのくらいなのでしょうか。保存方法によって異なるので確認してみましょう。

  • 常温保存の場合は1日
  • 冷蔵保存の場合は3日
  • 冷凍保存する場合は1ヶ月以内

常温で放置する場合は、基本的に作ったその日のうちに食べてください。カレーの環境はウェルシュ菌が増殖しやすいため、冬場でも放置していると食中毒のリスクが高まります。

冷蔵保存する場合は、3日以内食べ切りましょう。2〜3日作り置きする場合は、必ず容器に移し替えてしっかり密閉させた状態で冷蔵保存してください。

冷凍保存した場合は、3週間〜1ヶ月日持ちすると言われています。しかし、冷凍保存すると食感や味が劣化してしまうため、やはり本来の美味しさを保ったまま冷蔵保存する方法がおすすめです。

食中毒に…!?絶対に食べてはいけない『カレー』5選

バツ印を示す女性

カレーの中でウェルシュ菌が増殖し腐ってしまうと、ある特徴が現れます。ここで紹介する絶対に食べてはいけないカレーの特徴が見られたら、勿体ないと思っても処分してください。

1.表面に白い膜が張っている

カレーの表面に白い膜状のものが張っている場合、見た瞬間に「なんだか食べたらダメな気がする」と感じる人は多いでしょう。

実際、表面に白い膜が張っている場合は、時間経過によってカレーの質が劣化している証拠です。腐っている可能性も十分にあるので、無理に食べずに処分しましょう。

2.ネバネバと糸を引いている

カレーをおたまで掬った際、ネバネバと糸を引いている光景を目にしたことはありませんか。「カレーにはとろみがあるから」と目を逸らしていると、食中毒症状を招く危険性があります。

ネバネバと糸を引いている場合、ウェルシュ菌が増殖している可能性があり、食中毒のリスクが高まります。特に小さなお子様がいるご家庭では、症状が重症化する危険性があるので、絶対に捨ててください。

3.白や緑の斑点が浮いている

白や緑の斑点が浮いているときも注意が必要です。白や緑の斑点の正体は「カビ」です。カビが生えている食品は衛生的に口に入れたくないですよね。

カレーの場合、カビが浮いている部分だけを取り除けば問題ない、ということはありません。カレー全体にカビ菌が広がっている可能性が高いので、食べてしまうと腹痛などの症状に悩まされる危険性があります。

4.鼻につくような酸っぱい異臭がする

一晩置いたカレーの匂いを嗅いだ時、どこか鼻にツンとつくような刺激臭や酸っぱい匂いを感じることはありませんか。この異臭の正体もカレーの品質が著しく劣化しているサインです。

昨夜作ったカレーの匂いと比較して、どこか違和感を覚えるような匂いに変化している場合は、安全を考慮して廃棄するべきでしょう。

5.舌がピリついたり異様な酸味を感じる

ウェルシュ菌は見た目にわかりやすく変化が現れるわけではありません。そのため、食べてから「何かがおかしい」と違和感を覚えることもあります。

舌がピリついたり、異様な酸味を感じる場合は、すぐに食べるのをやめて廃棄しましょう。すでに腐敗が進行しているために味や食感に異変が生じている可能性があります。

腐ったカレーは危険!食べずに廃棄処分して

いかがでしたか。ウェルシュ菌は腹痛や消化器症状などを引き起こし、最悪の場合、重症化する危険性もあります。腐ったカレーの特徴が現れている場合は、無理に食べずに処分するようにしましょう。

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